地球外生命体を宿した暗殺者   作:蛇廻

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惣「ホテルに潜入して二階に上がることに成功した俺たち、そこで第三者が雇ったであろう殺し屋と遭遇する」

万「最初はただの客だと思ったが、不破のおかげでそいつが殺し屋だとわかり、烏間先生がやられたが俺のおかげで殺し屋を撃破!!」

惣「でも気絶はやりすぎだろ・・・・そういえば一つ思ったんだけどさ、お前もジュース飲んでたよな?なんで大丈夫なんだ?」

万「あ?知らねぇよ!俺がすげぇんじゃねぇか!?」

惣「そんなわけないだろ・・・・ま、いっか」

万「さぁ、どうなる第43話!!」

惣「勝手に言うなよ!?」



第43話 カルマの戦い

惣一side

 

 

毒使いの男を倒して烏間先生も目を覚まし、さらに登って5階。そこは展望台のようになっていて、外が見渡せるようになっている。そんな展望台に、一人の男がガラスに寄りかかっていた。あ〜・・・・二人目か。

 

「雰囲気でわかるようになってきたわ・・・・どう見ても殺る側の人間だ」

 

吉田がそう言ったが、おそらく吉田以外の全員も気づいているだろう。てか、だったら隠れてても意味ないんじゃ・・・・・。そう思っていると、男が手だけでガラスに大きなひびを入れた。

 

「・・・・つまらぬ。足音を聞く限り手強いと思える者が誰もおらぬ。精鋭部隊出身の引率教師がいるはずなのにぬ。・・・どうやらスモッグの毒にやられたようだぬ。相打ちってとこかぬ・・・出てこいぬ」

 

やっぱ気づかれてたか・・・・。俺たちはおとなしく隠れるのをやめて出て行く。なんだが・・・うん・・・その・・・・。

 

「なぁ、惣一」

 

「なんだ、万丈?なんとなく言いたことはわかるが言ってみろ」

 

「ぬ、多くねぇか?あのおっさん」

 

((((言った!よかった万丈(バカ)がいて!!))))

 

久しぶりにみんなの意見が一致したな・・・・。それにしてもさすがだ、万丈。お前じゃなきゃ言えないことだぜ。あ、カルマがいたか。

 

「ぬ、をつければ侍っぽくてかっこいいと聞いたことがあるぬ」

 

「あぁ、外国人か」

 

「別に間違ってるならそれでもいいぬ。ここにいる奴らを全員殺してからぬをとれば恥にもならぬ」

 

その男はそう言いながら手をポキポキと鳴らしている。

 

「素手・・・それがあなたの武器ですか」

 

「こう見えても需要があるぬ。身体検査に引っかからない利点は大きいぬ。・・・・・だががっかりぬ。お目当の相手がこのざまじゃ殺る気も失せたぬ。ボスと仲間を呼んで皆殺しぬ」

 

男がトランシーバーを取り出すと、カルマが近くにあった植木鉢を掴んでトランシーバーを粉々に壊した。・・・あいつ、万丈じゃないよね?

 

「ねぇおじさんぬ、速攻仲間呼んじゃうあたり、中坊とタイマン張るのも怖い人?」

 

『おいおい・・・あんな挑発して大丈夫なのか?』

 

いや、問題ないだろう。顎が引けてるしな。

 

『顎だ?』

 

あぁ、今まであいつは人を挑発するときに顎を突き出し人を見下ろすような姿勢をしていた。だが、あいつは今しっかりと相手を見ている。どうやら、この間のテストで学んだようだな。

 

さて・・・・・この狭い空間、奇襲もできない相手に、どう戦うんだ?

 

最初にカルマが植木鉢を男に向かって振るが、すぐに掴まれ簡単に握りつぶされる。武器を失ったカルマはすぐに後退し、それを追うように男も前に出た。カルマの頭を掴もうと手を前に突き出すが、カルマはその手を避け、もしくは逸らしたりしながら掴まれるのを避けている。

 

『・・・・おい、あの動き見覚えがあるんだが』

 

「えぇ、烏間先生の防御テクニックですね」

 

「授業で受けてた覚えはないんだが・・・・目で見て盗んだのか。すげぇ」

 

『だが、避けてばかりじゃ意味がないぞ』

 

「それはカルマも承知の上だろう。さぁ、どうするんだ?」

 

こちらが話したことを相手も話した。それに対してカルマの答えは・・・・

 

「そうかな?俺があんたを引きつけている隙にみんながちょっとずつ抜けるのもアリかと思ったんだけど・・・・・・安心しなよ、そんなセコイことは無しだ。あんたに合わせて正々堂々、素手のタイマンで決着をつけるよ」

 

・・・・・・いや、あいつが正々堂々って・・・・ありえないだろ。

 

だが、カルマは宣言通り正面から立ち向かって行く。数回拳を突き出し、その内の一発が男に当たる。ブロックが間に合わず、男は膝に蹴りをくらい、カルマに背中を見せた。それをチャンスとみて、カルマは男に向かって行ったが・・・・

 

「なっ!?」

 

「それはあの毒使いの・・・・」

 

男はカルマに向けて毒使いが使っていたガスを噴射した。紫色の煙だったし、ネビュラガスはなかったみたいだが・・・・・

 

「おい!卑怯だろ!!」

 

「俺は一度も素手だけとは言ってないぬ。こだわることにこだわりすぎない。これもこの業界を長くやって行く秘訣ぬ。至近距離のガス噴射、予期していなければ避けることなど絶対に・・!」

 

『あっ・・・・』

 

目には目を、歯には歯を・・・・・ガスにはガスってか?カルマのガス噴射を予期できていなかった男は至近距離でガスを食らってしまった。・・・・これもネビュラガスは無しか、あの一本だけだったのか?

 

男は驚きながらも最後の力を振り絞ってナイフを取り出したが、今の状態はカルマでも簡単に対処ができ、手を掴んで倒れさせた。

 

「ほらほら、寺坂早く早く!」

 

カルマは男を捕まえながら寺坂を呼ぶ。

 

「こんな相手、ガムテと人数使わなきゃ勝てないって!!」

 

「あ・・・・・へっ!そうだな、テメェが素手のタイマンの約束とか、もっとねぇわな!!」

 

「ぬぉおおおおお!!?」

 

寺坂のその言葉を合図に、俺と渚以外の来ていた男子全員が男に乗りかかり、ガムテが拘束していく。結局、男は何もできずに拘束された。

 

「何故・・・俺の攻撃を読んでいたぬ・・・・お前は読んでいたからガスを吸わなかったぬ・・・・何故ぬ!?俺は素手しか使ってなかったのにぬ!」

 

「当然っしょ?素手以外の全部を警戒してたよ」

 

「ぬ?」

 

「おじさんぬが素手のタイマンをしたかったのは本当だろうけど、ここで俺たちを止めるにはどんな手も使わなくちゃいけない。あんたのプロ意識を信じたんだよ。信じたから警戒してた」

 

『ふっ・・・なるほどな』

 

あいつ・・・変わったな。いい感じに。

 

男もカルマの言葉に納得したのか、男は体から力を抜いた。

 

「ふっ・・・大した奴だぬ、少年戦士よ。負けはしたが、楽しい時間を過ごせたぬ「え?何言ってんの?」・・・ぬ?」

 

「これからじゃん楽しいのは」

 

これで終わったかと思ったが、カルマが取り出したのはチューブのわさびとからしだった。・・・・え?

 

「な、なんだぬ?それは?」

 

「わさび&からし、おじさんぬの鼻の穴にねじ込むの♪」

 

「なぬぅ!?」

 

「「「「ヒィ!!」」」」

 

そこからカルマの動きは早かった。開口器で口を開かせ、鼻フックで鼻を広げ、拘束されて何もできない男に拷問のようなことをしていく。

 

『・・・・惣一。あいつ、何も変わってなくないか?』

 

あぁ・・・・あいつ将来大丈夫か?

 

それから数時間後、男は悲惨な状態で発見されたらしい。

 

 




なんか久しぶりにこんな戦闘シーンを書いた気がする。主人公じゃないけど。

万丈にここをやらせてもよかったかもね。まぁ、万丈には他にやってもらいたいこともあるし・・・・いっか!

感想、評価等宜しくお願いします!

それでは、チャオ!!
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