万「なぁ、この説明毎回すんのか?ここ最近ずっと聞いてるけど」
惣「あらすじの始めに使いやすいんだよ。ってかお前は何やってんだよ。俺が苦労している時に」
万「何が苦労だ!全てエボルトにやらせてただろ!そもそも最近何も活躍してねぇだろうが!」
惣「おまっ、人が気にしてるところを!!」
万「こんな奴放っておいて、第46話どうぞ!!!」
惣「あっ、おいこら!お前勝手に!!」
惣一side
見張りのやつを倒して本物の銃を手に入れた後、俺たちが来たのはコンサートホールだ。そこで、俺たちはバラバラに散らばって隠れている。理由はステージ上にいる男だ。銃を咥えている以上、あいつも殺し屋だろう。・・・・・ってか、なんで咥えてんだ?
「15?・・・・いや、16か。呼吸も若い、ほとんどが10代半ばか。驚いたな、動ける全員で乗り込んで来たのか」
おいおい・・・・・この広い空間でそんなこと分かんのかよ・・・纏ってる雰囲気も、今までのやつらとは違うな・・。男は咥えていた銃を自分の後ろにある照明に発砲した。
「言っとくが、このホールは完全防音だ。全員殺し終わるまで誰もこねぇ。お前ら人殺す準備なんてしてねぇだろ?おとなしくボスに頭下げ!」
男がそこまで言ったところで、再び銃声が鳴り響いた。だが、発砲したのは男ではない。・・・・・速水の方か。速水が撃った弾は男から外れ、後ろの照明に当たった。
「実弾!?しかも今の発砲音は・・・・・手下のM60を奪ったのか!?」
男は驚いているが・・・・・ありゃ、危険を感じてねぇな。
『あぁ・・・むしろ喜んでやがる』
ってかあいつ、銃弾が入ってる銃を咥えてたのかよ。危ねぇな・・・・・・ってまぶ!!あいつ、照明つけやがった!!
「意外と、美味い仕事じゃねぇか!!」
クッソ・・・・・反射でうまく見えない!!何をしてんだ、あいつは!!
「今日も元気だ、銃がウメェ!!」
次の瞬間鳴り響いたのは銃声。どうやら男が撃ったらしい。・・・・・まさか、速水がいるところを?たったあれだけで速水の居場所を見つけたってのかよ!!
「一度発砲した敵の位置は絶対忘れねぇ!!俺は軍人上がりだ、これ以上の一対多なんていやってほどやって来たし、その時の銃の調子を味が確認する感覚を身につけた」
なるほど・・・・・道理で纏っている雰囲気が違うわけだ。超えて来た修羅場の数が違いすぎる。
『惣一も似たようなもんだろ。怪物と戦って来たなんて、普通に考えたら十分修羅場を越えてるさ』
そんなもんかねぇ・・・・とりあえず、今はこの状況をどうするかだ。ブラッドスタークになろうにも、音でバレちまうからなぁ・・・・・。
「速水さんはそのまま待機!今撃たなかったのは懸命です、千葉君!君はまだ敵に位置を知られていない。先生が敵を見ながら指示するので、ここぞという時まで待つんです」
「なっ!どこから喋って・・・・ん?」
この声・・・殺せんせーか、どこにいんだ?え〜と・・・・・・あ、敵の目の前か。
「てめぇ!!なに齧り付きで見てやがんだ!!」
そりゃそうなるよな・・・・俺でもイラつくし。でも、さすがは完全防御形態。あんだけ銃弾くらってんのに大丈夫そうだな。
「ヌルフフフ、熟練の兵士に中学生が挑むんです。このぐらいの視覚ハンデはいいでしょう」
「ちっ・・・・」
「では木村君!五列左にダッシュ!!」
なるほど・・・シャッフルか。これなら、俺たちが男を見なくても行動できる。
「寺坂君と吉田君はそれぞれ左右に三列!」
木村に続いて、寺坂と吉田も移動する。
「死角ができた!この隙に茅野さんは二列前進!!」
『だが、奴も手練れだ。下手したら、名前を覚えられちまうぜ?』
「カルマ君と不破さんは同時に右八!!磯貝君、左に五!!」
そうだよなぁ・・・・・実際、最初は慌てていた奴も落ち着きを取り戻している・・・・どうすんだ、殺せんせー?
「出席番号12番!!右に一で準備しつつそのまま待機!」
「へ?」
『なるほど、出席番号か!これなら奴は誰だかわからない!』
「四番と六番は椅子の間からターゲットを撮影!舞台上の様子を、律さんを通して千葉君に伝達!!」
これでさらに混乱させられるな。
「漫画好きとポニーテールは左前に前進!!」
おまけに特徴もかよ、俺が混乱しそうなんだけど。
「コブラは斜め右に前進!!」
『惣一、お前だ!』
あっ、俺か!えーと、右斜め前っと・・・・・。
「最近竹林君イチオシのメイド喫茶に興味本位で行ったらちょっとハマりそうで怖かった人!錯乱のため大きな音を立てる!!」
「ウルセェーー!!俺もキャッスルって呼べや!!てかなんで行ったの知ってんだてめぇえええ!!!」
おぉ、怒りも混ざって結構でかい音が響いたな。
『あのタコ・・・・生徒の秘密をどんだけ掴んでんだ?』
さぁな。でも、おかげで十分混乱させられたぜ。そろそろ頃合いだろ。
「さて千葉君、いよいよ狙撃です。次の先生の指示の後、君のタイミングで撃ちなさい。速水さんは状況に応じて彼のフォロー。敵の行動を封じるのが目的です。・・・・・が、その前に表情を表に出すことの少ないあなたたちにアドバイスです」
アドバイス・・・か、あの二人は今暗殺の失敗で自分の腕に迷いを生じてるはずだ。
「言い訳や弱音を吐かない君たちは、『あいつだったら大丈夫だろう』と勝手な信頼を押し付けられたり、苦悩していても誰にも気づいてもらえないこともあったでしょう」
二人から返事はない。だが、何か思うところがあるだろう。
「でも大丈夫。君たちには同じ経験を持つ仲間がいます。プレッシャーを一人で抱える必要はない。安心して引き金を引きなさい」
『・・・・惣一、あの野郎場所に検討をつけてやがるぞ』
何?・・・・確かに、ある一点を見てるな。あの場所は・・・・
「出席番号12番!立って狙撃!!」
「そこだぁ!!」
椅子の後ろから人影が飛び出し、その人影の額を銃弾が貫いた。・・・・まんまと引っかかったな。
「なっ!?人形!?」
あの場所にいた出席番号12番は菅谷だ。千葉じゃない。おまけに今額を貫かれたのは菅谷があの椅子の後ろで作った人形。あいつを騙せたし、かなりの隙を作り出せたな。
「分析の結果、狙うならあの一点です!」
「OK!」
この隙に千葉も飛び出し、発砲する。
「・・・へ、へへ・・・外したな。これで二人目も、場所が!!」
自分が無事なことから外したと思ったらしく、奴は千葉に銃口を向けた。が、その背中を照明が襲った。千葉が狙ったのは男じゃない。吊り照明の金具だ。
「く・・・そがぁ!!」
どうやら倒しきれなかったらしく、千葉に向けて再び銃口を向けた。が、その銃も別のところから放たれた弾丸に弾き飛ばされた。
『速水か・・・やっと当たったな』
それ、本人に言うなよ?にしても、なんとか倒せたな。すでに男子組がガムテでぐるぐる巻きにしている。これで3人目だな。
「ふぅ・・・音立てずに作ってたから疲れたぜ」
「お、お疲れ様菅谷」
「おぉ・・サンキュー」
菅谷は大変な役割だったからな。
『しっかし、音立てずに作れるもんなんだな』
「あぁ、それ思った。実際気づかなかったし」
「気づかれたらアウトだろ」
『そりゃそうだな』
とにかく、これで八階はクリアだな。最上階まで後もう少しだ。
本気でそろそろ主人公を活躍させないと・・・・ただの進行役になりつつある・・・。
なんとかこの潜入の間に活躍させる場面を作ります!(ただの意気込み)
感想、評価等宜しくお願いします!
それでは、チャオ!!