地球外生命体を宿した暗殺者   作:蛇廻

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今回は番外編です!

今までの話でも何回か出てきましたが、有希子がエボルトやブラッドスターク、スマッシュのことを知っているわけが明かされます!

では、番外編をどうぞ!!


番外編 惣一と有希子の再会

惣一side

 

 

これは、まだ月が三日月ではなかった頃の話。つまり、俺たちが3年E組になるよりももっと前の事だ。

 

その頃、俺はもともと住んでいたこの町を離れて、エボルトと共にスマッシュを倒して成分の回収をしていた。フルボトルが多い方が戦いも有利になるし、俺自身の力量もあげられるって事でエボルトの指示の元で戦っていた。

 

そして、ある程度成分を回収したためこの町に戻り、家の地下室でボトルの浄化を行なっていた時だった。

 

『ん?』

 

「どうした?エボルト。まさか、またスマッシュか?」

 

『あぁ、それもかなり近いぞ』

 

「ちっ・・・・まだ浄化が終わってないんだがな」

 

『だが、放っておくわけにはいかないだろう?』

 

「あぁ、当然だ。すぐ行くぞ」

 

俺はエボルトにそういって、トランスチームガンとコブラフルボトル、さらに浄化ができている数本のフルボトルとエンプティボトルを持ち、コブラフルボトルをトランスチームガンに装填する。

 

『コブラ!』

 

「蒸血・・・」

 

『ミスト・マッチ!コッ・コブラ・・・・コブラ・・・ファイヤー!!』

 

『エボルト、場所はどこだ?』

 

そう聞くと、俺の頭に場所のイメージが浮かぶ。エボルトが送ってくれたみたいだ。

 

そのイメージの場所に向かって地下室から転移する。

 

煙が晴れると、そこには藍色の体に両手に剣を持っているスマッシュ、そしてそのスマッシュに迫られて腰を抜かしている少女だった。

 

『おらっ!』

 

俺はそのスマッシュに近づき、回し蹴りを決める。

 

『おい、お前大丈夫か?』

 

「えっ?あ・・あの・・・」

 

ん?こいつの顔・・・どっかで・・・。

 

『あぁ、驚かせちまったか。悪いな、こんな姿で。俺の目的はあくまでも奴であって、お前じゃない。動けるんなら、早く逃げるんだな』

 

「は、はい!」

 

彼女は返事をすると、ゆっくりではあるが逃げて行く。とりあえず、遠ざけれれば大丈夫だろう。

 

『おっと、行かせるわけがないだろう!!』

 

彼女を追おうとしていたスマッシュの肩を掴んで止め、その顔面を思いっきり殴る。

 

『思いの外簡単に吹っ飛んだな・・・。さて、こいつを使ってみるか・・』

 

スチームブレードを取り出し、二つに分解、トランスチームガンと合体させる。

 

『ライフルモード!』

 

すると、小型の拳銃から大型のライフルへと変わる。さらにロケットが描かれている『ロケットフルボトル』を数回振ってトランスチームガンに装填する。

 

『フルボトル!』

 

『さぁ、こいつはどんなボトルかな?』

 

『スチームショット!!』

 

トリガーを引くと、銃口からロケット型の弾丸が発射される。ロケットは真っ直ぐスマッシュに迫っていったが、それゆえか簡単に避けられてしまう。が、目標に避けられたロケットは軌道を変え、再びスマッシュに向かっていった。

 

『おぉ・・・誘導弾か。こいつはなかなか使えるな』

 

さすがにスマッシュもこれは想定外だったらしく、今度は直撃した。

 

立ち上がったスマッシュは不利だと思ったのか、今度は分身し始めた。

 

『ほう・・・・分身か。それならば、これが使えるかもな』

 

俺は電球が描かれている『ライトフルボトル』を取り出し、数回振ってロケットフルボトルと交換する。

 

『フルボトル!』

 

『ほらよ、こいつでもくらっとけ!』

 

『スチームショット!!』

 

上空に向けてトリガーを引くと、上に向かって光弾が発射されて爆発する。

 

すると、辺りが一気に照らされて分身が一気に消えた。

 

『閃光弾だ・・・お前のような分身を作る相手には使えるだろう。さて、これで終わりだ』

 

『コブラ!』

 

ライフルモードから戻したトランスチームガンにコブラフルボトルを装填し、トリガーを引く。

 

『スチームブレイク!!』

 

発射されたコブラ型のエネルギーに飲み込まれ爆発した。

 

倒れたスマッシュにエンプティボトルを向け、成分を回収する。

 

『こいつもあとで浄化しないとな』

 

スマッシュを無事に倒し、これで安全だと思い変身を解除した。

 

「えっ・・・・・惣一・・君?」

 

「はっ?」

 

声がした方を向くと、先ほどスマッシュに襲われていた少女が立っていた。まさか、まだ近くにいたとはな・・・。いや、それよりもだ・・・。

 

「お前・・なんで俺の名前を・・・」

 

彼女は近づいてくる。どうして俺の名前を知ってるんだ?いや・・・俺もこいつを知っている?どこだ・・・いつ、どこでだ?そもそも俺を名前で呼ぶ奴なんて・・・。

 

そこまで考えて、一人の少女が頭に浮かんだ。まだエボルトと会う前・・・よく一緒に遊んでいた唯一の幼馴染が。

 

「お前・・・まさか有希子か?」

 

「やっぱり、惣一君だよね!?」

 

有希子は驚きの声をあげながらも抱きついてきた。まさか、こんなところで会うなんてな・・・。

 

「今まで何やってたの!?急にいなくなって・・・心配したんだよ!?それに、今のは・・・」

 

「わ、わかった、わかったから落ち着いてくれ、しっかり説明するから」

 

そう言って有希子を落ち着かせ、トランスチームガンで有希子も一緒に地下室まで転移した。

 

「えっ!?こ・・ここって・・」

 

「俺の家の地下だ、ここなら落ちついて話せるからな」

 

そして、俺はスマッシュにフルボトル、ブラッドスタークのことと、エボルトの存在を教えた。

 

この時から、有希子はよくこの家に来るようになったし、よく一緒に行動するようになった。

 

その後、俺も有希子と同じ中学に編入したってのもあるけどな。

 

まぁ、これが有希子がスマッシュやエボルトのことを知ったときの話だ。

 

こうして、俺たちは再会することができたんだ。

 

 

 

 




惣一と有希子の再会はこんな感じでした!

これからもちょくちょく番外編を挟むかもしれませんが、それらも含めてよろしくお願いします!

次回は修学旅行のあと、あの転校生が登場します!

感想、評価等よろしくお願いします!!

それでは、チャオ!!
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