ガールズ&パンツァー ~白い死神~   作:ReiFeL@Ayuru

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今回久しぶりに、主人公達が乗る戦車【T-44-100】が登場します。

あと活動報告にて、主人公達のチーム名を募集しておりますので、良かったらコメント下さい。


3『捜索』

 

 

ーside優音ー

 

 

 

桃「思ったより集まりませんでしたね」

 

 

 

柚子「全部で22人です、私たちを入れて25人」

 

 

 

杏「まぁ〜何とかなるでしょ、結果おーらい〜」

 

 

 

やぁ、優音だよ。

 

 

 

今私達は戦車道受講者と一緒にグラウンドの倉庫前に居るよ。

 

 

 

華「いよいよ始まりますわね」

 

 

 

みほ「うん…」

 

 

 

彩月「そんなくよくよしないで!ほら、笑顔笑顔!」

 

 

 

内海「みほさん、元気だして」

 

 

 

みほ「ありがとう彩月さん、内海さん」

 

 

 

武部「さらにモテモテになったらどうしよう〜」

 

 

 

優音「それは無いんじゃないかな?」

 

 

 

武部「やってみないと分からないじゃん!」

 

 

 

ん?誰かこっちに来るね?

 

 

 

磯辺「おーい、千歳と優音じゃないか」

 

 

 

優音「おっ、磯辺じゃないか」

 

 

 

千歳「こんにちは、磯辺さん」

 

 

 

そう言えばバレー部も戦車道やるんだったね。

 

 

 

実は知り合った後、時々練習に付き合ったり、練習後にご飯を食べに行ったりしてたら仲良くなってたよ。

 

やったね。

 

 

 

 

みほ「あの、この方達は?」

 

 

 

華「優音さん達のお友達ですか?」

 

 

 

優音「そうそう、この人達はバレー部(仮)の人達だよ」

 

 

 

磯辺「(仮)言うな!あっ、それと私は磯部典子って言います、よろしくお願いします、それにそこの背番号が3の娘は近藤妙子、背番号6が佐々木あけび、背番号5が河西忍です」

 

 

 

近藤・佐々木・河西「よろしくお願いします」

 

 

 

みほ「私は西住みほです、よろしくお願いします」

 

 

 

武部「私は武部沙織、よろしくね〜」

 

 

 

五十鈴「五十鈴華と言います、よろしくお願いしますしますね」

 

 

 

磯辺「ていうか、優音達も戦車道するんだな」

 

 

 

優音「まぁ戦車が好きだからね」

 

 

 

磯辺「意外だな、あんなバレー上手いのに」

 

 

 

まぁ前世で現役でバレー部だったからね。

 

 

 

桃「これより、戦車道の授業を開始する」

 

 

 

秋山「あの!戦車はティーガーですか?それとも…」

 

 

 

すまない、秋山さん。

 

 

 

そんな立派な戦車は今のところ無いんだ。せいぜい私達のt-44-100くらいだよ。

 

 

 

杏「えぇ〜と、なんだったけな?」

 

 

 

杏は倉庫の扉を開けた

 

 

 

『『『うわぁ〜…』』』

 

 

 

そこには錆だらけのIV号戦車D型があった。

 

 

 

優季「何これ〜」

 

 

 

桂利奈「ボロボロ〜…」

 

 

 

あゆみ「ありえな〜い…」

 

 

 

みんな落ち込んだ顔をしてるね…

 

 

 

そりゃあんなに錆だらけの戦車を見せられるとね…

 

 

 

五十鈴「わびさびでよろしいんじゃ…」

 

 

 

武部「これはただの鉄錆び…」

 

 

 

その時、千歳とみほがIV号に近ずいた

 

 

 

千歳とみほがIV号戦車に触りながら

 

 

 

千歳「装甲も転輪も大丈夫そうですね」

 

 

 

みほ「うん、これで行けるかも」

 

 

 

『『『おぉ〜』』』

 

 

 

いいね、このシーン好きだなぁ…

 

 

 

ていうか秋山さん本当に嬉しそうな顔をしてるね。

 

 

 

さて、これから戦車探しか…

 

 

 

ーsideoutー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーsideみほー

 

 

 

武部「どこにあるって言うのよー!!」

 

 

 

五十鈴「駐車場に戦車は止まってないかと…」

 

 

 

こんにちは、西住みほです。

 

 

 

今私は武部さん、五十鈴さん、優音ちゃんに彩月さんと一緒に戦車を探しています。

 

 

 

何故こうなったかと言うと今ある戦車があのIV号しかなくて会長が

 

 

 

《じゃあ戦車探そっか!》

 

 

 

と言って今に至ってます…

 

 

 

しかも手がかりは何も無いんです…

 

 

 

あっ、ちなみに千歳ちゃんと内海さんは自分たちの戦車の整備をしに一旦家に戻るそうなので別行動中です。

 

 

 

武部「だって一応は車じゃない!」

 

 

 

彩月「いや、もし止まってたら誰か報告してるでしょ」

 

 

 

優音「彩月、正論言うのは可愛そうだから止めてあげて…」

 

 

 

武部「じゃあ裏の山林行ってみよ!なんとかを隠すには林の中って言うしね」

 

 

 

あれ?誰か気の後ろに隠れてますね…

 

 

 

とりあえずみんなについて行きましょう

 

 

 

五十鈴「それは森です…」

 

 

 

みんな歩き始めましたけど後ろの人着いてきますね…

 

 

 

どうしよう…

 

 

 

よし!こうなったら戦車探しを手伝って貰えるように誘っちゃいましょう!

 

 

 

みほ「あっ、あの!」

 

 

 

?「はぃッ!?」

 

 

 

みほ「良かったら、一緒に探さない?」

 

 

 

?「いいんですか!あっ、あの…普通2課2年3組の秋山優花里と言います、えっと…不束者ですがよろしくお願いします!」

 

 

 

そんな深々礼しなくても…

 

 

 

五十鈴「こちらこそお願いします、五十鈴華です」

 

 

 

武部「武部沙織!」

 

 

 

内海「私は小鳥遊 内海(たかなしうつみ)」

 

 

 

みほ・優音「「私は…」」

 

 

 

みほ・優音「「あっ、」」

 

 

 

優音ちゃんと喋るタイミングが被っちゃいました…

 

 

 

秋山「存じ上げております!西住みほ殿と島田優音殿ですよね!」

 

 

 

あっ、私の喋るタイミング…

 

 

 

みほ「あっ、はい…」

 

 

 

秋山「では行きましょう!」

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

今私達は裏山に来てます。

 

 

 

本当に戦車なんてあるのかなぁ…

 

 

 

五十鈴「?」

 

 

 

?どうかしたんでしょうか?

 

 

 

武部「どうかした?」

 

 

 

五十鈴「スンスン…あっちから匂いが…」

 

 

 

匂い!?

 

 

 

秋山「匂いでわかるんですか?」

 

 

 

彩月「スンスン、私にはなんにも匂わないよ」

 

 

 

優音「僕もだね」

 

 

 

五十鈴「花の香りに混ざってほんのりと鉄と油の匂いが…」

 

 

 

彩月「凄い嗅覚してるねぇ」

 

 

 

五十鈴さんの嗅覚はどうなっているんでしょう…

 

 

 

武部「華道やってるとそんな敏感になるの?」

 

 

 

優音「いや、多分五十鈴さんだけだと思う…」

 

 

 

秋山「では、パンツァーフォー!」

 

 

 

武部「パンツのアホ!?」

 

 

 

あはは…最初はそう聞こえちゃうよね…

 

 

 

みほ「パンツァーフォー、戦車前身って意味なの」

 

 

 

彩月「でもいくらなんでもそんな間違えしないと思うけどね…」

 

 

 

優音「きっと変態なんでしょ」

 

 

 

武部「ち、違うよ!」

 

 

 

あっ、武部さんの顔が赤くなってる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

草むらを移動中…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

武部「あっ、あったー!」

 

 

 

38t…

 

 

 

五十鈴「この戦車はどういう戦車なんですか?」

 

 

 

秋山「この戦車は38tって言って、ドイツの初期の電撃戦を支えた重要な戦車なんです!あっ、ちなみに38tのtはチェコスロバキア製って意味なんですよ!」

 

 

 

秋山さんすごく生き生きしてる…

 

 

 

戦車が本当に好きなんだろうね。

 

 

 

武部「今すごく生き生きしてたよ…」

 

 

 

秋山「ごめんなさい…」

 

 

 

優音「大丈夫秋山さん、私も戦車好きだからその気持ちわかるよ」

 

 

 

秋山「優音殿…ありがとうございます!」

 

 

 

優音ちゃんナイスフォロー。

 

 

 

彩月「じゃあ生徒会に連絡しよ〜」

 

 

 

あっ、すっかり忘れてました。

 

 

 

優音「じゃあ私がやるよ」

 

 

 

みほ「お願い」

 

 

 

優音「任せろ」グッ!

 

 

 

なんか心配になるなぁ…

 

 

 

プルルルル…

 

 

 

桃『河嶋だ』

 

 

 

優音「おっ、桃ちゃんだ」

 

 

 

フフッ…桃ちゃんて…

 

 

 

武部「桃ちゃん…フフッ…」

 

 

 

桃『貴様!何回言ったら分かるんだ!』

 

 

 

優音「まぁそう怒らないでくれ、桃ちゃん先輩」

 

 

 

桃『先輩を付ければいいとかという問題ではない!あと敬語を使え!』

 

 

 

彩月「まぁた河嶋先輩弄ってるよ…」

 

 

 

桃『はぁ…もういい要件を言え』

 

 

 

優音「学校の裏山で38tを見つけた、結構錆びてるようだよ」

 

 

 

桃『裏山だな?了解、運搬は自動車部にやらせる。そのまま引き続き捜索に当たってくれ』

 

 

 

優音「了解、桃ちゃん先輩」

 

 

 

桃『はぁ…もう好きにしろ…切るぞ!』

 

 

 

ピーッピーッ…

 

 

 

優音「あれってもう好きに呼んでいいってことだよね?」

 

 

 

何か優音ちゃんが悪い顔してる…

 

 

 

彩月「好きにしろってことだからそうじゃない?」

 

 

 

優音「ふふふっ…」

 

 

 

武部「なんか怖いよゆん…」

 

 

 

この後私達は学校に戻り、他の捜索チームが89式、3突、M3リーを見つけたそうです。

 

 

 

 

そして翌日・・・・

 

 

 

河嶋「八九式中戦車甲型、38t軽戦車、M3中戦車リー、三号突撃砲F型、Ⅳ号中戦車Ⅾ型、どう振り分けますか会長?」

 

 

 

杏「見つけたもんが見つけた戦車に乗ればいいんじゃない?」

 

 

 

小山「え?そんな適当でいいんですか?」

 

 

 

杏「いいの、いいの。そのほうがいちいち話し合って決めるよりずっと効率いいから」

 

 

 

小山先輩の言う通り、そんなんでいいんですか会長…・その場にいたみんなが内心そう突っ込んでいた。それはさておきその後の結果戦車とメンバーは見つけたチームのものとなり、私は武部さんと五十鈴さん、秋山さんとIV号に乗ることになりました。

 

 

 

 

杏「あ! 千歳ちゃん」

 

 

千歳「はい。何でしょう」

 

 

杏「君の戦車の整備はもう終わった?」

 

 

千歳「はい」

 

 

杏「ならここにその戦車持ってきてもらえるかな?」

 

 

千歳「分かりました。優音、彩月さん、内海さん、行きますよ」

 

 

優音「分かった」

 

 

彩月&内海「「はーい」」

 

 

 

千歳ちゃん達四人はそう言い、家に向かっていきました。

 

 

 

 

 

 

 

―sideout―

 

 

 

 

―side千歳―

 

 

 

 

 

 

 

優音「さて……やりますか」

 

 

千歳「内海さん、準備は良いですか?」

 

 

内海「いつでもいけるよ」

 

 

彩月「こっちも準備できてるよ?」

 

 

千歳です。現在自宅近くのガレージでt-44-100を出す準備が終わったところです。

 

 

優音「それじゃあ行こうか。しかし、こいつに乗るのは中学以来だな」

 

 

内海「そうだね。そういえば、この子って砲を100㎜に変えてから1度も試射してないんだよね? 大丈夫なのかい?」

 

 

彩月「まあなんとかなるんじゃない? 撃ってない代わりに整備は入念にやって来たんだし」

 

 

千歳「そうですね。では行きましょう。早く行かないと怒られてしまいます。内海さん、エンジンをかけて下さい」

 

 

内海「了解」

 

 

内海さんはそう言うとすぐさまエンジンをかける。すると、ガレージ内にT-44-100のエンジン音が響き渡った。久しぶりですね、この子のエンジン音を聞くのも。

 

 

 

千歳「では行きましょう。T-44-100、前進!」

 

 

 

私はそう叫び、T-44-100を学園へと前進させた。

 

 

 

 

 

 

 

―sideout―

 

 

 

 

 

 

―sideみほ―

 

 

 

 

桃「皆ご苦労だった。後の整備は、自動車部の部員に今晩中にやらせる。それでは、本日は解散!」

 

 

「「「はーい」」」

 

 

 

みほです。千歳ちゃん達がいなくなった後、私達は自分達の乗る戦車の洗車をしました。そして現在洗車作業が終わり、解散となったところです。

 

 

沙織「早くシャワー浴びた~い」

 

 

優花里「はやく乗りたいですねぇ」

 

 

みほ「あっ、う、うん」

 

 

優花里「?」

 

 

秋山さんが私にそう言うが、私は曖昧な返答しかできなかった。すると、

 

 

 

 

ガガガガガガガッ!!!

 

 

 

 

どこからか戦車の走行音が聞こえてきた。

 

 

 

杏「おっ! 来たね」

 

 

 

会長が嬉しそうにそう言う。すると、1台の戦車がこっちに向かってきた。

 

 

 

みほ「あの戦車は……」

 

 

 

優花里「T-44です!それも100㎜砲搭載型ですよ! こんな貴重な戦車を見れるなんて感動です!」

 

 

私の隣で秋山さんが目を輝かせながらそう言う。

 

T-44……そうか、あの戦車は千歳ちゃん達のか。中学の時に見た時より見た目が少し変わってるなぁ。

 

そうしているとT-44-100はあっという間に私達のすぐ目の前まで近づきその場で停止する。そしてそのキューポラから千歳ちゃんが顔を出した。

 

 

 

千歳「会長、この子どこに置けば良いんですか?」

 

 

杏「ああ、あそこに置いといて」

 

 

 

会長は干し芋を食べながら、私達の戦車が置いてある車庫を指差す。

 

 

 

千歳「わかりました。では失礼s「あ、あの!」、はい?」

 

 

千歳ちゃんの言葉を遮り、秋山さんが声をあげる。

 

 

 

優花里「もしかして千歳殿達は、あの『白い死神』なのですか?」

 

 

千歳「ええ、まあ……それがどうかしたのですか?」

 

 

 

千歳ちゃんは苦笑いしながらそう答える。

 

 

 

優花里「もし良ければ、後でお話を聞かせてもらえないでしょうか?」

 

 

 

千歳「ええ、構いませんよ。では、失礼致します」

 

 

 

千歳ちゃんは会長へそう言い、T-44を車庫に移動させていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後千歳ちゃんと優音ちゃん、沙織さんに五十鈴さん、秋山さんを家に上げて、みんなでご飯を食べたりしました。戦車道をする事になって、まだ少し不安ですが、これから頑張っていこうと思います!

 

 

 

 






俺は止まらねぇからよぉ……だからよぉ……止まるんじゃねぇぞ………

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