ガールズ&パンツァー ~白い死神~ 作:ReiFeL@Ayuru
―side優音―
あれから午後、戦車道の本格的な授業が始まる。そして戦車道履修者は全員戦車格納庫に集まっていた。
千歳「みほさん、遅かったので心配しましたよ」
みほ「ごめんね。ちょっと寝過ごしちゃってね」
武部「教官も遅ーい。焦らすなんて大人のテクニックだよねー」
と、いらいらしながらそう言う武部。武部、あんまり期待しないほうがいいよ・・・・そう思っているとすごい轟音とともに上空から空自のC2改が飛んできた。あれだな、教官が乗ってるのは。するとC2改の後部ハッチが開きそこから陸自の最新鋭戦車10式戦車がパラシュート降下してきた。そして10式は無事に着地成功。しかし駐車場でスライディング着陸したため、赤い車に激突した。もちろん40トン以上の巨体に耐えられるはずもなく赤い車はひっくり返る
小山「学園長の車がっ!」
杏「あ~やっちゃたね~」
そんな小山先輩の悲鳴が聞こえてきた。あれって学園長の車か・・・しかも学園長の車はこのままでは済まなかった。10式がバック走行で踏みつけぺしゃんこにした。
千歳「あっ、あ~」
河嶋「ポテチ・・・・」
河嶋さんの言う通り、学園長の車はポテチのごとく真っ二つにぺしゃんこになった。あの車、保険入っているといいんだけど。けど戦車に踏みつぶされたって言って保険とか降りるかは不明だ。
優音「派手にやったね・・・・・千歳、あの戦車の車長って・・・」
千歳「ええ…あれは間違いないですね」
すると戦車は車を踏み潰したことを気にもせずにこちらに向かい停車した。そしてキュウーポラから人が出てきた。
蝶野「こんにちわ!」
挨拶をしたその人物は確かにかっこいい顔をした女性だった。やっぱり蝶野さんか・・・・それを見た武部は・・・
武部「・・・・・騙された」
五十鈴「でも素敵そうな方ですね」
と落胆していた。甘いよ武部、聞けば角谷さんはかっこいい人とは言ったが男性とは言ってない。つまり武部が勝手に勘違いしただけだ。それと五十鈴、ナイスフォロー。
河嶋「特別講師の戦車教導隊、蝶野 亜美一尉だ」
蝶野「よろしくね!、戦車道は初めての人が多いと聞いていますが一緒に頑張りましょう!」
そう言い皆を見る蝶野さん。すると私と千歳とみほに気付く。
蝶野「あら?西住師範のお嬢様に島田師範のお嬢様方じゃありませんか!?」
そう言うと、蝶野さんはこちらのほうに近づく
蝶野「師範方にはお世話になっているんです! お姉様や愛里寿ちゃんも元気?」
みほ「は、はい・・・・」
千歳「ええ。愛里寿もお母様も元気ですよ」
千歳はそう返事をするがみほは少し落ち込んで言う。
蝶野さんが私達島田流と関わることはあまりないけど、たまに家に挨拶に来てくれたりしていたから、私達は顔見知りなんだ。
「西住師範って?」
「島田師範って?」
「有名なの?」
とあたりがそう話すと
蝶野「西住流や島田流っていうのはね、戦車道の中でももっとも由緒のある流派なの!」
と、蝶野さんがそう説明してくれる。すると武部が手を挙げて
武部「教官! 教官はやっぱりモテるんですか!?」
そう言う。おそらく周りの話声でみほが暗い顔になったのを見て話題を変えてくれたんだろう。すると蝶野さんはう~んと首をひねり
蝶野「モテる、というより…、狙った獲物を外した事はないわ、撃破率は120%!!」
蝶野さんそれ答えになってませんよ。というより撃破率って何?狙撃でもするつもりなのか?
秋山「それで教官!今日はどのような訓練を行うのですか?」
と秋山が質問する。普通の教官なら操縦とかの基礎とか教えるんだけど蝶野さんの場合じゃ多分…あれだな
蝶野「本日は本格戦闘の練習試合、さっそくやってみましょう」
やっぱり・・・・
小山「え?い、いきなり実戦ですか?」
小山先輩が驚いてそう言う。まあ当然だろう
蝶野「何事も実戦あるのみよ、大丈夫、戦車なんてバーッと動かしてダーッと操作してダンッと撃てばいいんだから」
みんな不安そうな顔をする。蝶野さんって、言葉で教えるタイプじゃなくて体で覚えさせるタイプの人だからな。私達も初めてあの人の訓練を見た時は動揺したよ。
蝶野「それじゃあ、それぞれのスタート地点に向かってね」
蝶野さんに指示で皆戦車に向かう。さて、やりますか、そう思い私はT-44-100に乗り込んだ。が、一方他では・・・
「どうやって乗るのこれ~?」
「知ってそうな友達に訊いてみようか?」
「ネットで聞いたほうが早くない?」
戦車なんて触ったことも見いたこともない1年生たちがどう動かせばいいか悩んでいて一人がネットで調べていた。
磯辺「ここで頑張れば、バレー部は復活する!あの廃部を告知された屈辱を忘れるなっ!」
「「「はい。キャプテン!」」」
「ファイトー!!」
「「「「おぉー!!」」」」
八九式のチームは一致団結して士気が高かった。一方三突では
「初陣だぁー!」
「車篝の陣で・・・」
「いや、ここはパンツァーカイルで」
「一両しかないじゃん」
とまあ、こんな感じで練習試合が始まる。
千歳「じゃあ、内海さん。エンジンを始動させて下さい」
内海「了解」
そう言い内海はエンジンを始動させる。
彩月「久しぶりに暴れられて喜んでるよ、この子」
優音「そうだね」
私がそう言うと・・・・
秋山『やっほぉー!最高だぜー!!』
優音「ん?」
千歳「どうしたんですか?優音」
優音「いや、なんか秋山の声が聞こえたような気が」
千歳「はい?」
優音「いや、なんでもない」
気のせいだよな。あの秋山があんな声出すわけない・・・・たぶん。
蝶野『それでは、全戦車パンツァーフォー!』
と、蝶野さんの号令が始まる。
千歳「それでは、指定ポイントまで移動しましょうか。内海さん、前進してください!」
内海「わかった。」
そして、私達の乗るT-44-100(以降T-44)は動き出し、指定ポイントへと向かうのであった。
―sideout―
投稿が遅くなってしまい申し訳ありません。コレからまた投稿していくので気長にお待ち下さい。