ガールズ&パンツァー ~白い死神~ 作:ReiFeL@Ayuru
いやマジごめんなさい許してください何でもしますから(何でもするとは言っていない)。
この回を書いていたら予定より長くなったのでもうちょっと続きます。ご了承下さい。
どうも。お母様から大洗女子学園入学の許可を得た私こと千歳と優音です。
あれから私達は各高校から来ているオファーを全て断っていきました。聖グロリアーナやサンダース、継続にプラウダ………。いやぁ、どの校も中々諦めてくれなかったので苦労しました。特にプラウダは私達がソ連戦車を使っているという事で何度も交渉してきました。まあその度に断って、やっと諦めてくれましたが。
それと私達が各高校からのオファーを断っている間に、愛里寿にもオファーが来ていました。それも大学からです。これにはお母様もびっくりしていました。まあ流石に小学生を大学に入れるのは無理があるのでお母様が断っていました。でも小学生である愛里寿が大学からオファーを貰うなんて凄いです!愛里寿も頑張っていたのですねぇ。
(因みにそのあと千歳と優音で愛里寿の頭をナデナデしたら愛里寿が甘えて千歳、優音の順に顔をお腹に埋めてきた為に二人が愛を噴き出して悶絶したのは別のお話)
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やあ、優音だ。
各高校からのオファーを全て断ってから数ヶ月が経ち、一週間後に私達は実家を離れて大洗女子学園がある学園艦に移ることになった。
現在私達はその事を母さんと愛里寿に伝えた所なんだが、
愛里寿「やだ、やだ!千歳お姉ちゃん優音お姉ちゃんと別れるなんてやだぁ!」
こんな感じに愛里寿が泣き出してしまったんだ。困ったね。姉としてはすごく嬉しいのだけど。
千代「愛里寿、我が儘を言っちゃだめよ?それにずっと離れている訳じゃないんだから。ね?」
愛里寿「嫌だぁ!千歳お姉ちゃんと優音お姉ちゃん一緒にいたいよぉ」グスッ
うーん。母さんでもだめかぁ。どうしよう、私は泣いてる子をあやしたことなんて無いし。
千歳「愛里寿」
愛里寿「グスッ……エグッ……千歳お姉ちゃん?」
千歳が愛里寿に話しかける。私が千歳の顔を見たとき、千歳はまるで母親のような優しい笑みを浮かべていた。
千歳「大丈夫ですよ。確かに私と優音は暫くここを離れますが、ずっとではありません。夏休みや冬休みにはちゃんと帰ってきます。だから、泣かないで?」
千歳は愛里寿を安心させるために愛里寿と目線を合わせて喋る。
愛里寿「……ほんと?」
千歳「ええ。本当です」
千歳はそう言い、愛里寿を優しく抱き締める。
千歳「では私達は荷物の準備がありますので、これで失礼させていただきます」
千代「ええ。おやすみなさい千歳、優音」
千歳&優音「「お休みなさい(お休み)、お母様(母さん)」」
~自室にて~
優音「なあ、千歳。一つ聞きたいんだが」
千歳「なに? 優音」
優音「さっき愛里寿をあやしていたところを見て思ったんだが、お前はなぜあそこまで慣れていたんだ?」
千歳「前世で私には弟がいたからね。弟がまだ幼くて泣きじゃくってた時によくああやってあやしてたの」
優音「お前、弟がいたんだな」
千歳「ええ。手の掛かる弟でした」
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はい、千歳です。
大洗女子学園に入学して一週間が経ちました。入学した日にお母様から入学祝いにとt-44用の100㎜砲が届いたので驚きました。以前にもこんなことがありましたねぇ。その週の休日に砲を換装し、私達の愛車は
【T-44-100】になりました。流石に気分が高揚します。
まあ、この学校にはまだ戦車道がありませんので、もう1年待たなければ試し打ちは出来ませんが。あ、t-44-100は寮の近くにある専用のガレージに閉まってあります。
まあそれは良しとして。現在は午前7時。もうすぐ登校の時間なのですが、優音がまだ起きてくれません。
千歳「優音、起きて。7時過ぎたわよ?」ユサユサ
優音「うーん……あと2時間……」モゾモゾ
千歳「寝過ぎです。早くしないと遅刻しますよ」
優音「うぅ……分かった」ムクッ
はあ、やっと起きてくれました。
優音「ふあ~……おはよう、千歳」
千歳「おはよう優音。ほら、顔洗っておいで」
優音「分かった」
そう言うと優音は若干フラフラしながら洗面所に向かっていった。
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やあ、優音だ。
顔を洗ったら眠気が吹き飛んだよ。水って素晴らしいね。
そんなことより、今私と千歳は朝ごはんを食べ終えて登校中だ。ちょっと起きるのが遅れたけど、遅刻する程ではない。
おや?
優音「千歳。前の方にフラフラしながら歩いている子がいないかい?」
千歳「え? うーん……ああ、本当ですね。確かにいます」
どうやら千歳にも見えたらしい。
優音「もしかしてあの子、“冷泉麻子”じゃないかい?」
千歳「そうですね。しかし、実際に見るとほんとに辛そうですね。大丈夫でしょうか」
確かにそれは私も思った。私達は前世であの光景をアニメとして見ていたが、いざ目の前で見てみるとかなり辛そうにしているのが分かる。
優音「どう見ても大丈夫ではないね。あのままじゃ危ないし、学校まで肩を貸してあげよう」
千歳「分かりました。ではいきましょう」
千歳はそう言い、麻子に近づき話しかけた。
千歳「あの………大丈夫ですか?」
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はい、千歳です。
流石にあんなにフラフラしていると心配になってきましたので、声を掛けてみました。
千歳「あの………大丈夫ですか?」
麻子「……つらい」
私の問い掛けにぼそりと答えて、『朝は何故来るんだ』と恨みがましい言葉を吐き出す麻子さん。
どうやらかなりの低血圧らしい。このままにするのはあまりよろしくありませんね。助けましょう。
千歳「肩を貸すのと背負うのとお姫様抱っこ、どれが良いですか?」
麻子「………背負うので」
千歳「分かりました。では……はい、乗ってください」
麻子「………うん」
千歳「ん…しょっと。優音。悪いけど荷物持ってくれない?」
優音「ああ、分かった」
背中に背負うと、女の子特有の柔らかさと暖かさ、そして仄かにいい香り。
それにしても軽い、軽すぎる…ちゃんと食べてるのか不安になる軽さだ。
麻子「…すまんな、恩に着る……ぐぅ」
優音「寝ちゃダメだよ?」
いきなり寝の態勢に入る、本当に大丈夫でしょうかこの子。
「冷泉さん!貴女朝から何してるのよ!?」
校門前で風紀委員に止められました。
麻子「…うるさいぞ、そど子」
そど子「そど子言うな!友達に背負われて登校なんて風紀違反よ!貴女達も、冷泉さんを甘やかしちゃ駄目じゃない!」
親切したら怒られたのですが(困惑)。
聞けば、冷泉さんは入学以来連続で遅刻をしているらしい。
今日は私達のお蔭で間に合ったのですが風紀委員的には遅刻扱いらしいです。可哀想に。
麻子「助かった。お前達、名前は?」
そう言えば名乗っていませんでしたね。
千歳「私は島田千歳です」
優音「同じく島田優音だ。よろしく頼む」
麻子「千歳さんに優音さんか。本当に助かった。私は冷泉麻子。この借りはいつか必ず返す」
麻子さんはそう言うと一人校舎に入っていった。
そしてこの後麻子さんの友達の武部沙織さんにお礼を言われたて友達になったり、その沙織さんの友達である五十鈴華さんとも友達になったり、来年共に戦車道をする秋山優花里さんと廊下ですれ違ったり(以外にも私達を見ていなかったのか気付かれなかった)、放課後に『バレー部を立ち上げよう』と磯辺典子さんに勧誘されて丁重にお断りしたりしたのですが、それは別のお話です。
次回辺りで終わると良いなぁ