なので、時々キャラの口調やら狂ってるかもしれませんが、暖かい目で見てください。
タグにもあるように、私は豆腐…いや和紙レベルのハートなので。
後、ちょっと主人公がヤバイです。
残酷な描写が苦手な方は、ブラウザバックを推奨します。
それでも良い方は、ゆっくりして逝ってください。
それでは…
僕は殺す事が好きだ。
僕の名前は…檜原 欠《ひばら かける》
僕は中学生だった。
普通の中学生とは少し違って、生物の命を絶つ事が趣味だった。きっかけは小学生の頃、蟻を見つけて踏み潰す遊びを始めた時だった。命を絶つ快楽に、僕は病みつきになってしまった。
その後、中学生になり、僕の遊戯はどんどん過激になっていった。蛙の解剖、鮮魚の解体。其だけでは止まることはなく。家の庭に居たモグラまでも解剖した。
解剖している所を見ていた親は勿論、児童相談所に連絡しようとした。が、補導されるのは嫌だった、に加えて人を殺してみたかったので、父母共に殺した。強盗が殺したかの様に見せるため、家の中を荒らして金目の物は隠した。その後、泣きながら110番通報した。直ぐに警察が来て、捜査が始められた。
僕については、「両親が殺された子供に事件について深く聞くのは良くない。」ということで、あまり追求されなかった。結果、僕は無実。親戚に引き取られる事になった。
両親の葬儀が終わり、親戚の家での生活が始まった。
偶然、元の家の近くだったので、そのまま同じ学校に通学する事にした。
事件の翌日、周りの友人や、先生は気を遣ってくれた。僕が殺した事を知らずに、優しく接してくれた。
1ヶ月が経った頃、僕は再び人を殺したくなった。叔父さんと叔母さんに隠れて色んな生物を殺したり、解剖したりしたが、殺りごたえがなかった。やっぱり、人を殺すのが一番だった。
僕は叔父さんに頼んで、人体について詳しく書いてある本を買ってもらった。何処を切れば人を殺せるか。それだけを学ぶために。
ずっと読み続けた結果、人体の構造が完全に脳に焼き付いた。動脈や静脈など、血管の位置まで完璧に。
十分な知識を得た僕は、
ーーみんなを殺してやろう♪
…二度目の殺人に走った。
死と直面する時、人はどんな顔をするのか、どんな苦痛の表情をするのだろうか。どんな悲鳴をあげるのだろうか。僕は其を聞きたい、そして見たいが為に殺す事にした。勿論、刑を受けて一生監獄暮らし、少年院行き、とかは嫌だったのでその後自殺する事にした。
翌日、愛用の包丁を持って登校。
授業開始前、教室前後の鍵を閉め、壊した。
そして、授業開始のチャイムと共に、前の席の生徒を刺した。
親の時は、初めてだったので、死んでいることも確認せず、何度も刺した。
だが、今回は違った。冷静に一人ずつ、首を切った。
教室が静かになった時、血で赤く染まった44人の死体が転がっていた。
ドアを開かない様にしておいたので、誰も逃げる事が出来ず、全員死んだ。
一方的な虐殺だった。
沢山の人を殺ってみて分かった。人間が脆いという事を。
頸動脈を断っただけで簡単に死んだ。包丁での一振り、たったそれだけで。
殺し終わった後、自分の手首を切った。
本で知り得た人体の急所を的確に。
直ぐに失血して意識が遠退いていった。
そして、僕は死んだ。意識は暗い闇の中、何もない虚無の世界に溶け込んでいった。
恐らく、もう二度と目覚める事は無いだろう。
「ーーーあれ?」
目覚めた。もう目覚める事は無いと思っていたのに。
自分の手元を見ると、愛用の包丁まであった。
「…一体何処なんだ?此処は?」
・・・何も無い暗い所だ。
僕は自殺した。自分の血が体外へと流れ出ていく所もこの身で感じ、そしてこの目で確認した。つまり僕は絶対に死んだ。これは紛れもない事実だと思う。第一、もし生きていたら目覚めるのは病院だろうしね。
「そうなると、此処は…」
死後の世界…というわけになる。
地獄か、はたまた天国なのか。あんなに殺したのだから、まず天国は無いと思うけど。
「まあ、待つことしか出来ないね。」
という訳で待つ事に。
「…あー、暇だね。」
既に一時間程経った。
ウサギとかカエルとか居れば解剖でも出来るのだが。
生憎、何も無い。まさに無の世界かな。
「ふぁ~…」
眠い。また寝てしまいそうだ。
神か…閻魔か。どれだけ僕を放置するんだろうね。
「…zzz」
遂に睡眠に入った。暗いこの場所で目覚めてから、多分三時間程経っているだろう。
タッタッ…
「…ん?」
何かの足音が聞こえる。
「暇だし捕まえてバラそうかな。」
足音の方へ。
「ん~?」
耳を澄まして…
「・・・それ!」
プギャッ!
捕まえた。何か変な鳴き声だったけどバラせるなら何でもいい。
よく見えないけど、大きさは中型犬くらいだ。ちょっと頭部に違和感があるけど。
「よし、解剖の時間♪」
それじゃあ、包丁で切開しよ…
「ポチィィィィ!!!」
ズザァァァァ!!
「…チッ」
「ポチィィ!!大丈夫かポチィィィィ!!!」
プギャッ!プギャッ!
突然、おじさんが走ってきて解剖しようと思ってた生物を奪取してきた。
「うるさいよ。腹切り開いて五臓六腑ぶちまけるよ?」
「お主がポチを解剖しようとするからじゃろ!!」
オッサンがポチとやらを抱き抱えている。…気持ち悪い。
「うるさいなぁ…で?おじさん誰?」
見た目中年のおじさんに問う。
「儂か?儂はハーデスと言う神じゃ!」
「…ふーん。」
神だった。どちらかと言えば閻魔が来るかな~と思ってたんだけど。
まあ、どっちでも同じか。
…それよりもポチとやらの姿が気になる。首が3つある。このオッサンがハーデスならこのポチってのはケルベロスという事なのか?神の番犬…バラしたい。
「神じゃぞ!もっと崇めたりせんのk」
「うるさい。」
ヒュッ…ザクッ!!
「ギャァァァァァ!!!」
包丁を投げてみた。結果、見事に刺さった。…しかも眉間に。
「ぐぬう…お主…やりおるな。」…ズボッ ヒュン!
「伊達に包丁一本で44人殺してないからね。」パシィッ!
「まあ…お主のそういうところが気に入ったのじゃがの。」
「気に入った?」
「そうじゃ、何の躊躇いもなく生物を殺せる所が気に入ったのじゃよ。」
ハーデスが懐から書類を出す。
「 檜原 欠 」
「…僕の名前だね。」
「…お主を地獄行きになるのを止めるの、結構大変じゃったのじゃぞ?」
「地獄行き?」
「そうじゃ、妻がお主を地獄行きにするのを儂が頑張って止めたんじゃ。」
「アハハー、お疲れ。」
「のう、お陰で身体中ボロボロじゃぞ。」
「まあ、僕は地獄でも良かったんだけどね。」
「?何故じゃ?」
「鬼とか居るらしいから。会ってみたかったし。」
「ほう。まあ、どっちにしろ会うことになるじゃろうが。」
「…?」
「で…ポチは何処に行ったのじゃ?さっきから鳴き声が聞こえんのだが。」
「ここだよ。」
「」←スプラッタな状態のポチ。
「…orz」
「あれ?今度は静かだ。」
「神だって眉間に包丁は嫌じゃからの。」
「で?僕をどうするのかな?此処で放置?それとも痛め付けるの?」
「…さっきも言ったじゃろ。お主を…気に入ったとな。」
書類の内の一枚を取り出した。
「お主には…転生してもらう。」
「…転生?」
「そうじゃ。」
「何の為に?」
「儂が楽しむ為。」
「ふーん。」
このオッサンの娯楽って事かな。
まあ、別に僕が楽しめれば良いんだけどね。
「それって俺が居た世界と違う世界?」
「そうじゃ。」
「化け物とか居る?」
「居るとも。」
「へぇ…面白そうだね。」
「じゃろ?でも、包丁一本だと死にかねないからの。能力を付けておくぞ。」
「意外と親切なんだね。」
「すぐ死んでは面白くないからの。」
「だろうね。」
「後、何処…いや、どの世界に転生するのかじゃが…」
「…どこ?」
「それは…」
「それは?」
「…秘密じゃ!!」
ドスッ
「何故じゃァァァアア!!」
先程と同じ所に包丁が再び刺さった。
「今のは僕じゃなくても刺すね。」
「痛い…」
「まあ、秘密って事は」
「そうじゃ、お楽しみって事じゃの。」
「まあ、それも面白いね。」
「ちゃんとお主が楽しめる世界にしたつもりじゃ。」
「じゃないとまた眉間に包丁が飛ぶからね?」
「…のう。」
「…で?もうすぐ出発するの?」
「ああ、そうじゃ。直ぐに発ってもらうぞ。」
「じゃあ、今の内に質問しとくけど。」
「なんじゃ?」
「包丁って折れたり錆びたりしないの?」
「…其については大丈夫じゃ。」
ズボッ…
眉間に刺さっていた僕の包丁を抜き、手に取った。
「痛いのう…」
「僕の包丁…どうするの?」
「こうするのじゃ!」
パキンッ
「あ…」
折った。このジジイ。折ったよ。僕の包丁を。
「…どうしてくれるのかな?」
絶対に許さない。大事な物だったから。
ああ、どうやって殺ろうかな♪絞殺、刺殺、毒殺、圧殺、扼殺…
「待て待て待て!大丈夫じゃ!ちゃんと元通りになるから!」
「どう言うこと?」
「袖を見てるのじゃ。」
「…あれ?」
あのオッサンが折った筈の包丁が…袖に?
「どうじゃ!儂が特殊な魔法を掛けてやったのじゃ!その名も…」
「無限包丁じゃッ!!!」
ザクザクザクッ
「理不尽じゃァァァァアア!!!」
「…本当に無限みたいだね。」
ゴトゴトゴトッ…
凄いねこれ。何本でも出てくるよ。
「そりゃそうじゃ。儂は神じゃからの。」ドヤァ
ドヤ顔のおじさん。見てると不愉快になってくる…。
…キィィィヤァァァァァァァ!!!
「…何?今の悲鳴。」
「時が来たようじゃの。」
時を知らせるのが悲鳴って…趣味悪いね。
あ、1つ気掛かりな事があった。
「…念のために聞いておくけど、何を殺しても良いんだよね?」
「勿論。お主の自由じゃ。」
良かった。殺ったらダメとか言われたら、転生して速効自殺してただろうね。
「…楽しみ♪」
「…では、転生させるぞ。」
「OK」
「…ふんっ!!」
僕の体が、赤黒い光に包まれていく。
「楽しんで来い。」
ーーその言葉を聞いた直後、再び意識が薄れ、暗い闇に溶け込んでいった。
ふぅ。
どうでしたか?
冒頭はちょっと自分でも引きました。
多分、誤字脱字があると思います。
見つけた際は教えてくださるとありがたいです。
初めてだったので、至らぬ点が有るかもしれませんが。
暖かい目で、宜しくお願いします。