再び記憶の時間が進んだのか、千雨はどこか見覚えある場所に浮いていた。
「ここは…………オスティアの総督府か?」
元々はウェスペルタティア王家の夏の離宮であったが、国が滅んでからはメガロメセンブリアの総督府である。
その廊下に浮いていた千雨が辺りを見回せば、近くの部屋に
2025年、某日。
メガロメセンブリアのエージェントがヨルダ=バオトが火星と木星間にある小惑星帯内にある小惑星アガルタにいるという情報を掴んだ。
そこを目指して異界の銀河を航行するヘラス帝国・メガロメセンブリア合同魔法世界宇宙艦隊の一隻として白き翼が使用していた金魚型飛行魚を宇宙船へ改造したのがつい先日無事に終わったようだ。おそらくこの日は作戦会議として総督府に来ているのだろう。
千雨がそんな資料に目を通していると、ラカン、クウネル、綾瀬夕映、宮崎のどかの四人が部屋へとやってきた。
記憶にある姿から変わっていないラカンとクウネルに対し、夕映とのどかは学生時代より成長して髪型などが変わっている事に千雨は新鮮さを感じていた。
「それで、話とは?」
「今回の作戦に関してだ」
「不安は尽きませんからね……しかしそれならば、何故ネギ先生とフェイト以外を集めたのです?
今日この時間にお二人が外せぬ会議があると知っているでしょう?」
「……今回の作戦が失敗する可能性について、お前らも理解してるだろ」
四人は千雨が作戦はどちらかと言えば失敗すると感じているのだと分かった。
「まぁ……
「
それでも俺様やフェイトのとこの嬢ちゃんたちがいるだろ」
「ああ。だがそれは『100%以下の戦力』ってことだ。
ネギの決定とはいえ……白き翼のメンバーで作戦に関わるのは私と綾瀬と本屋だけ。
昔より強くなったとはいえ……せめて四天王の面々か、コタローでもいりゃあ違ったんがな」
千雨たち麻帆良学園中等部卒業の一週間前。
黄昏の姫御子である神楽坂明日菜は百年の眠りへとついた。それは火星の魔力が尽きて魔法世界が滅ぶのを防ぐためには、どうしても避けられないことだった。
『
また、ヨルダ=バオト討伐について、かつての白き翼の面々にも3-Aの面々にも、それぞれの人生や事情を考えて声をかけないとネギが決めた。反対の声もあったが、それらは全てネギが直接説得したほどだった。
『あの頃』とは違うのだと。
「……もしも、ヨルダ=バオト討伐が失敗した場合。
――――私と共に死んでほしい」
「随分と熱烈なプロポーズだなチサメ嬢ちゃん」
「茶化すなおっさん。
……失敗した場合、全員で退却するのは理想だ。だが、それはあくまでも『理想』でしかない。
現実はそうはいかねぇだろ」
「……ヨルダ=バオトの鎮め石になる、という訳ですか」
クウネルは千雨の考えを察した上で訊ねた。
ヨルダ=バオトの鎮め石。それはヨルダ=バオトに取り込まれることでヨルダ=バオトの精神体の活性状態を内部から阻害して『完全なる世界』を遅らせることである。これはヨルダ=バオトが精神エネルギー体であるからこそ出来る妨害方法だ。
そしてそれは、一度取り込まれてしまえば元に戻らない可能性が99.99%かつヨルダ=バオトの駒になるかわりに世界存続の一時的な延命方法となるということ。
いわゆる、人柱と呼ばれるものに違いなかった。
「第一優先はネギをヨルダ=バオトの憑依から守ることだ。
加えて、ラカンのおっさんとクウネルも戦力的に逃げてほしいが……」
「そう上手くいくかは運任せ……ですね」
千雨たちがヨルダ=バオト討伐遠征に行くのは今回が初だ。
使徒たちにくわえて現在ヨルダが憑依しているのはバグキャラと称されるラカンと互角に戦える偉大な魔法使いサウザンドマスターことナギ・スプリングフィールド。戦闘の行方は最後まで分からない。
そして、ネギは今後の両世界で必要な人間だ。
ここで奪われる訳にはいかない。
「……私とのどかも、同じことを考えてました。理想と現実は違う、最悪も有り得ると」
「こうして呼んだということは、千雨さんには何か策が有るのですよね?」
覚悟を決めた表情の夕映の言葉を引き継ぐようにして、信頼の眼差しとともに告げるのどかの言葉に千雨は流石は読心術者だなと心の中で称賛した。
「一つ目が、ヨルダ=バオトの魂魄汚染への対抗策。ヨルダ=バオトに肉体制御権を取らせないためのものだ」
「『次回』への時間稼ぎだな」
「具体的には?」
「神聖魔法と光魔法を応用して魂魄をヨルダ=バオトの干渉から防いで浄化する。ようはプロテクトとウイルスバスターだな。これは闇魔法や悪霊による精神汚染から発想を得たが、ヨルダ相手にどうなるのかは試してからだ。
それから魔法科学による魂魄の電脳バックアップ。これも時間稼ぎにするつもりだ。もっとも、永遠と絶対を約束できねぇもんだがな」
「成功すれば多少の時間稼ぎにはなりますね……」
「二つ目は……こいつだ」
千雨がポケットから取り出して見せたのは真鍮色に輝く懐中時計のようなものだった。
時計の枠の外側にいくつもの輪と宝珠がついており、これらを動かせば渾天儀のようにいくつもの輪とそこに通された宝珠が展開するようだ。外側の輪を繋いでいるのか時計を貫くように矢羽のような飾りと反対側に矢じりを模した飾りがついている。
「これは……超さんの
「それをもとに作ったオリジナルの魔法道具だ。仮ではあるが『渡縛機』と名付けた」
「ずいぶんと強力な魔法道具ですね……嗚呼、登校地獄や鵬法璽なども参考にされたのですね?
条件達成まで対象を設定した星に束縛する、と」
「ヨルダの転移を封じるためか」
「そんなところだ」
「よくこんなものが作れましたね……アーティファクトと言っても過言じゃないですよ」
「ザジから就任祝いに貰った『アトリエ』を使ったりしたんだよ。かなり時間がかかったが」
魔法道具を仕舞った千雨は改めて四人の顔を見た。
「ここでネギが憑依されたら人類に未来は無い。
……私はかつて、仲間を助けるためにネギの未来を犠牲にした。神楽坂の眠りに何も出来なかった。
もしも次があるならば、その時は、と。そして、それが今回だ。
だが私は、私一人では魔法世界崩壊を防いだ時のネギのように『全員を救う』なんて出来ない。犠牲を出す方法しか選べない」
「千雨さん……」
「最悪の場合には、私と共に死んでほしい。
理不尽で身勝手で非情な願いだが、どうか……頼む……この通りだ」
四人に向かって千雨は深々と頭を下げる。これが四人に対して千雨が出来る精一杯の誠意の表し方だった。そんな千雨にのどかが静かに声をかけた。
「……頭を上げてください、千雨さん」
「……」
「千雨さんの作戦も考えも、よく分かりました。私は、共に死ぬ覚悟でいきます」
「のどか!」
「アスナさんが不在でホウマノツルギが無い以上、私たちに完全勝利は約束されていない。次善策を考えるのは当然。
夕映も、分かってるんでしょう?」
「それは……ですが、そんな即決をするのは」
苦悩の表情を浮かべる夕映に対し、のどかは慈愛に満ちた微笑みを浮かべながら夕映を見る。
「ネギ先生と出会って二十一年、本契約をして今年で十八年……私はとても素晴らしい日々を過ごせたの。
ただの本好きで人見知りな夢見る少女だった私が……親友と、好きな人と、大切な仲間と、泣いたり笑ったりしながら夢と希望を持って充実した日々を過ごせたの。
夕映。私はこの命を、ネギ先生のために最期まで使いたい」
「のどか……」
大人しくて恥ずかしがり屋だったあの頃から大きく成長したのどか。その言葉に夕映は親友の覚悟を前にして引き下がるなど出来ない。
「わかりました、私も覚悟します。
千雨さん、この事はネギ先生には伝えないのですね?」
「あいつは知ったら絶対に反対するだろ。ネギが憑依されたら終わりだと理屈は理解できたとしてもな」
「……そうですね。では、この事は五人の秘密としましょう」
「俺様は構わねぇぜ。もともと奴に犠牲ゼロで勝てるなんて思えねぇしよ」
「私も同じく。
それよりも時間がありませんので千雨さんが構築した精神汚染対抗魔法などを拝見しても?私がよりブラッシュアップ出来るかもしれません」
「ああ、頼む。
……すまない」
謝罪の言葉と共に、ヨルダ=バオトのいる小惑星アガルタであろう岩肌だけの星を取り囲んでいる何十隻もの宇宙船のうちの一つの甲板上へと記憶の風景が切り替わる。第一次ヨルダ=バオト討伐作戦の記憶だ。
ネギがヨルダ=バオトに憑依されているナギと戦っているアガルタは禍々しい黒い魔力に包まれており、ヨルダ=バオトが規格外の魔力を持っているのだと嫌でも分かる。
綾瀬、宮崎、クウネル、ラカンの四人はネギを庇う形でヨルダ=バオトに取り込まれ、ヨルダ=バオト討伐の要である時の回廊を扱うフェイトのパートナー暦もアーティファクトを破られてヨルダ=バオトに取り込まれてしまった。
そして。
「ったく……。
いつまでたっても、世話の焼けるガキだぜ」
宇宙服のヘルメットが砕けて破片を散らしながら何本もの黒い刃で貫かれた
その手が届くよりも前に千雨ごとヨルダ=バオトは宇宙のどこかへ転移した。憑依したばかりのこの時はヨルダ=バオトの支配が完全ではないのだ。
安全な場所へと転移し、ヨルダ=バオトはまるで寄生虫のようにズルズルと千雨の身体へと入っていく。
不快な感覚があるのか、事前に組んでいた精神汚染対策の術式が軋むのか。それとも、わかっていたとはいえネギを庇った時に見たあの表情が心を締め付けるのか。痛みも苦しみも千雨は全てを飲み込み、顔を歪めながら千雨は魔法で収納していた魔法道具を取り出す。
「悪いな、ヨルダ=バオト……私は、とことん性根の曲がった自分本位の嘘つきなんでね……」
そう言いながら懐中時計に似た魔法道具についている矢じりの先端を胸元に突き立ててリューズを押す。
これは
この計画を考えた際に成功率を高めるために調べて『仕組んで』おいたのだ。
千雨は天才でも鬼才でもない凡人である。
だからこそ途方もない数の演算をし、0.00001%でも成功率の高い方法を探し続けた。
確実にヨルダ=バオトを倒すために。
「私は……これ以上、あいつらを……あいつを、苦しませる訳にはいかねぇんだよ……」
魔法道具に込められた魔力がうねり、起動する。
起動より前に千雨の精神を押し潰して肉体を乗っ取ろうとするヨルダ=バオトだが、それよりも先にヨルダ=バオトに取り込まれている綾瀬、宮崎、クウネル、ラカンが千雨に影響が及ばぬように内側から押さえ込む。
「他の誰かに、あのお人好しでバカなクソガキに、私の
その為なら、悪にだってなってやる……!!」
――――そうして、長谷川千雨は転移する。
8月初旬の雄英高校市街地演習場。
そのはるか上空から千雨は見下ろしていた。演習場では転移したばかりの千雨がやってきた相澤相手に警戒して戦闘をはじめている。
「……無事に転移したな。
お前ら」
「はい、ちう様」
「
私は……時が来るまで待つ」
「かしこまりました」
それから彼女は過去の自分が一人でもがき、努力し、仲間を得て、戦う様をひっそりと見てきた。
青臭さや未熟さに眉をひそめることもあったが、それでもその日々は羨ましくなるほどに幸福だった。
馬鹿馬鹿しいまでに騒々しくて。鬱陶しいまでに希望に満ちて。麻帆良での日々のように、明るくて幸福な日々。
困難にぶつかっても力を振り絞り、未来を切り開いていく。最善を掴み取る為に。
「……ちう様」
「ああ。
一年。それは試算した中で最も早い邂逅の時であり、最も勝利する可能性を秘めた時。
ヨルダ=バオトの力に干渉しながら転移のために泥を手繰り、召喚魔を喚ぶ準備をする。余計な被害を出さないために瓦礫の下に埋まった人々を保護するべく精神保護プロテクトをかけた状態で
千雨はこの時ばかりはヨルダの膨大な魔力量に感謝した。
「ちう様」
「……テメーらに出会えて、良かったぜ」
そう言って、自らの魂を意図的に怨嗟の黒泥へと浸し、ヨルダ=バオトに肉体の支配権を少しだけ渡す。
瞬間、千雨を襲う幾億もの絶望。永遠に終わらない地獄。人類の醜悪さを煮詰めた地獄の第九層。
常人には耐えられない精神汚染の黒泥に浸りながらも、千雨は極限まで薄めた状態で自我を保つ。
ここからは一歩も負けられない精神戦だ。
「今を生きている人間を」
世界を救うだとか。
人類救済だとか。
そんなもんじゃねぇ。
「未来に賭ける人間を」
お前が無限共感能力で無限に等しいヒトの怨嗟をエネルギーにしたとしても。どれ程の大規模魔法が使えても。どれ程生きてきたとしても。
「なめるなよ、ヨルダ=バオト」
お前に、私の
そう呟く彼女の目は一つの揺らぎもなかった。
そうして、舞台は整い。過去の自分が何度も足掻き、遂には自分の目論見に沿って奇跡を起こしたのを見届けた。
流石に明日菜たちの人格までもが再現されるとは思っておらず、心の底で超の仕業かと舌打ちをしていた。
武甕雷剣で貫かれて憑依を解かれた千雨は、ホウマノツルギを目の前に精神体のヨルダ=バオトが静止したのを見て、
「テメーの十八番……
それは彼女が憑依される前に自身へ仕組んでいた報復型術式魔法。その発動条件は、憑依が解かれた時、五秒間だけ精神体の動きを止めるという一度限りの必中カウンター。
極めて限定的な発動条件故に、ヨルダ=バオトであろうとも止められる超強力な呪いとなった。
ホウマノツルギの【
夜明けの空を覆い尽くす魔力片は白く光りながら雨のように地上へと降りしきる。
その光景はまるであの日見た桜のように美しく、あの日浴びた春の陽射しのようにあたたかく。
「ざまぁみやがれ」
こうして彼女の計画は、彼女の願い通りの結末を迎えたのだ。
麻帆良学園の世界樹の見える草原に似ているが、巨木は見当たらない。
月の見えないここは夜明け前らしく、紫にも近い青藍色の空は地平線に向かうにつれてうっすらと白んで、琥珀色と珊瑚色を混ぜたようなビーナスベルトとよばれるものが見える。
草原の先にある高さの異なる直方体による石のオブジェのそばに、フード姿の人影が見えた。
千雨がそちらへ向かうと、突如として頭のなかに響くようにして懐かしい声と自分の声が聞こえてきた。
常にまっすぐに本心を伝えてくれたお前が。素直で、優しくて、純真無垢なお前が、私を変えたんだ。
ネギ。
お前に、私は何をしてやれるのだろうか。
口先だけで空虚な伽藍堂の私に……たくさんの嘘と隠し事をして全てを語らずにいた私に、何が出来るだろうか。
お前の母の名誉を貶めた原因の私に。お前の父の命を助けられなかった私に。
お前が不老不死の化物になってしまった原因の私に……何が出来るのだろうか。
『お前の願い』を叶えるための力に、どうしたらなれるのだろうか。
――――きっと。
きっと、私は。
あの日――――お前をヨルダから庇う為に。
私が、私の手でヨルダごと消える為に。
今日この日まで生きてきたのだろう。
私が奪ってしまった幸福を、未来を、夢を、少しでもお前に返そう。
たとえこれが
お前が。お前たちが、幸せでいること。
あのバカ騒ぎを続けられる暖かで優しい日々の中にいること。
不安なく穏やかに眠りにつき、明日に希望を見出だせること。
それを私は、ずっと願っているんだ。
ただ、ただ、あの幸せだった日々に。
麻帆良で過ごした輝かしき日々に戻れるように。
お前が悲壮にまみれて雨に打たれることなく、晴れた日の下で……お前が
あの春の日。私を部屋から連れ出して笑いかけてくれたときの笑顔でいられるように。
あの日見た
私の
その言葉を最後に、千雨=ヨルダの精神世界は徐々に暗くなり、地面がまるで砂のように崩れていく。
【長谷川千雨】という一人の女性の生涯が幕を閉じ、彼女の人生の詩編が完成する。
完成する、はずだった。
「――――ふざけるな」
暗闇へと変わっていく世界でフードを被った人物が崩れていく地面とともに一人で落ちる前に、千雨はその腕を掴んだ。
共に底の見えない暗闇へ落ちながら、同じ顔をした女に向かって怒りをぶつける。
「……あいつは。
私の知るネギ・スプリングフィールドってガキはな。
片方だけ救うとか、誰かの犠牲で幸せになるとか、そういう奴じゃねぇ。
あいつは全てを救うし、全員で幸せになるのを願うんだよ。
テメー自身の幸福も世界の幸福も!全て掴もうとするんだよ!
英雄でも何でもねぇ、ただのネギ・スプリングフィールドとして!!」
千雨は力強く叫ぶ。
「あいつの幸せを願うんなら、生きろ!!!」
暗闇になったその世界に、千雨の力強い叫びと共に強い光が精神世界を包み込む。
チリリンという鈴の音と手を掴んだ感触を最後に、千雨の意識は薄れていった。
精神世界から意識の戻った千雨が目を開けると、空から光る魔力片が降り注いでいる。そこはマンタの上だった。きっと電子精霊が操ったのだろう。千雨の意識が精神世界にいったからなのか、明日菜たちの姿はない。
右隣にはヨルダに憑依されていたもう一人の自分も横たわっており、胸に突き刺した武御雷剣はなくなっている。
そして、千雨の右手はしっかりと彼女の手を掴んでいた。
「…………おい……生きてるか?」
見た限りで怪我は治っているものの大丈夫なのか恐る恐る千雨は訊ねた。すると彼女は口元の血はそのままに、フッと小さく笑う。
死に際の走馬灯の中で見た、自身の手を掴む過去の自分とその周囲に集まった懐かしい顔ぶれ。
「……嗚呼……全く……」
うっとうしい程に騒々しくて、苛立つ程にまっすぐで、バカの一つ覚えのように未来と希望と愛と恋と夢を信じて、風のように走り抜けて、全力で人の手を引く彼女たちがいるのでは。
死ぬ決意も、死の運命も、容易に吹き飛ばされてしまう。
「――――
自嘲気味に吐かれた言葉は、白く光る魔力片が降る夜明け前の空に溶けていった。
回想編・後編。
映画公開記念で投稿しました。映画凄かった!
拙作で書くにはちう様をどうねじ込むかが問題すぎるが。いやマジでどうしよう。ちう様も狙われそうだけど捕まらなさそうだしなぁ……どうしたもんかなぁ……いや書くと決まった訳ではないんだが。
千雨=ヨルダの作戦(簡易版)
ネギがヨルダに憑依されてるナギを倒す→ヨルダ本体出現→時の回廊で停められなかった場合、千雨自ら犠牲になる形で憑依を受ける→『渡縛機』でアーティファクトアプリを持たせた過去の自分と一緒に別世界へ転移→強くなった過去の自分に倒される
自らアーティファクトアプリを使用しなかったのは、憑依された時に悪用されるのを防ぐためであり、弱体化をさせるために自らの戦力を抑えるためでした。
また、討伐作戦でアーティファクトアプリを使う方法は考えたが、黄昏の姫御子でなければホウマノツルギを使用するのは難しいと判断した。確実性が欲しかったとのこと。
作者評
元々の性質と願望の組み合わせが最高で最悪になるのって良い。そんでもって、ネギくんから告白されたちう様ならその結末に怒りを感じるし、麻帆良3-Aが最後に計画をぶち壊すよねっていう話。学園祭編のオマージュでもある。
ちう様に王族の血縁設定を捏造したのは『(絵柄もあるとはいえ)アスナと似ているのに赤の他人で純日本人ってあり得る?無いでしょ?これ絶対に何か裏あるでしょ?』ということと、魔法世界でのネギの立場を考えるとこれくらいの背景がないと結婚相手になれないし、何もなければUQ15巻で描かれてたハッピーエンド時空で、ちう様がヨルダ討伐後に結婚を5年も拒否する理由がないんじゃねぇかなって。
名前も【明るい日】に対して【千の雨】ってのもなんか……意味深に思えたし。(さすがに名付け時点ではそこまで考えてないと思いたいが、その辺り一体どうなのか知りたい)
『特別顧問』の席についても、何かしら納得される身分とかがないと本来難しいしおかしいよなって。そういうのがなければ技術顧問って肩書になるのが自然だと思うんだ。
オリジナル魔法道具『渡縛機』について
(超に航時機の仕組みを学びつつ)千雨が作り出した魔法道具。別荘を使用したため作成が間に合った模様。指定した対象とともに転移して、条件が達成されるまで転移先の星から移動できないという呪いがかかる。
指定条件の年月については千雨自身の精神がいつまで保つか曖昧だったため、これくらいあればなんとか出来るし出来なきゃ死ぬだろうの意味も込めて50年で設定した。
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