テロリスト基地内
テロリスト基地の中では未だにラウラが戦っていた。その他の隊員は全員倒されていた。そしてラウラは隊員が全員倒されていることをわかっているが通信で倒されていない隊員を探していた。
「くそっ!他の隊員はやられたのか!誰か残っているものがいたら返事をしろ!」
「ぐわッ!」
ラウラは通信に気をとられテロリストの一人の攻撃を受けて倒れてしまった。その攻撃でラウラの残り少なかったシールドエネルギーが動く事さえままならない程にまで減っていた。
「死ねぇぇぇぇ~!」
そして倒れたラウラに打鉄を装備したテロリストの一人がラウラに攻撃を仕掛けようと刀を振り下ろされた。しかしその攻撃はラウラには届かずに止められていた。一機のISは…[シグー]。一夏がガンダムSEEDに出てきた物をベースに開発した第三世代ISである。
「少尉を倒させるわけにはいかないからね?」
「なっ!ラウ!なぜここにいる!」
ラウラは一夏に怒鳴り込んだ。
「上司のピンチに部下が助けに来ただけですよ」
「さてと、倒させてもらおうか?テロリストさん達?」
それに一夏は答えるとテロリストに向かって行き、重斬刀でテロリストを切り伏せようと攻撃を加える。
「くそっ!何なんだこいつはっ!」
テロリストは大声を上げて叫んだ。一夏はそれに対して内心考えをよぎらせていた。
(相手は第2世代機なのに第2.1世代機のと互角に戦えるなんて…いい腕だな)
その刹那後ろに敵機の反応が二つ出た。ラウラに攻撃をしようというのだ。後方のテロリストは刀を装備してラウラ目掛けて突撃している。
「後ろから反応!?これじゃ行けない!」
そう言うと一夏はドミニオンに通信を入れる。
「ヴィーノ!聞こえるな!今すぐに重斬刀をもう1本転送しろ!」
『わ、わかりました。今送ります!』
そう言い一夏は通信を切ると直ぐに一夏の元に重斬刀が送られてきた。
(でかしたぞヴィーノ!)
「当たれ‼」
一夏はそう叫び、後方の二人のテロリストのISに重斬刀を投げつけ、それに向けて射撃をした。
「なっ、何だ!」
「うっ、うわ~‼」
すると油断していた後方のテロリストのISのシールドエネルギーが重斬刀に射撃したことで起きた爆発によって無くなりISが解除されるとテロリスト二人は地面に頭から叩きつけられ気絶した。するとその方向を向いた一瞬の隙に一夏が戦っているテロリストがイグニッションブーストをして一夏のシグーに体当たりをかけて柱に激突し、煙が立ち上った。