千冬との試験での激戦から二日後、一夏はIS学園の1-Aの教室にいた。そこにいたのは…
(原作よりキツぞ!なぜだ‼)
色々苦労している一夏であった。そしてある助け船がおりて来た。山田先生が自己紹介を始めてくれたのだ。
「皆さん、おめでとうございます。私はこのクラスの副担仁の山田真耶といいます。一年間よろしくお願いします!」
~シィーーン~
「あの、えと」
クラスが誰も返事をしないので山田先生はオロオロと戸惑いぎみだ。しかし山田先生はめげず生徒に自己紹介をするように促した。
「そ、それじゃあ。一席の人から自己紹介をはじめてください!」
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それから順番が流れ、一夏の番になった。
「織斑君、お願いします」
「わかりました」
一夏は山田先生に返事をして立ち上がった。
「織斑一夏です。趣味は機械いじりで、好きなことは知り合いとのお茶ですね」
((((((((あ、いがいと普通だ))))))))
一夏の自己紹介でクラスメイト全員が同じ事を思った。そして一夏が自己紹介を終わると千冬が教室に入ってきた。
「ほぉ~お前にしては中々まともな自己紹介じゃないか」
「山田先生、すまなかったな」
「いえいえ」
教室に入ると千冬は山田先生に礼を言った。そして教壇に立つと自己紹介をした。
「諸君!貴様らのクラスを受け持つ事になった織斑千冬だ!私の役目は貴様らを一年で使い物にすることだ!」
「千冬さまぁぁぁぁ!」
「千冬様に会うために鹿児島から来ました!」
「千冬様を見て思う気持ち…正しく愛だ!」
(おい!某ガンダム作品のガンダム好き上級大尉がいるぞ!?)
するとクラスメイト達は狂喜乱舞し出した。それを見るなり千冬は頭を抱えた。
「なぜも私が持つクラスはこんな奴ばかりなんだ…」
そしてしばらくすると千冬は漸く正気に戻り、授業が始まった。
「織斑君、今でわからない所ってありますか?」
「いえ、問題ありません」
山田先生の問いに答えると千冬が一夏に授業の問題を出した。
「それでは織斑、ISのコアとISが浮く理由を答えろ」
「え~と、ISのコアはISの核となるパーツで製造方法は篠ノ之束博士しか知っていなくて、コアの情報は自己進化の設定以外は一切開示されていません。そして全容はブラックボックス状態で、ISが宙に浮くのは浮遊・加減速を行う。一種の慣性制御システムのPICが搭載されているからです」
千冬はスラスラと答えられ、一瞬唖然としたが直ぐに立ち直った。
「あ、ああ、よ、よくわかったな」
そう言うと千冬は生徒に再び分からない所が無いかを聞いた。
「よし、他に今のところで分からない者はいるか?」
そしてそれには誰も答えない。把握しているという事だ。するとその直後、授業終了のチャイムが鳴ったのだった。