織斑一夏転生記~転生者の生きる道~   作:如月 霊

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第二十七話 クラス代表パーティー

クラス代表決定戦があった日の夕方、一夏達一年一組は食堂に来ていた。食堂には[祝!織斑君、代表決定!]と書かれた看板が立て掛けられている。これはクラスの人が作ってくれた場所だった。

 

「「「「「「「織斑君クラス代表決定おめでとう!」」」」」」」

 

クラスメイトが祝いの言葉を玲に捧げた。

 

「みんなありがとう。それよりも楽しもうか!」

 

一夏はそう言うと間をおいて宴の始まりの合図を出した。

 

「乾杯!」

 

「「「「「「「乾杯!」」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~飲めや歌えの大騒ぎ中~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宴が始まり、40分くらいたった頃に誰かから呼ばれていると言われ、一夏はその人のもとに向かった。すると呼び出した人から名刺を出された。

 

「私は黛薫子。よろしくね。新聞部副部長やってま~す。」

 

「今日は学園で話題の織斑一夏君に特別インタビューをしにきました~!」

 

クラスメイト達が騒ぎ出す。しかしそれに目もくれず薫子は手帳とボイスレコーダーを持ち出して質問をしてくる。

 

「織斑君、代表になった感想を!」

 

「敵がいるなら叩くだけです」

 

「いいね~捏造しなくて良さそうだ。」

 

それに対して薫子はなにやら恐ろしいことを言ってきた。

 

(捏造しようとしてたのかよ!怖いわ!)

 

一夏がそう考えていると薫子は次の目標に質問を出す。

 

「じゃあ、ついでにセシリアちゃんも感想ちょうだい」

 

「ついでとはなんですの!……そうですわね、まず一夏さんに「やっぱり長そうだしいいや。織斑君に惚れたってことにしとくわ」間違ってないですが…最後まで言わせてくださいまし!」

 

(セシリア、えつ、間違ってないのかよ!否定してほしかった……)

心の中で少しばかり肩を落とした一夏であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二人に質問をし終わると薫子は写真の催促をしだした。

 

「専用機持ちの二人ならんでならんで、写真とるわよ~」

 

「7.850÷0.462は?」

 

「わかりますか!(わかるか!)」

 

「16.9913419913だね」

 

「なんでわかりますの!」

 

(えっ?便利だよね~ヴェーダって)

 

「正解♪」

 

薫子はそう言うとシャッターを切った。シャッターが切られて写真が撮られるとと回りにクラスメイト達がいた。

 

(どんだけ早いんだよ!人間技じゃないだろ!)

 

写真を撮り終わるとクラスメイトの一人が喋りだした。

 

「なんか織斑君の目の色が一瞬変わってたような…」

 

「気のせい気のせい」

 

「たしかに目の色が変わるなんて事無いもんね!」

 

一夏はそれをなんとか誤魔化した。

 

(危なかった~焦った~)

 

そうして一夏は成んなく就任パーティーを乗り越えた。


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