織斑一夏転生記~転生者の生きる道~   作:如月 霊

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第二十八話 チャイナ娘来襲

■翌日 教室

 

 

「グーテンモルゲーン~」

 

挨拶をして教室に入る。するとクラスの女子が話しかけてきた。

 

「ねぇ、織斑君そういえば、今日二組に中国の代表候補生が転校して来たの知ってる?」

 

「中国からの転校生?」

 

あ、鈴か!…鈴だと思う!けどいろいろ原作があれだしなぁ~

 

「今時の代表候補生とは…」

 

「わたくしの存在を危ぶんでの転校でしょう!」

 

無いだろ流石に

 

「「「「「「それは無いから安心して!」」」」」」

 

「それはないですわ~」ウルウル

 

あ、被ったね!流石!

クラスメイト達がそう言うとセシリアは若干涙目になっていた。

 

「ま、専用機持ちが1組と4組のみだから勝利は頂だね!」

 

「フリーパスは我らの手に~!」

 

すると横からクラスメイト達の陽気な声が聞こえてくる。そして一人のクラスメイトが一夏に話しかけた。

 

「織斑君?勝てるの?」

 

「まっ、機体の奥の手がドラ○もんの空気砲の実写版みたいなものだから気にしなくていいだろ」

 

「━━久しぶりね!一夏……って!なんでそれをあんたが知ってるのよ!というか何なのその言い方‼」

 

「気にするな、俺は気にしない」

 

「気にするのよ!どこで知ったのよ!」

 

鈴は凄い勢いで問い詰めてきた。しゃぁ~ないか!

 

「本当に知りたいの?」

 

「ええ!どうしたの!」

 

「開発者にちょっとしたO・HA・NA・SIをしただけだから」ハッハッハ!

 

「いったい何をしたのよ!」

 

「知りたい?」

 

「ええ!」

 

面白いな…

 

「あれと同じ事をしてほしいの?」

 

「えっ?何かしたの?」

 

「フフフ…」(黒い笑み

 

「や、やっぱりいいわ!」

 

ありゃ?そうなの?それを聞いた一夏は他のクラスメイト達を見た。

 

「「「「いえ!遠慮させていただきます‼」」」」

 

なんか全員挙動不審で敬礼してきたんだけど?

 

「冗談なんだけど…ハァ~」

 

「「「「「「冗談なの?!」」」」」」

 

まぁいいかそれより…

 

「それより鈴、早く教室帰れよ?“鬼”がいらっしゃるぞ?」

 

「そ、そう!じゃ、じゃあクラスに戻るわ」

 

鈴は一夏の“鬼”という言葉に何かを思い浮かべそそくさと教室に帰っていった。鈴が教室に帰っていくとセシリアと箒が側に来て聞いてきた。

 

「「あの方は(あいつは)誰ですの!(誰なんだ!)」」

 

「鈴は箒が転校してったの後に転校してきたやつだからな?」

 

「とりあえず昼休みに話すから座ろうな?織斑先生から鉄拳が来るぞ?」

 

「な、なるほど。それでは失礼いたしますわ」

 

「わかった…しっかり説明してもらうからな!」

 

そう言うと二人は自分の席に座った。


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