■翌日 教室
「グーテンモルゲーン~」
挨拶をして教室に入る。するとクラスの女子が話しかけてきた。
「ねぇ、織斑君そういえば、今日二組に中国の代表候補生が転校して来たの知ってる?」
「中国からの転校生?」
あ、鈴か!…鈴だと思う!けどいろいろ原作があれだしなぁ~
「今時の代表候補生とは…」
「わたくしの存在を危ぶんでの転校でしょう!」
無いだろ流石に
「「「「「「それは無いから安心して!」」」」」」
「それはないですわ~」ウルウル
あ、被ったね!流石!
クラスメイト達がそう言うとセシリアは若干涙目になっていた。
「ま、専用機持ちが1組と4組のみだから勝利は頂だね!」
「フリーパスは我らの手に~!」
すると横からクラスメイト達の陽気な声が聞こえてくる。そして一人のクラスメイトが一夏に話しかけた。
「織斑君?勝てるの?」
「まっ、機体の奥の手がドラ○もんの空気砲の実写版みたいなものだから気にしなくていいだろ」
「━━久しぶりね!一夏……って!なんでそれをあんたが知ってるのよ!というか何なのその言い方‼」
「気にするな、俺は気にしない」
「気にするのよ!どこで知ったのよ!」
鈴は凄い勢いで問い詰めてきた。しゃぁ~ないか!
「本当に知りたいの?」
「ええ!どうしたの!」
「開発者にちょっとしたO・HA・NA・SIをしただけだから」ハッハッハ!
「いったい何をしたのよ!」
「知りたい?」
「ええ!」
面白いな…
「あれと同じ事をしてほしいの?」
「えっ?何かしたの?」
「フフフ…」(黒い笑み
「や、やっぱりいいわ!」
ありゃ?そうなの?それを聞いた一夏は他のクラスメイト達を見た。
「「「「いえ!遠慮させていただきます‼」」」」
なんか全員挙動不審で敬礼してきたんだけど?
「冗談なんだけど…ハァ~」
「「「「「「冗談なの?!」」」」」」
まぁいいかそれより…
「それより鈴、早く教室帰れよ?“鬼”がいらっしゃるぞ?」
「そ、そう!じゃ、じゃあクラスに戻るわ」
鈴は一夏の“鬼”という言葉に何かを思い浮かべそそくさと教室に帰っていった。鈴が教室に帰っていくとセシリアと箒が側に来て聞いてきた。
「「あの方は(あいつは)誰ですの!(誰なんだ!)」」
「鈴は箒が転校してったの後に転校してきたやつだからな?」
「とりあえず昼休みに話すから座ろうな?織斑先生から鉄拳が来るぞ?」
「な、なるほど。それでは失礼いたしますわ」
「わかった…しっかり説明してもらうからな!」
そう言うと二人は自分の席に座った。