織斑一夏転生記~転生者の生きる道~   作:如月 霊

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第三十二話 一、二組合同授業

~第二アリーナ~

 

「今回もISを使っての実習だ!まず、織斑、オルコット、凰ISを展開しろ!」

 

授業の始め、千冬は声を張り上げる。今日の授業は二組と合同でのISの実習の授業だったのだ。

 

「セイバーガンダム!」

 

「甲龍!」

 

「ブルーティアーズ!」

 

一夏とセシリアと鈴はは機体の名前を呼び三人はISを展開した。三人がISを展開し終わると、千冬が指示をだしてきた。

 

「よし、展開できたな。

…0.3秒か、まぁいいだろう」

 

めずらしいな、千冬姉さんが褒めt「もう少し早められるようにしろよ?」…別にできるけど←ドイツ代表

 

それから一夏は、足を開いてから地面を蹴り飛び上がった。そして少し飛び回る。しばらくすると地上の千冬から通信入ってきた。

 

「それでは、急降下と急停止をしてみろ!目標は10㎝だ!」

 

その通信が切れると鈴が口を開いた。

 

「一夏!お先にいただくわ!」

 

「あ、ああ」

 

鈴は、地上から10㎝で停止した。鈴の急停止が終わると次にセシリアが急降下をする。

 

「一夏さん、お先に失礼しますわ」

 

するとセシリアも地上から10㎝で止まった。

 

「ひぇ~、すごいな」

 

「んじゃ!俺の番かな?」

 

 

二人が地上に降りて退いたのを確認すると一夏はセイバーガンダムを変形させてフルブーストをかけ、急降下する。そして地上から数十㎝のところで高速変形し逆噴射をかけた、数十㎝の所で、だ。その高速変形した時にかかるGは凄まじいものだ。

 

「人呼んで、グラハムスペシャル!」

 

しかし、一夏は現役の軍人であり第二次世界大戦の時の最強の航空隊の隊長なのだ。そんなものは雑作もない。そして、一夏は某フラッグファイターの台詞を言って地上十㎝丁度で停止した。すると空気が吹き荒れた。一夏の急降下に引っ張られた空気が地面に叩きつけられたのだ。そして、しばらくして千冬が一夏の頭を叩き、怒鳴り付けた。

 

「普通にしろ!」

 

「いってぇ」

 

「わかったな?」ゴゴゴゴゴゴ!!!

 

「は、はい」

 

一夏は千冬に威圧され感覚的に返事をしていた。

それを聞くと千冬が新しく指示をした。

 

「まったく……凰、オルコット前に出ろ!二人にタッグを組んで戦ってもらう!」

 

すると鈴とセシリアは前に出るとセシリアが千冬に質問をした。

 

「誰と戦うのですの?」

 

「ど、どいてくださーい!」

 

すると上から叫び声が聴こえてきた。一夏は直ぐに上を見上げた。するとそこにはラファール・リヴァイブに乗った山田先生が一直線に一夏に向かって落ちてきていた。

 

ヤバいじゃないかよ!

 

すると一夏はセイバーガンダムを変形させ飛ぶと、搭載されているアンカーショット山田先生のラファール・リヴァイブに引っ掻けて空中で山田先生の落下を止めると一夏はアンカーを離して山田先生と一緒に地上に降りた。

 

「あ、ありがとうございました。織斑君!」

 

「どういたしまして」

 

「山田先生が対戦相手だ。」

 

千冬がそう言うと、二人は山田先生に戦いを挑んで行った。しかし、数十分後には…

 

「あんたが!……ガミガミ」

 

「あなたが!……ガミガミ」

 

と二人が愚痴りになっていたのだった。そして千冬は騒がしいのを叩き切るように大声をだした。

 

「静まれ!これで教員の実力がわかったと思う!教員には敬意を払うようにしろ!」

 

千冬が叫ぶと同時にチャイムが鳴り授業の終わりを告げた。それから一夏達は服を着替えると自室に戻っていった。


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