織斑一夏転生記~転生者の生きる道~   作:如月 霊

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第三十九話 旅館[月花]での夜

そして、一夏達は三日間お世話になる旅館[月花]に到着した。実のところこの旅館の名前は昔一夏が着けた名前だったりする。

 

「ここが今日から三日間お世話になる旅館の[月花]だ。旅館の方に余計な迷惑をかけないように注意しろよ」

 

「「「「よろしくお願いします!」」」」

 

千冬の話が終わると、一夏達は旅館の人に挨拶をした。すると旅館の女将の中原 怜子(中原 りょうこ)が挨拶を返してきた。

 

「はい、こちらこそ三日間よろしくお願いしますね」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

返事をした一夏達はそれから部屋へと向かった。部屋に荷物を置き、別館で着替えて海に行くつもりだからだ。

 

 

…ちなみに、一夏の部屋は千冬と同じ部屋であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さてと、何をしようかな~」

 

「一夏!」

 

浜辺に出た一夏に後ろからシャルロットが話しかけてきた。

 

「ん?シャルロットか。その水着、似合ってるぞ」

 

「あ、ありがとう///」

 

シャルロットの彭が少し赤くなった。

 

「で、その後ろの包帯は何なんだ…?」

 

「あ、ああ!ラウラ!」

 

「シャ、シャルロット!」

 

シャルロットはそう言うと後ろにいたいたラウラの包帯を勢い良く、とった。するとそこには髪をツインテールにした少女が立っていた。

 

「おっ、可愛いじゃないか、ラウラ」

 

「か、可愛い…プシュ~」

 

あっ、煙が出てきた。

 

「ら、ラウラ?!」

 

「ぼ、僕がラウラを運んでくよ!」

 

「あ、ああ。頼んだよ」

 

シャルロットはそう言うと恥ずかしさのあまりに目を回したラウラを担いで旅館の方へ向かって走っていった。

 

 

 

それからしばらくすると、一夏を見つけたセシリアが話し掛けてきた。

 

「あっ、一夏さん!一緒にビーチバレーしませんか~!」

 

そしてセシリアは、一夏をビーチバレーに誘う。

 

「ビーチバレーか…いいな、やるよ」

 

一夏はそう言い、ビーチバレーのチームを決めるのだった。

 

そしてそのチームとは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

簪、セシリアチーム対一夏、シャルロットチームである。

 

「殺ってやるぞ!」

 

「何か字が違うくない⁉」

 

そう言うと一夏はボールを空高く投げあげると、自分もその高さまでジャンプした。その高さ、約20m。6階建てのマンションと同じ高さだ。

それから一夏はボールを叩き、空気を蹴ってボールの進行方向の所に移動し、ボールを叩き威力を貯める。数十回数十回したところで一夏は最後の一撃を放つため、ボールより上に移動する。

 

「トランジェント・スター!」

 

そう言って一夏はボールを地上に向けて思い切り叩き込む。そのボールは音速一歩手前のスピードが出ていた。

そして、セシリア達は成す術なくボールは浜辺に刺さった。落ちたのではない、深さ一メートル程の地面に“刺さった”のだ。

 

「織斑隊長!これは危ないでしょうが‼」

 

「今度は私が殺ってやりますよ!」

 

怒り心頭の簪が一夏に向け、ボールを投げ飛ばしてきた。それを一夏は軽く弾き返す。

 

その後、一夏と簪の激しい一騎討ちとなり、気付けばギャラリーが周りを囲っていた。

 

「随分と白熱してるな」

 

「織斑先生!」

 

千冬や真耶も参戦して試合は更に加熱していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~夜~

 

「こうして姉弟で話すのは久しぶりだな」

 

千冬はビール缶の蓋を開け、話し掛けてきた。

 

「うん、そうだね~」

 

一夏は軽く返事をした。それから千冬がある質問をしてきた。

 

「そう言えば一夏、なぜお前はあんなに強いんだ?」

 

「そうだな~第703航空隊に居たときから皆あんなんだったしな~」

 

一夏は軽く話してしまった。居たということを。

 

「第703航空隊に居た?あの円卓の騎士にか?」

 

「あれ?言ってなかったっけ?俺、昔タイムスリップしたんだよ」

 

「言ってないぞ」

 

ありっ?ミスったか…?まぁ、いいか

 

「で、何をしてたんだ?」

 

そう言うと千冬はビールを飲む。

 

「ん?何してたって…隊長?」

 

一夏が呆気らかんと答えると千冬は飲んでいたビールを吹き出し、声を張り上げ、驚きを露にした。

 

「な、なに!お前があの織斑元帥か!」

 

「まさか黒血の月姫の再来が本物の月姫だったとはな」

 

そしてしばらく話しているうちに夜が更け、時刻は既に10時半を回っていた。そして、時計を見た一夏はそろそろ眠るように千冬に促した。

 

「さて、そろそろ寝ますかね。夜も遅いし」

 

「あ、ああ、そうするか」

 

そう言うと一夏と千冬は部屋の電気を消し眠り始めたのだった。

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