「敵は全部で…12、か。フッ…」
空域に入ると一夏はレーダーを起動させ、迫ってきているネウロイの数を確認した。そして、一夏はGEモデルLC5ビームライフル を敵に向けるとネウロイに向けて喋りだした。
「待ちに待った時が来たのだ、多くの英霊達が無駄死にでなかったことの、証のために」
「再び人類の平和を作るために、星の屑成就のために・・・
大空よ私は帰ってきたっ!」」
一夏はそう言うとビームライフルから巨大な光の筒━ビームが放たれ、ネウロイの編隊中心部を貫いた。この攻撃で敵ネウロイは全滅したかに見えた。しかし━
「チッ!まだ生きてる奴がいたのか!」
急に爆発した煙の中からビームが一夏に向かって飛来した。それを何とかかわす。
そして、煙の中から3匹のネウロイが現れた。それを見た一夏はGEモデルLS9レーザーソードを装備し、ブースターを思い切り吹かせ、ネウロイに向けて突撃した。それに応じてネウロイも攻撃を放つ、が、
「遅い!」
アールヴァンMA.kⅡはマッハ1の速度を出しており、ネウロイの攻撃が当たることはなかった。そして、あっという間に一夏はネウロイに接近し、
「レーザーソード!最大出力!ハァァァァァァ!!!!」
GEモデルLS9レーザーソードの出力を最大にまでし、思い切り横一閃に切り裂いた。すると、一瞬ネウロイは止まったままだったが次の瞬間、上下綺麗にネウロイのコアまで別れ、3匹はあっという間に倒されたのだった。
孝美side
はじめまして。私は雁渕孝美、扶桑皇国海軍所属の大尉よ。
まぁ、そんなのはどうでもいいのよ、問題は私の可愛い弟の一夏が扶桑事変の英雄、織斑一夏中…じゃなかった。大将だったのよ!いくつからなっているのかって聞いたら5歳からって言うのよ?おかしいでしょ!年齢とかが!
…ゴホン。一夏に言われて赤城の直掩に上がっていた私は信じられない物を見た。
「嘘…ネウロイが、一瞬で…」
一夏が潜水艦から発進し、ネウロイの前に出て武器を構えたと思ったら高出力のビーム(?)が撃たれて12匹いたネウロイが九匹も一瞬で“消滅”させられた。そう、“消滅”なのだ。それから一夏は倒し損ねたネウロイにむかってサーベルを装備して突撃して行った。そして、ネウロイを切る時にサーベルの出力が上がったと思ったらネウロイが3匹一緒に真横にスッパリと切られた。コアごと。
「これが英雄の力…?」
それを見ていた私はそう思わず言葉を漏らした。それから孝美は赤城周辺を軽く巡回してから赤城に着艦した。
まぁ、一つ言えることは一夏はかっこよかった!
ブラコンだな~ by作者