ーブルーマーメイド横須賀女子学園ー
あれから二ヶ月後、一夏はブルーマーメイド横須賀女子学園にましろと明乃と出会い、学園に向かっていた。
「そう言えば貴女の名前は?」
唐突に明乃が質問してきた。
「確かに聞いてないね」
「あれ?言ってなかったか~」
「私の名前は織斑一夏って言うんだ~。二人と同じくブルーマーメイド横須賀女子学園の新入生だよ」
一夏の名前を聞いた二人は顔を向き合わせ声を上げた。
「「私達と同じなんだ!(ね!)」」
それを聞いてから一夏は時計を指差しながら忠告した。
「それよりも急がなきゃ遅刻だよ?お二人さん」ツンツン
「「ん?」」
「「遅刻するゥ~!!」」
「さて、行きますか」
そう言うと一夏は急いで走り出した二人を追いかけて行った。(ホバー移動)あ~、あくちんらくちん♪
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ーブルーマーメイド横須賀女子学園ー
あれから一夏達は学園に着くとクラス発表を見に行った。
「え~っと、私は晴風クラスの~、やった!艦長だよミケちゃんはどうだったの?」
「私は晴風の副艦長だよ。一夏は?」
そう言ってましろと明乃は一夏の文字があった所の艦名を見て頭に疑問符を浮かべた。
「「航空戦艦 扶城?艦長、織斑一夏?」」
「一夏一人しか名前書いてないけど?」
それを聞いて一夏は軽く情報を教えた。
「それはさ、一人で動かす特殊な艦だからだよ~」
「なるほど~…って!何で知ってるの⁉一夏?!」
あ、やべ、ミスった。
「私がその艦を動かす為の処置を受けてるから、かな」
「さっ!教室に行かなきゃ遅刻するかもよ~」
そう言われた二人は急いで教室に向かった。しかし、一夏は職員室に向かってから教室に大日本帝国海軍の第一種海軍軍服をブルーマーメイド用に変えた服を着て向かった。
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ー教室ー
「艦長!挨拶!」
一夏はそう言いながら教室に入った。そして一夏に気がついた二人が立ち上がり叫んだ。
「「ああ!一夏!」」
「ん?ああ、私は晴風クラスの職員兼生徒なんだ~というより艦長!挨拶!」
そして大声で言われた明乃は驚きながら挨拶の指示を出した。
「は、はい!」
「き、起立!気をつけて!」
「礼!」
そう明乃が言うとクラス全員が挨拶をした。それを確認した一夏はこれからの流れを話した。
「よし。私はここの生徒兼職員のブルーマーメイド保安監察部所属の織斑一夏少将だよ」
「君達は今から駆逐艦晴風の乗員だ。君達はここで様々な事を学んで優秀なブルーマーメイドになってくれ!」
「「「「「「はい!」」」」」」
その返事を聞いた一夏は艦に行くように指示をした。
「なら全員晴風に乗り込んで海域P-03に09:00までに迎ってくれ」
「「「「はい!」」」」
そう言うと一夏とクラス全員は艦に向かった。