第六十一話 新な世界へ…
「…ん?ここは…」
一夏が目を覚ますとそこは海の上だった。そして一夏は何か違和感を感じはじめ、自分の体に付いている違和感の元を確認し出してすぐに叫んだ。
「艦娘の艤装⁉」
「これは…自分の、扶城の艤装、か…」
そう言って艤装を撫でた扶城(艦これ編以下扶城)は自分に搭載されていたレーダーを起動させ、現在の位置を調べた。
「う~ん、太平洋のど真ん中かよ…」
「しゃ~ないか、呉でも目指すか…」
そう言うと扶城は自分のタービンを回すようなイメージをした。すると扶城が微妙ながら進み始めた。
「おっ!頭の中でイメージして考えろってことか」
それから扶城はあらかた動作のチェックを済ませると呉に向けて進み出した。
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『…ザー…こちら…ザー…ザー…天龍…ザー…』
「うん?何かの通信か?探ってみるか」
そして扶城は通信の探知を始めた。
『こちら、大日本帝国海軍呉鎮守府所属、軽巡洋艦天龍。深海凄艦と交戦中!至急救援を求む!』
「…通信、逆探知初め…」
それを聞いた扶城はその発信元を逆探知し、場所を割り出す。
「ほぉ~?ここから30㎞くらい先か…」
「敵の数が、四つ、いや五つかな?」
場所を割り出した扶城は甲板にあるVLSの発射準備をした。
「二式誘導奮進弾、発射!」
扶城がそう言うとVLSの扉が開き、その中から数本の二式誘導奮進弾が発射され、敵に向かって飛び出す。そして数分後、扶城のレーダーから艦娘以外の反応が消えた。
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天龍side
「なんだ…あれは」
深海凄艦の艦隊が一撃で沈められ、天龍は驚きを隠せずに呟いた。しばらくすると天龍に通信が入ってきた。
『こちらは大日本帝国海軍所属、戦艦扶城だ。貴艦らに接触するがいいか?』
「戦艦扶城…?」
天龍はその艦の名前を口に出した。すると横から駆逐艦達が話しかけてきた。
「天龍さん。戦艦扶城?」
「戦艦扶城か…」
「ああ、そうだ」
「私達に接触を求めてきた」
そう言うと駆逐艦皐月が接触すべきだと言い、天龍は扶城に再び通信をれた。
「接触すべきだよ!天龍さん!」
「…あ、ああ。わかった。そう伝えるよ」
天龍sideout
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「うん?通信か?」
扶城は天龍からの通信を開いた。
『こちらは大日本帝国海軍呉鎮守府所属、軽巡洋艦天龍。貴艦の要求を認める』
「ふ~ん。わかったよ。なら、行こうかな」
そう言うと扶城はタービンを回し初め、天龍達の所に向かった。