救援を要請してきた艦隊と合流するとその艦の旗艦たる天龍が敬礼をしてきた。
「呉鎮守府所属、第三艦隊旗艦、天龍だ!救援、感謝する!」
「俺は元連合艦隊…つまりは旭日艦隊旗艦、扶桑型戦艦三番艦の扶城だ。よろしくな」
扶城の挨拶を聞いた第三艦隊の面々が驚いた顔をした。
「お、男なの?」
「本当に艦娘なの?」
そして、第三艦隊のそう言った声が聞こえた扶城は叫んだ。
「ああ、俺は正真正銘の“男”だ!それに俺は艦艇のころから存在して軍人でもある‼」
扶城がそう叫ぶと第三艦隊の中の駆逐艦皐月が手を挙げ、質問をしてきた。
「……あの」
「ん?どうした」
「扶城さんって艦艇だったころから存在していたのかな?」
「ああ、その時の名前は織斑一夏って名乗ってて階級は確か…そう!最終が元帥だ!」
扶城は思い出したように手をポンと叩く。
「織斑元帥…って第一航空戦隊の元司令官⁉」
茶色い生地を使ったが声を張り上げて叫んだ。
実は一夏、連合艦隊司令官になる前に第一航空戦隊の司令官と第703航空隊隊長を受け持っていたのだ。
「ん?君は?」
「綾波型駆逐艦、一番艦の綾波です!お久しぶりです、織斑提督」
「ああ、俺が配属されてた時にいたな。久しぶりだな…と言っても艦艇のころだがな、綾波」
俺がそう言うと綾波は元気よく返事をしてきた。それから俺は第三艦隊の面々に自己紹介をしてもらうように頼む。
「なら、君ら第三艦隊の面々の自己紹介を頼もうかな」
「第一遠征部隊旗艦の軽巡洋艦天龍だ!」
「駆逐艦皐月だよ!」
「駆逐艦綾波です!」
「駆逐艦夕立だっぽい!」
「ほぉ~、編成から見て遠征部隊か?」
俺は前世でやっていた艦これの遠征の編成部隊を思いだし、そう言った。
「そうだぞ?」
どうやら当たったみたいだな…
「そうか、 なら護衛を兼ねて呉にでも行かせて貰おうかな」
「ああ!頼む!」
それから俺は天龍達の護衛をしつつ、鎮守府へと向かっていった…
━━━━━━━━━━━━
所変わって呉鎮守府~
「提督!遠征中に助けてくれた艦娘(?)を連れてきたぞ!」
司令室の前まで来ると天龍がノックもせずに司令室に突入した。その時に俺も引っ張られて一緒に突入してしまった(涙
扶城はそれを気にしないように敬礼をし、自己紹介をした。
「初めましてだな。俺は旭日艦隊旗艦、扶桑型航空戦艦三番艦の扶城だ。これでも俺は織斑一夏って言う軍人でもあるぞ」ビシッ!
「織斑…織斑…って!織斑一夏元帥⁉第二次世界大戦時の提督じゃないですか!」
「じ、自分は呉鎮守府司令の月乃玲(つきの れい)少将であります!織斑元帥閣下!」ビシッ!
ニ十代くらいに見える若そうな女性の提督は扶城の名前を聞くと驚き、すっ飛ぶような勢いで椅子から立ち上がると敬礼をしてきた。
「俺の事は扶城でいい。年齢も似たり寄ったりだろうし」
「わ、わかりました」
「ああ、頼むよ。月乃少将」
━━━━━━━
一通り話が終わってから扶城は今後の事を聞いた。
「なぁ、月乃少将。俺さ、これからしばらくここに居てもいいか?迎撃は手伝うからさ」
それを聞いた月乃は一瞬ポカンとなったがすぐに我に帰り、扶城の手を勢いよく握り、大声をだした。
「手伝ってくれるんですか⁉というか居て下さい!お願いします!」
それを見た俺はドン引きしながらも返事をし、俺…こと扶城はしばらくは呉鎮守府所属となったのだった。