ー翌日ー
テテテ~テ、テ、テ、テテテ~♪
守るも攻めるも黒鉄の~♪
早朝10:30。
モブ1「おっ、始まったな」
モブ2「あ!見えてきたぞ!!」
『今見えて来たのはイージス巡洋艦(颯)を先頭とした第三水雷戦隊です』
「「「オオオオオ!!!!」」」
イージス巡洋艦颯が見えてくると観客達は声をはりあげた。だが、それで終わりはしない。その後ろから次々と艦が現れてきた。
そしてその三十分後―
「ん?なんだ?」
観客の一人が水平線の先に大きな艦影を見つけ、目を凝らしてみた。
「あ、あれは!!…」
『奥から見えて来ましたのは…』
『扶桑型戦艦…』
センカンダッテ!ガヤガヤ
『「扶城だ!」です』
扶城が現れると会場はさらに熱気に包まれた。
「「「オオオオオ!!!!」」」
先頭艦が現れた頃よりも観客は声をはり上げ、空気が震えていた。
『そしてその後ろからは旭日艦隊です!』
「あの魔王が…」
来賓席のアメリカ代表が扶城を見るなりそう言った。実はこのアメリカ代表、大東亜戦争時に扶城に撃沈された駆逐艦乗りだった人物である。そしてその後ろから扶城を見ている人物が一人――ナチスドイツ第三帝国総統、アドルフ・ヒトラーがいた。
「admiral織斑の艦か?」
彼は第二次世界大戦が終結した後、身体を機械化して生き延びていたのだ。
そしてその数分後、全艦の観艦と天皇陛下の御言葉が終ると司会が口を開いた。
『…では、最後に我が帝国を大東亜戦争にて勝利に導いた英雄、織斑一夏元帥からの御言葉です』
おっ、呼ばれたな
それを聞いた一夏は司会の元に歩いていき、マイクを受けとると台に登る。その間には会場は困惑が広がっていた。何せ一夏はすでに第二次世界大戦で戦死しているはずだったからだ。
「皆さん。私が大日本帝国海軍旭日艦隊司令の織斑一夏元帥であります」
「私は…なぜか過去から現代に来てしまった。そして私はこの場を借り、宣言したい。私、旭日艦隊司令、織斑一夏はっ!大日本帝国海軍に復帰したものと宣言するっ!」
そう一夏が言うと一瞬間が空き、次の瞬間、ドッと空気が揺れた。
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この翌日、大日本帝国の新聞、テレビ各メディアはこぞって一夏の軍属復帰を報道した。一夏はもともと英雄とされていた。その人物が急に現れ、軍属復帰を宣言したのだ。それが書かれないわけがない。その内の一社の記事には『救国の英雄、現代帝国に現れ軍属に復帰セリ!!』となっていた。これを朝一番に俺の執務室に届けてイジッてきた青葉のバカは後で殴っとくか…