お気づきかもしれませんが、この物語の都合上、紗夜は主人公と同じ1年生という設定になっております。
ご了承下さい。
それでは本編をどうぞ!
俺が教室で見たものは...
それは俺のもう一人の親友、
少し短めの茶髪が特徴。
こいつとは同じ小学校だったので、小学校の時は仲が良く、休み時間は俺と宏輝、優月の3人で居ることもあった。
だが宏輝は俺たちとは別の中学校に行ったので、それ以来会うことはなかった。
しかし、このような形で再開するとは思いもしなかった。
「久しぶりだな、宏輝。元気にしてたか?」
「お前は...もしかして一翔か!?小学校以来だな!」
「まさかこんなところで再開するとはな...」
「そういえば優月はどこの高校に行ったんだ?」
「聞いて驚くなよ。優月はな...俺たちと同じ、花咲川学園に来たんだぜ!!」
「マジで!?俺たち3人一緒じゃん!帰りにあいつに声かけてみるわ。とりあえず今日からよろしく頼むぜ、親友!」
「おう!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それから俺たちは体育館で入学式を終え、教室に戻り、席に着いたところだった。
しばらく待つと、担任の先生が教室に入って来た。
「今日からこのクラス担当することになった篠原だ。よろしく!」
挨拶をしたのは若い男性の先生だ。20代ぐらいだろうか。
「とりあえず始めにそれぞれ自己紹介をして貰おうか。」
それぞれの自己紹介が始まり、次は自分の番になった。
「工藤一翔です。趣味は音楽を聴くことです。今日からよろしくお願いします。」
自己紹介を済ませ、席に座る。
やっぱりシンプルなのが一番だよね。
自己紹介が終わり、学校の説明を聞き、下校の時間になった。
教室から出ようとすると、紗夜に声をかけられた。
「一翔さん、一緒に帰りませんか?」
「ああ、そうだな。一緒に帰ろう。」
俺は紗夜と共に教室を出た。そして玄関に着いて、靴を履き、学校を出ようとすると、周りから視線が集まっている事に気づいた。
それも仕方ない。入学してまだ初日なのに男女が2人で帰ろうとしているからだ。
だが、そんな視線も気にせず、俺たちは学校を出て、帰路に着いた。
今更だけど日菜がいないな。彼女はどこの高校に行ったのかな。
「そういえば紗夜。日菜はどこの高校に行ったんだ?」
俺は紗夜にそう問いかけた。
「...日菜は羽丘女子学園に行きました。」
一瞬、紗夜の表情が曇ったのを俺は見逃さなかった。
「そうか。」
「紗夜。何か困ったことがあればいつでも相談してくれよ。紗夜はいつも一人で抱えがちなんだから」
「ええ。ありがとうございます」
実際に紗夜は一人で抱えがちだ。自分だけで悩み、自分だけで解決しようとする。俺としてもそんな姿を見ているのは嫌だ。
気がつくと俺たちはもう家の前にいた。
「では一翔さん。さようなら」
「ああ。またな」
俺は紗夜と別れ、自分の家に入った。
だが、家に入った途端、不自然な違和感を覚えた。
妙に静かなのだ。姉さんがいるはずなのに、何も音がしない。
急いで家に上がると、俺は信じられない光景を見た。
そこにはーー
腹部から血を流し、倒れている姉さんの姿があった。
上手く書けているでしょうか...?