二人の幼馴染   作:キナコモチ

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キナコモチです。
テスト期間だったので、更新が遅れてしまいました。すみません。
これからも不定期更新になると思います。




第4話

何が起きているのか、一瞬俺には理解出来なかった。

 

 

「姉さん!姉さん!!」

 

呼びかけてみたが反応がない。

意識を失っているようだ。

 

俺は急いでポケットからスマホを取り出し、すぐに救急車を呼んだ。

 

「姉さんが倒れてるんです!救急車をお願いできますか!?」

 

「お、落ち着いて下さい。場所ば何処ですか?」

 

「◯◯町の××です!」

 

「分かりました。すぐにそちらに救急車を向かわせます」

 

 

 

数分後、救急車が来た。

 

救急隊員が姉さんを救急車の中に運んでいると、紗夜が来ていた。

 

「一翔さん、何かあったのですか!?」

 

「姉さんが倒れてたんだ!!紗夜も病院に来てくれるか?」

 

「もちろんです。私も向かいます。」

 

 

 

 

病院に着くと、姉さんはすぐに運ばれ、俺と紗夜は椅子に腰掛けていた。

 

(姉さん...)

 

姉さんの無事を祈りながら待っていると、病院の先生が部屋から出てきた。

 

「先生!!姉さんは!?」

 

「君のお姉さんなんだが、診察の結果...」

 

「...」

 

「安心したまえ。命に別状はなかったようだ。」

 

「「よかった...」」

 

俺たちは無事だということに一安心した。

 

「君のお姉さんはさっき意識を取り戻してね。会って行くかい?」

 

「はい。会わせて下さい」

 

 

病室のドアを開けると、姉さんがいた。

 

「姉さん!?大丈夫!?」

「結衣さん!!大丈夫ですか!?」

 

「二人とも落ち着いて。私は大丈夫だから!」

「でも傷が治るまでは入院みたい。だから紗夜ちゃん、私がいない間は一翔をよろしくね?」

 

「はい。任せてください」

 

「一翔も、紗夜ちゃんに迷惑かけないようにね?」

 

「わ、わかってるよ」

 

「それと一翔、大事な話があるの。明日、またここに来てもらってもいい?」

 

「いいけど、大事な話って?」

 

「それはまた明日に、ね」

 

「じゃあそろそろ帰るとするか」

 

「「お大事に」」

 

俺たちは病院を出て、帰路につく。

 

「一翔さん、結衣さんがいない間なのですが...」

 

「ん?どうかしたのか?」

 

「もしよければうちに来ませんか?両親には先に了承を得ていますよ」

 

「紗夜の家に?」

 

「1人で生活をするのは難しいと思いましたので。それに来てくれると、日菜も喜びますよ」

 

年頃の男女が、同じ屋根の下で夜を過ごす。

普通に考えてみれば、いい展開があると期待するかもしれないが、俺と紗夜は幼馴染だ。ラブコメみたいなこと起こらないから。

 

 

小さい頃には時々紗夜の家に泊まりに行くこともあったが、最近は無かったな。

 

「じゃあ、そうさせてもらおうかな」

 

 

そして俺は、紗夜の家に行くことになった。




文章が小学生並み...

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