テスト期間だったので、更新が遅れてしまいました。すみません。
これからも不定期更新になると思います。
何が起きているのか、一瞬俺には理解出来なかった。
「姉さん!姉さん!!」
呼びかけてみたが反応がない。
意識を失っているようだ。
俺は急いでポケットからスマホを取り出し、すぐに救急車を呼んだ。
「姉さんが倒れてるんです!救急車をお願いできますか!?」
「お、落ち着いて下さい。場所ば何処ですか?」
「◯◯町の××です!」
「分かりました。すぐにそちらに救急車を向かわせます」
数分後、救急車が来た。
救急隊員が姉さんを救急車の中に運んでいると、紗夜が来ていた。
「一翔さん、何かあったのですか!?」
「姉さんが倒れてたんだ!!紗夜も病院に来てくれるか?」
「もちろんです。私も向かいます。」
病院に着くと、姉さんはすぐに運ばれ、俺と紗夜は椅子に腰掛けていた。
(姉さん...)
姉さんの無事を祈りながら待っていると、病院の先生が部屋から出てきた。
「先生!!姉さんは!?」
「君のお姉さんなんだが、診察の結果...」
「...」
「安心したまえ。命に別状はなかったようだ。」
「「よかった...」」
俺たちは無事だということに一安心した。
「君のお姉さんはさっき意識を取り戻してね。会って行くかい?」
「はい。会わせて下さい」
病室のドアを開けると、姉さんがいた。
「姉さん!?大丈夫!?」
「結衣さん!!大丈夫ですか!?」
「二人とも落ち着いて。私は大丈夫だから!」
「でも傷が治るまでは入院みたい。だから紗夜ちゃん、私がいない間は一翔をよろしくね?」
「はい。任せてください」
「一翔も、紗夜ちゃんに迷惑かけないようにね?」
「わ、わかってるよ」
「それと一翔、大事な話があるの。明日、またここに来てもらってもいい?」
「いいけど、大事な話って?」
「それはまた明日に、ね」
「じゃあそろそろ帰るとするか」
「「お大事に」」
俺たちは病院を出て、帰路につく。
「一翔さん、結衣さんがいない間なのですが...」
「ん?どうかしたのか?」
「もしよければうちに来ませんか?両親には先に了承を得ていますよ」
「紗夜の家に?」
「1人で生活をするのは難しいと思いましたので。それに来てくれると、日菜も喜びますよ」
年頃の男女が、同じ屋根の下で夜を過ごす。
普通に考えてみれば、いい展開があると期待するかもしれないが、俺と紗夜は幼馴染だ。ラブコメみたいなこと起こらないから。
小さい頃には時々紗夜の家に泊まりに行くこともあったが、最近は無かったな。
「じゃあ、そうさせてもらおうかな」
そして俺は、紗夜の家に行くことになった。
文章が小学生並み...