剣豪一家に生まれた俺が転生で魔法使いになりました   作:桜色ノ餅

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初めまして!桜色ノ餅と申します!

初めて書かせていただきますので誤字脱字、文章力の低さなどがよく目立つかもしれませんが、どうか温かい目で見ていただけると嬉しいです




プロローグ

俺の身体と刀は既に悲鳴をあげていた。

 

確かに3000人相手にたったの10人で乗り込むのは厳しかっただろう。

 

仲間も途中俺を庇って死んだり敵を抑えて俺を先に進めたりとして今この場には俺と敵の将の2人だけだ。

 

おまけに相手は大剣使い。

 

一度でも剣同士がぶつかり合えば有名な鍛冶屋に作ってもらったものとはいえ折れてしまうだろう。

 

もちろんそれ以外に武器もない。

 

敵がこちらに勢いをつけ大剣を振りかざす。

 

俺に残された方法はただ1つしかなかった。

 

敵の剣が俺の頭に当たる寸前で俺は刀に込める力を抜いて敵の剣とぶつけ合う。

 

お互いの動きが止まった時、俺の刀は真っ二つに折れ片割れがコンクリの床へと突き刺さる。

 

「おやぁ?あなたの剣を折ってしまいましたかぁ?伝説の剣豪の血もこんなものなのですねぇ」

 

敵は俺を振り返り、にやけ顔で俺を見る。

 

「へっ…安心しろ。この刀はてめぇに折られたんじゃない。自ら折ったのさ」

 

「強がりを…」

 

敵の将がそう言った瞬間

 

そいつの全身から鮮やかな赤い液体が溢れ出す。

 

「なんだ…これは…!」

 

「親父から教えてもらった最後の手段さ」

 

俺は敵が倒れるのを見て出口へと向かう。

 

しかしそこでなにか身体が軽い事に気付き左腕を見るとそこには腕が無かった。

 

「私の一撃もあなたに効いたようで…」

 

かすれて聞こえる敵の声を最後まで聞く事なく俺は意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「と、まぁこんな感じですね」

 

次に目覚めた時、俺の目の前にいるのは天使の輪っからしいものが頭の上に浮いた美少女だった。

 

「ああ、俺死んだんすね」

 

「そりゃああんだけやられたら助かる術はないっしょ」

 

人が死んでるっていうのに軽いなおい。

 

「そんなことはどうでもいいんですが…」

 

どうでもいいのかよ…

 

「あなた転生してみる気はないですか?」

 

天使(らしき奴)は唐突に告げた。

 

「転生?」

 

「そうですよー。アニメみたいに冒険したり、美少女ハーレム作ったり、ぐうたらしたり、何度も生き返ることもあるあの転生ですよー」

 

つまり異世界ってやつっす。そんな軽い感じで天使(もどき)は腰に手を当て言った。

 

「元いた世界に戻るのは…「ダメっす」早いなおい」

 

「だってぇ…あなたを異世界に送らないとノルマが達成できないんですよぉ…」

 

そんなの知ったこっちゃねーよ。

 

「ああもうめんどいなぁ!魔法陣召喚!あなたを異世界に転生させます!」

 

「はっ?何言ってんの?」

 

そう言った俺の足元には既に水色の魔法陣らしきものが完成していた。

 

「よし!これであなたは異世界にしか行けなくなったのです!」

 

「よし!じゃねよぉぉぉぉぉぉ!」

 

思わず俺はクソ天使に向かって叫んでしまっていた。

 

「もう覚悟を決めてください!あなたは逃れられないのですよ!」

 

「あれだ…行くにしても生身じゃすぐ死ぬじゃん。なんか転生特典みたいのないの?大抵アニメとか漫画とかあるじゃん?」

 

「ああ、そうっすね」

 

そういうと天使は横に置いてあった鞄を漁り始めたが、すぐに顔が青ざめた。

 

「あのぉ…非常に言いにくいんだけど…丁度転生特典の武器切らしてて…少しの金銭と通常武器しか用意できないんですが…」

 

ああ、そういうことね。完全に理解した。

 

つまりゼロからやれってことね。

 

他の奴らは10くらいから始めるところを。

 

「もういいや…刀とか剣とかでいいや…一応これでも剣豪の一族だし…」

 

「ごめんね…そういえばあなたが生前戦ってた組織だけど壊滅したみたいだよ」

 

今更だなおい。

 

俺の元々住んでいた日本では江戸幕府壊滅後一時は剣は悪しき文化として消されたが、その後も外国との戦争時に日本刀が役に立ったこともあり西暦2000年を過ぎた今でも使われていた。

 

ただ一般市民も軽く手に入る武器が故に悪用する人間も現れたりとした。

 

それが俺が死ぬ前戦っていた奴らだ。

 

奴らは簡単に言うと人殺し組織だ。

 

警察が動けば一瞬でお陀仏なのだが、バックには幕府の閣僚が控えてるとかなんとか言って動けなかった。

 

そこで俺桜田剣夜と俺の仲間が動いた。

 

桜田家は有名な剣豪の一族で俺も小さい頃から剣術に優れていると言われていた。

 

俺自身では親父の足元にも及ばないんだけどな。

 

しかし、親父は奴らに殺されてしまった。

 

親父もまた奴らを壊滅させようとしていたのだ。

 

俺は親父の仇、そして人々を守る大切な剣を取り戻すために戦ったのだ。

 

「ちょっと何か語ってるとこ失礼するけどもう時間ですよ」

 

「こいつ…」

 

まぁ長々とどうでもいい説明した俺も俺だけどな…

 

ちょっと待った。誰に説明したんだ。

 

「もういい…早くやってくれ」

 

「あなたの旅路に幸運を!短い間だったけどありがとね!」

 

天使のお礼の言葉を聞きながら俺は白い光に包まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白い光が消えた後そこに広がるのは西洋の街並みだった。

 

ここが俺の新しい出発点になるのか。

 

そう思いながら俺は右手に握られた剣を見る。

 

「はぁ?」

 

俺が握っていたのは剣でも刀でもなく木でできた杖だった。

 

 

 

 

 

 

 




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不定期更新故になかなか出せない時期も多いかもしれませんが、どうか気長に待ってくださると助かります

とりあえずは週一くらいで出せたらなと思います
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