剣豪一家に生まれた俺が転生で魔法使いになりました 作:桜色ノ餅
主人公ですが
年齢は18歳 身長177cm 体重57kg
黒髪黒目
職業 魔法使い
ところどころツンツンしたりしてなかったりする髪型
大まかですがだいたいこんな感じです
主要人物が登場するたびに簡単な説明は加えようかと思いますのでよろしくお願いします
ちょっと待て。あのクソ天使何しやがった。
俺確かに剣か刀って言ったはずだよな。
なのにこれなんだよ。
先っぽに結晶みたいのついてるし魔法の杖ってやつか?
仕方ない…金稼いで剣を買えばいい話だ。
流石にこの世界にも剣くらいあるよね?
「きゃっ⁉︎」
その時俺に誰かがぶつかってきた。
それは12〜3歳くらいの蒼髪碧眼の少女だった。
「あ、あの…ご、ごめんなさい…だから…襲わないで…」
少女は涙ながらに俺を見つめて言った。
「いやいや、突っ立ってた俺も悪いし…ってかそんくらいじゃ襲わねーよ」
ぶつかったくらいで襲うとか怖過ぎんだろ。
もしかしてそう言う世界なの⁉︎
「でも…何かお詫びをした方が…」
真面目なんだろうなこの子。
俺なんて誰かにぶつかっても謝るだけだったぞ。
「ならさ、冒険家になれる所とかあるかな?この街来たばかりで何も分からないんだよ」
そこで剣士とかなれるならいいんだけど。
すると少女はホッとした顔をして。
「もっと怖いことされるかと思いました…」
恐ろしいなこの世界。
とりあえず俺は少女に連れられて所謂ギルド的なところへと向かうのだった。
酒場のような建物の扉を開けるとそこにはザ・ギルドな光景があった。
「実は私も新米ですけど冒険家なのでギルドにはよく来るんです」
少女は受付の方向へと進みながら言う。
こんなに小さい子でも冒険家になるのか…
日本じゃ考えられねぇな。
まだ義務教育期間だろ。
「冒険家登録でお間違いないですか?」
「そうですね」
受付のお姉さんの問いに俺は答える。
「とりあえずステータス確認したいのでこの紙に名前や性別など書いてもらってもいいですか?」
聞くところによるとこの紙に名前などを書くと受付のお姉さんの持ってるスマホみたいなやつにステータスが表示されるらしい
「杖持ってるあたり魔法使い志望とかですかね?」
「あっ…いやこれ違うんです!これ知り合いに無理矢理渡されただけで…」
早速勘違いされたじゃねーかあの野郎。
早く剣買わねば…
「でもステータス見る限り魔法使いや僧侶みたいな魔力が必要な職業が適正みたいですよ」
見せられたステータスは確かに全体的に魔力よりのステータスだった
「でも、剣士とかなれるんですよね?」
「ああ…それは無理ですね…魔力が高い人は剣士とかになると稀に魔力の暴走で運が悪けりゃ死んだりするんです…」
何それ怖い。
ってか生まれてから刀ばかり扱ってたのに剣士になれないとか…
「一応全ての職業のスキルが使える職業もありますが本職の人に比べたら弱いですし、魔法使いが剣を使うこととかできますがマイナス補正がついたりと…ケンヤさん…で良かったです?とりあえず魔法使いか僧侶がいいかと思います」
もう聞きたくない…
さらば俺の剣術…
俺は泣く泣く魔法使いを選ぶのであった。
「あ、あのぅ…大丈夫です?」
冒険家登録を済ませ落胆している俺を迎えたのは先程ここまで案内してくれた少女だった。
「あ、ああ…大丈夫…ていうか待っててくれたの?」
「その…せっかくだしパーティー一緒に組めないかなって…」
そういうパーティー制度はやっぱりあるんですね
それにしてもいきなりパーティーに入れるのはかなり有難いことだと思う。
この世界に来て幸運値でも上がったんすかね。
「こちらこそよろしく頼むよ。で名前なんて言うんだっけ?」
「まだ名乗ってなかったですね…すいません…私はルミネ。職業は僧侶をやってます」
「俺は桜田剣夜。これからよろしくな!」
「はい!こちらこそよろしくお願いします!」
今まで一度も笑わなかった少女…もといルミネは初めて俺に笑顔を見せた。
「で、冒険家になってパーティーを組んだはいいがこれから何をすればいいんだ?」
日が傾き、辺りが少しずつ暗くなってきた。
そんな街中を2人で歩く。
周りには人が何人かいるが、どの人も忙しそうにしていた。
「ケンヤさんは家とかあるんですか?」
もちろんある訳がない。
そういやクソ天使が金も一緒に送るとかなんとか言ってた気がするな。
俺がポケットを漁ると人の顔が書かれた銀貨が10枚程度入っていた。
「10000タライですか…少なくとも4日分の宿のお金ですかね」
タライって何さ
詳しく聞くとタライっていうのはこの世界でのお金の単位で価値的には円とそこまで変わらないっぽい。
後半は憶測だけど。
「4日かぁ…食費とかも考えると3日も持たないんじゃない?」
「そうですね…やっぱりお金を稼がないことには武器も買えないので困りましたねぇ…」
「ちなみにルミネはどうしてるの?」
「私は家に住んでますよ…あっ…一緒に住んでみるというのはどうでしょうか?」
いやいやそれは色々まずいって
物騒そうな世界だし簡単に男の人家に泊めたらダメだって。
そう言いたかった俺だが、泊まるアテもないのでルミネの家に行くことにした。
「お帰り〜!マイエンジェルシスタールミネたん!」
ああはい。分かってたよ。
流石に女の子と2人だけとかいう夢のような空間に住めるとは思ってなかったよ。
俺たちはルミネの家と思われる街外れの小さな一軒家へと到着した。
「もう…お姉ちゃん…くっつきすぎ…」
「おや…?君は誰かね?ルミネたんの彼氏?とりあえず死ね」
初対面で死ねぞな⁉︎
ルミネの姉らしき人は俺の腕を掴む。
「お姉ちゃん違うって…この人は私と一緒のパーティーの…」
「サクラダケンヤ君ね。君の記憶を覗かせてもらったよ」
何?記憶を覗く?
「この人は私のお姉ちゃんでララって言って人の記憶を覗いたり弄ったりする能力を持ってます」
「覗くって言っても普段は名前や職業とかしか覗かないようにしてるから安心しな。君がルミネたんの彼氏じゃないことも分かった。だけどね。芽は出る前に抜けとか踏み潰せとか言うじゃん?」
「いや、マジでやめてくださいよ…まだ冒険家としても新米ですし虚弱なんで…」
「身体つきが全然虚弱じゃないんだけど…うん。まあいいや。で、ルミネたんはコイツを泊まらせたいってこと?」
今までの会話からして断られる気しかしないんだけど。
「別にいいよ」
「「えっ?」」
俺とルミネは思わずポカンと口を開いたままになる。
「何をそんなに驚くのさ…私がそんな酷い奴かと思った?」
「「思いました」」
俺とルミネの声がハモる。
「ルミネたんまで…ともかく君はしばらくは来客用の部屋使っていいから住みな」
とりあえず住むとこは確保できたな…
「でもルミネたんに手出したら首切るから」
とても物騒だけど。
ルミネ 12歳 身長 148cm 体重 32kg
黒髪碧眼
職業 僧侶
髪はセミロングくらいで後ろをリボンで結んでいる
ララ 18歳 身長 165cm 体重 47kg
赤髪碧眼
職業 シスコン
ロングヘアー
今回登場した人物の簡易プロフィールです!
僧侶はなんとなく分かるかと思いますが回復や支援魔法が使える職業です
次回も出来るだけ早く投稿しますのでよろしくお願いします!