剣豪一家に生まれた俺が転生で魔法使いになりました   作:桜色ノ餅

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最初に書くべきだったはずのことをこの話で書かせていただきます…


1.5話 会いたくない奴に会うと嫌な気分になるのは仕方ない

「ええと…ケンヤさんの部屋はここですね」

 

「ああ、ありがとなルミネ」

 

俺はララの作った夜ご飯(一瞬毒が入ってるかもとか思った)を食べた後ルミネに部屋へと連れて行ってもらった。

 

ルミネが部屋の説明をし、去った後俺はとてつもない睡魔に襲われ眠りへとついた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ…これでようやく話ができますね」

 

俺の目の前に現れたのはあのクソ天使だった。

 

俺の周囲は部屋ではなく転生する前にクソ天使と話したところだった。

 

「今あなたの夢の中に一時的に入っている状態です」

 

「おい。どう言うことだよ。何で俺が魔法使いなんだ…」

 

俺は1番聞きたかったことを聞く。

 

「それに関してはむしろ感謝してくださいな…もう聞いたと思うけど魔力が暴走するんですよ。剣士になったら」

 

確かにこれは感謝すべきなのか?

 

「で、何で俺の夢の中に入ってきたんだ?」

 

「そういえばこの世界のこと何も説明してなかったなと思いまして。だから1話と2話の間をお借りしたって感じです」

 

1話と2話?こいつは何を言ってるんだ?

 

「この世界は異世界モノの定番の魔王がちゃんといるんですけど人間と友好的な関係を築いていてそこに関しては至って平和です」

 

「でも、ノルマがどうとか言ってたよな?ってことはこの世界にも俺たちが送り込まれなきゃいけない何かがあるんだろ?」

 

天使は頷く。

 

「魔王の配下なんですよ…問題は…」

 

天使は複雑な顔をする。

 

「今は魔王と人間は友好的ですけど、前の代までは嫌というほど争ってまして…今の魔王の配下は先代の時から付いてたのが大半で人間が嫌いな奴もいる訳で…っていうか魔王とその秘書以外ほぼ全員ですね。そいつらがちまちま人間を襲ってるらしんですよ」

 

「ちまちまって…被害的にはどのくらいなんだ?」

 

「半年で街が17個消えました」

 

消えた⁉︎つまり壊滅したってことか?

 

「流石にこれ以上街が消えるとやばいですからね。悩んだ私達がそれを止めるべく若くして死んだ人をこの世界に送ったって訳です」

 

「魔王って強いんじゃないのか?そいつが止めてくれりゃいい話だろ?」

 

「それが…今の魔王ってロリなんですよ」

 

は?最初俺は天使の言った言葉の意味が分からなかった。

 

天使は何やら呪文みたいなものを唱えて俺の前にテレビのような画面を作り出す。

 

その画面には小学生くらいの半泣き状態の少女が写っていた。

 

「まさかこの子が魔王?」

 

天使は苦笑いをしながら頷く。

 

「これでも50歳くらいなんですよ…50年生きたとは言え見た目と同様に中身も幼いので戦うこととかめっぽう弱いんです…」

 

これは部下を従わせるのも難しそうだな…

 

「とりあえず俺は魔王の部下を倒さなきゃならないってことか」

 

でも、この魔王は部下を倒されて怒らないだろうか?

 

その疑問を俺が頭に浮かべていることを察知したのか天使は口を開く。

 

「魔王の部下倒しても別にこの魔王が怒ることとかはないですよ。そもそも秘書さんが倒してもいいって言ってるくらいですし。むしろ生かしておいたら何するか分かりませんからね」

 

天使はそこまで話すと「よし!」と言って俺に背を向ける。

 

かと思ったら慌ててこちらの方を向く。

 

「説明まだ終わってませんでした…この世界についてです」

 

それが1番大事だろ。むしろ。

 

「お金とかもう分かってるとこは省略しますね。そういや言語は全部日本語に見えたり聞こえたりするので安心してください」

 

地球だけでも数えきれないくらいの言葉があるのにおかしいとは思っていたよ…

 

「まずはこれを見てください」

 

そういうと天使は一枚のカードみたいなものを取り出す。

 

「なんだ?カードゲームでもすんのか?」

 

俺が冗談を言うが天使は無視して続ける。

 

「これは魔法などが使えるようになるものです。例えばこれは火属性系統の魔法のカードです。これらは使い捨てなので1回きりですが、上手く使えば戦略も広がります」

 

そこまで言うと天使はカードを元あった場所に戻す。

 

「色々悪いことしたんで何枚かカード置いておいたんで朝起きたら引き出しでも漁っておいてください」

 

なんか真面目になったと思ったけどやっぱり適当だな。

 

「次にステータス関連についてです。やっぱレベル的なものはあって敵倒したりすると経験値が得られます。しかしポケ〇ンとかと違ってレベルを上げるだけじゃスキルは覚えられません。方法としては人に教えてもらうか、自分で作り出すかですね。説明は以上です」

 

天使がそういうと足元に青い魔法陣が現れる。

 

「そろそろ朝なんで戻しますね」

 

「色々と説明ありがとな」

 

「今日仲間になったあの子ですけどなんか秘密があるみたいですよ」

 

天使が小声で言ったその言葉を聞き返す前に俺の目の前は真っ白になった。

 

 

 

 




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