無感動な少女と魔眼使いの少年   作:なるなる

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今回からは、視点切り替え方式で行きたいと思います。
戦闘シーンはへたくそなの許してください。


二話「調整屋に行こう!」

ーいろはー

 結界内に入ってからは、しゅうたさんとももこさんは、私を挟んで背中合わせで武器を構えていた。しゅうたさんは刀?でももこさんは大剣だ。私が索敵をしていると、しゅうたさんが話掛けてくる。

「一様、俺の武器の説明をするよ。」

「え‼ただの刀じゃないんですか!?」

「違うよ、俺の武器は何にでもなれるんだ。今は刀にしてるだけで、槍や鎌にもなるし銃にだってなれる。ただ、同一系統内の武器変更だったら魔力はあんまり掛からないんだけど。違う系統に移ると魔力が結構掛かって燃費が悪いから、使い慣れてる剣の系統にしてるんだ。何となく分かった?」

「な、何とか。」

「ならいいや、いろはちゃんは矢で援護してくれればいいから。」

 

 

 しゅうたさんが、笑顔でそう言ってくれるお陰で少し落ち着いた状態で使い魔を待つことが出来た。

「しゅうた!いろはちゃん!来たぞ!数は三十位だ、行けるか?」

「誰に言ってんだももこ、任せとけ。」

「了解です、サポートします!」

 しゅうたさんが、目の前に来ていた使い魔を切ったの皮切りに、戦いが始まる。

「----------!」

 

 

ーしゅうたー

 目の前に迫っていた使い魔を切り捨てると同時に、意識を集中して()()を起動させる。目が青く光りはじめる。それが魔眼発動の証、今回発動させたのは「末来視の魔眼」。その名の通り未来を視る事の出来る魔眼だ。視ることの出来る時間は、二十秒後の未来が限界だ。それでもこの末来視が外れたことはない。この魔眼がある限り、俺が戦闘で先読みで負けることはない。

 

 

『いろはちゃん、聞こえる。』

 俺はいろはちゃんにテレパシーを送る。

『何ですか?しゅうたさん。』

『お願いなんだけど、ももこの方を優先的に助けてあげて。』

『で、でも!危ないですよ!』

『大丈夫だよ。俺、こんなんだけど神浜でも結構強い方なんだから。信じて!』

『分かりました…でも!危なかったら直ぐに援護に行きます』

『それでいいよ、ありがとう!』

 

 

 

 俺は一通り伝えたい事を言い終わると、意識を戦闘に切り替える。迫りくる敵に対して、末来視で得た情報を基にして悉くを切り捨てる。死角に潜んでいた敵から不意打ちの攻撃が来るが、刀をロングソードに変えて横薙ぎに振り回す。この攻撃のお陰で周りの敵を片付ける事に成功する。

(さて、ももこの方はどうかな?ヤバそうだったら助けねぇと。)

 

 

 

 

ーももこー

 しゅうたの方を皮切りにこっちでも戦いをが始まる。

「--------‼」

「せやぁ‼」

 大剣を少し振りかぶり、上段からの剣劇で使い魔を切断する。いろはちゃんのサポートのお陰で、スムーズに殲滅を行うことが出来る。

(でも、しゅうたの方をあまり見てないとなるとあいつ…私の方を優先的に助けてやれとか言ったんだろうなぁ。たく心配症だな。)

 

 

 私は、しゅうたの気遣いは後でちゃんと説教しようと決意して、次の敵に意識を向き直す。敵はあと三匹か。その三匹は一匹一匹では通じないと分かり、三匹纏めて襲い掛かってくる。

「「「--------‼」」」

「はぁぁー‼!」

 魔力を大剣に流し込み、巨大化させる。巨大化させた大剣を横一線に流し敵を一掃する。

「「「--------‼」」」

 使い魔の断末魔が響く。使い魔が消滅するとともに結界が晴れる。あたしは変身を解き、しゅうたたちの下に向かった。

 

 

 

ーしゅうたー

 変身を解いたいろはちゃんやももこが俺の方によって来る。俺が労いの言葉でもと言いかけた瞬間。

「お疲れあ、ぐぇ!?痛いなももこ!何すんだ!」

「それは、こっちのセリフだよ!アンタこそ何で!いろはちゃんのサポートをあたしの方にだけ回したんだ。」

「そりゃあ、俺の方が強いし。お前に何かあったら、、、嫌だし。」

「でも、しゅうたの方が数が多かっただろ!それに私も、しゅうたが怪我するのは見たくない!」

「まぁまぁ、落ち着いて下さい。二人とも無事なんですから、それでいいじゃないですか。」

 

 

 

 いろはちゃんの仲介で、何とか言い争いをやめる。その後は何とか落ち着きを取り戻し、少し申し訳なくなりももこに謝る。

「ごめん、ももこ。お前の気持ちを無視しちゃって。」

「あたしこそ、ごめんな。なんかカッとなっちゃって。」

「しゅうたさんとももこさんって、何だかんだ仲が良いんですね。」

「まぁね、幼馴染だし。結構昔から遊んでたよ。でも、お互いに大きくなってからは、頻繁に遊ぶことはないけど今でもよく遊ぶよ。」

「そうだね、昔はももちゃん、しゅう君って呼び合ってたっけ。」

「そうそう、懐かしいなぁ~。」

 

 

 俺たちが懐かしんでいると、いろはちゃんが思い出したように飛び上がる。

「あ!?調整屋さん!しゅうたさん案内をお願いします。」

「そうだった!、急がないとね。ももこ行くよ。」

「分かった、急ごうか。」

 そう話してると、目の前に制服姿の女の子が現れる。

 

 

 

「柊断、速く帰って来て。こころが料理を作って待ってるは。」

「やべぇ!もうそんな時間か。ごめんまさら。こころに帰り遅くなるって、伝えといてくれ。」

「よっ!まさらちゃん。」

「こんばんわ、ももこ。そう言えば、あなたの親御さんが心配してたわよ。」

「マジか、悪いまさらちゃん。私の方もしゅうたと一緒に居るって、伝えといて。

「分かったわ、伝えておく。」

「えっと…しゅうたさん、この人は?」

「そっか、初対面だもんな。」

 いろはちゃんは、突然現れて俺やももこと親しげに話すまさらに少し驚いていた。

 

 

(まぁ、驚くよな。まさらは、話してるとき全然顔変わらないし。)

「こいつは、加賀見 真更(かがみ まさら)。分けあって俺の家に住んでる魔法少女だ。あともう一人は粟根 心(あわね こころ)って言うんだ。その子は、また会った時に紹介するよ。」

「加賀見 真更よろしく。」

「た、環 彩羽です。」

「自己紹介が済んだ所で急ごう!早く行かないともっと暗くなっちまう。まさら、後のこと頼んだ!」

 俺は、まさらに一度別れを告げ、調整屋に急ぐ。

 

 

 俺たちはある廃墟にたどり着く。

「さぁ、この奥だよ。足元気を付けてね。」

「こんな廃墟の奥に…?」

 いろはちゃんは少し困惑してる様子だ。

「調整屋は魔女や使い魔の類とは、戦えないからね。」

「そっ、だから人気のないところの方が使い魔や魔女が近寄らないし、調整屋にとってはやりやすいんじゃないかな?」

 俺たちは奥に進み、奥にあったドアをあける。

 

 

「どうも、みたま先輩。」

「おっす、調整屋~。」

 そこに居たのはなにやら少し洋風な格好をした女の人だった。胸が大きくて、足もスラットしている。顔は柔和で優しい顔をしているが、どこか小悪魔っぽい。

 

 

「あらぁ、久しぶりね、しゅうたくん、ももこ。最近来なかったから寂しかったわ。」

「スイマセンね、何分こっちも忙しいもんで。」

「真面目に返すなよ、しゅうた。なーに言ってんだか、最近じゃ客も多くなって思い出す余裕もないくせに。」

「そんなことないわよぉ?あら?そちらの子、見ない顔ねぇ?」

 みたま先輩は、いろはちゃんを吟味するような視線で見ている。

 

 

「そ、今日は俺の用じゃなくて新しい客の紹介だ。」

「あの、この人が調整屋さん、ですか…?」

「どうもー、調整屋さんです。八雲 御霊(やくも みたま)って言うのよ?以後、御贔屓にしてちょうだいね。」

「えっ、あ、はい…。私は環 彩羽って言います、よろしくお願いします!」

 これがいろはちゃんとみたま先輩の出会いとなった。

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