俺の
あぁ、何故
お陰でもう普通の生活なんて送れないぞ。不幸せだぞ。ふざけるな。
あぁ、もういいか、こんな世界にした奴が悪いのだから。
データファイルNo.2000
姓:江麗(エレイ)
名:宮(ミヤ)
個性データ『巨人化』『超再生』
詳細.
一.『女型の巨人』
高い機動力と共に、一部分のみの体の硬質化が可能。俊敏性などは他の巨人に比べ素早いが、硬質化をしていない場合の耐久性に問題あり、持久力は他と比べやや上。一部だけ巨人化させることも可能。
解除後、被験体の性別が女性へと転換されていた。
検査したところ完全な女性体になった様子だが、精神性は男性時と変わらない。
二.『鎧の巨人』
全身を鎧で覆いかかったかの様な装甲が特徴。硬質化能力に長けていると言えるが、実質硬質化能力はある程度爆破で破壊可能、氷、火、雷、水、音、と様々な個性で刺激を加えてみたが特にこれといった効果はなし。雷は少し痺れる程度には効く。
関節部分などには硬質化は施されておらず脆い。
解除後、女体化が治癒したとでも言うべきか、元に戻ったというべきか男体化していた。
三.『超大型巨人』
他の巨人と常軌を逸した図体を誇る巨人。他の巨人と比べ皮膚と見られるものはなく、筋肉繊維がそのまま表面化して高熱を放っていた。しかし、放熱をすると筋肉繊維が減る様で長時間の放熱は不可能。
巨人化時特有の落雷が他と比べ威力が高く、巨人化後の図体により研究施設大部分が崩壊、暫くは中止とする。
一度殺処分の案が出されたが、ここまで複合化されている個性も珍しいためなんとか処分されずに保存できた。続き、実験を開始する。
四.『顎の巨人』
名の通り顎の硬質化と他と比べ小柄な巨人という事が特徴。爪にも硬質化が施されてあるのか壁に張り付くなどして移動が可能。強化アクリルを貫通したことから他の硬質化とは特殊な様で鋭利さや硬度が増している。しかし、小柄さ故か持続力に乏しく、体力もない。長期戦には向いていない。
五.『獣の巨人』
獣と本人は言っていたが、アレはどう見ても狼の類だと思われる。流石に顎よりも強靭な爪や顎は持っていないが、他の巨人状態と比べると強度が増している様だ。狼の様な体毛に覆われており、火を極端に嫌う。遠吠えの様な音を発した際に特殊な波長を感知した。正体は不明だが、何らかの効果がある事は高い確率であるだろう。若干、腕の部分が足よりも長い。
六.『車力の巨人』
高い持久力を持つ獣に続いての四足歩行型巨人。これといって特別な能力はないが、その持久力高さ故か連続して巨人化が可能。
七.『戦鎚の巨人』
巨人の硬質化能力に優れ己の肉体のみでなく、周辺から槍の様に硬質化物質を構成させたり、名の通り硬質化能力で戦鎚を形成し戦う事もできる。その反面、力の消費が大きく、人間状態に戻った際に酷く疲弊していた様子。また。他の巨人と違い弱点であるうなじは弱点にならず、硬質化によって作られた結晶に身を包み脚とチューブの様なものを伝って操作している。またこの結晶は顎並みの硬度と強度を持つ物で圧力を加えるか、オールマイト並みのパワーでしか破壊できないと思われる。
八.『進撃の巨人』
他と比べ特出した能力がない。…かに思われたが、突然凶暴性が増し、実験室が多少倒壊。今までに見ない反応で人間状態に戻った際にも錯乱状態が続いていた。外に出たがる欲求を抱いたようだが、このまま続行する。しかし、精神錯乱状態で暫くの間『父さん…母さん…』と両親を表す単語を呟いていた為、実験が難航した。
九.『???』
本人の指名がない為名前は分からなかったが、超大型を優に超える骨の巨人を形成し、獣の時と似たような電波が観測できた。また、研究者の内数名の身体の一部が機能不全になり、また記憶の改竄が確認された。気づいたのは記憶の食い違いとデータと現実の乖離した情報から推測された。
非常に興味深い個体であるが、その余りの巨躯により、施設が完全崩壊。データも何もかも消し飛び、唯一残ったのはこの不気味であり神秘的な存在だったこの被験体のデータと私たちの命くらいだ。
共通事項
どの巨人も何かしら傷を負っておかなければ巨人化は出来ない。自傷した傷でもトリガーとなるようだ。
戦鎚以外の巨人は全てうなじが弱点、正確には縦1m横10cmの範囲を斬りつけることで無力化が出来、そこに本体が潜んでいる。巨人化した際の肉体は暫くしたのち蒸気となって消える。
また、うなじ以外を攻撃しても超再生による。傷の治癒で復活する。また、痛覚が存在しないのか攻撃しても、四肢を切断しない限りは通常時と遜色なく動き続ける。
人間時と同じく食欲があるが、性欲、睡眠欲といったものはないらしい。
女型の巨人解除を二回続けて行うと、そのまま女体化が維持されるが、女型以外の場合、解除後は男体化に戻る模様。
No.2000の実験は2年間続いていた。