先駆者がいて某動画サイトの流行りのコンテンツに便乗したこの作品ですがこれからも読んでいただける作品を目指していきたいと思っています。
雨の中を少年が走っている。だが、とても楽しそうに歌いながらあるものを追いかけている。
「男の娘と男の子の恋愛は~♪ノーマル?それともBL?」
「男装の女の子と女の子の恋愛も~♪ノーマル?それとも百合?」
「それくらい悩む~♪」
その時、側溝を流れていたものが排水口へと流れていった。
「あー、僕の財布が!」
排水口へと流れてゆく小さな財布、ジョージーが屈んだ時にはもう奥へと流れて行き見失ってしまった。
(まぁ、いいか少額だったし約束があるから帰るか)
立ち上がり帰ろうとすると、排水口から視線を感じ見てみるとあのピエロと目があった。
「やぁ、ジョージー調子はどうだい?」
いつもの胡散臭い笑みを浮かべながらペニーワイズが話しかけてきた。
「うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。って知ってる?」
首を横に振るジョージー。
「えー、面白くて尊いのに」
「そう言って何度騙されたか、もう騙されんぞ」
「確かに、騙してきたが今回オススメするのは理由がある。とても良い作品であるのは間違いないが、ジョージー。君がさっき歌っていたのを聴いて性癖を歪めたのを後悔した、だから君を救いたいんだ」
苦しそうな表情をして、そう話すペニーワイズ。
「性癖が歪んだのではなく、ひろがったのさ。近所のおねえさんと、おねショタ本の朗読の約束があるからまたね」
そう言って立ち上がろうとするジョージー。
「待って(切実)」
ジョージーを立ち止まらせる為1冊の本を見せるペニーワイズ。
「これを見ても?」
「ふぉぉぉぉぉぉ!!!」
表紙を見て興奮するジョージー。
「表紙の娘がヒロインのラティナだ。ジョージーなら気に入ると思ったよ」
「ほら、拾っておいた財布だ。これでコミック一巻を買うんだ」
しかし、騙され続けたせいか怪しむジョージー。
「まぁ、いきなり買えと言ったのは悪かった。Web上に始めのあたりが掲載しているから読んで見るといいぞ」
「また、打ち切り作品じゃないよね?」
前回の件もあってまだ疑っているジョージー。
「原作は完結している。後はコミカライズが追い付くのを待つだけだ」
「うちの娘はいいぞ。ジョージー」
「主人公とヒロインの関係がとても尊い」
財布を取る為手を伸ばすジョージー。
「早く読んでハマるんだ」
胡散臭い笑みを浮かべ話すペニーワイズ。
「そして、少しでも正気に戻るんだな!!!!」
狂気を浮かべた表情に変わりジョージーの手を掴むペニーワイズ。
「おねえさんとの約束があるのにぃぃぃ」
叫ぶジョージー。
ここは霊園、人々は集まりその場は悲しみに包まれていた。
「ジョージーは死んだ」
神父はその死を悼んでいた。
「うちの娘のヒロインのラティナの可愛さに尊死したのだ」
「小説版のイラストも可愛いが、コミカライズ版のイラストはさらに可愛いからだ」
「ひとつひとつの動作をあんなに可愛く描ける人を採用した編集の方good jobだと思う」
「後、近所の若い女性が書類送検された。罪状はわからない」
ビルは涙を浮かべジョージーの死を悼みながら、こう思っていた。
(俺もラティナみたいな娘が嫁に欲しい………)
あの作品の後半になると誰もが思う事だった。
久しぶりの更新となりました。
短い作品ですがなかなかモチベーションが上がらず期間が空いてしまいました。
今後も不定的になりますがこの作品を楽しんでいただければと思います。