皆様こんにちは、レリです。
台風が過ぎたと思ったらまた台風とはいやになりますね。今日も曇りというパッとしない天気ですし・・・。
さて、マテリアルズの魂を持つ者、第九話です。どうぞ
「ところでシュテルたちはどこで寝るんだ?」
「マスターと一緒に寝ます」
「え?」
シュテルの言葉に驚く簪
「そうか、んじゃ寝るか。もう夜遅いし」
「待って、龍輝。なんで普通に一緒に寝ようとしてるの?」
「前は毎日一緒に寝てたけど」
「へぇ~・・・毎日一緒に寝てたんだ~・・・」
「あの、簪さん?目に光が灯ってないよ?あと後ろになんか黒いオーラが出てるけど!?」
「マスター、カンザシはなにか勘違いをしているのでは?」
黒いオーラを漂わせて近づいてくる簪を見て冷静に分析するシュテル。
「お、落ち着け、簪。シュテルたちは俺のかぶる布団の上に寝てるんだよ。川の字みたいに寝てるんじゃないんだよ。・・・たまに俺の隣に寝てることはあったけど・・・」
「最後の部分だけ詳しく説明してくれるかな?」
最後に余計なことを言ってしまったと後悔してももう遅い。詳しくを強めに言いながら先程のユーリと同じような黒い笑みで近づいてくる簪。
「説明するからとにかく落ち着け!」
「ふぅ。じゃ、説明するよ。俺が寝る時は必ず布団や腹の上でシュテルたちは寝てるんだけど、朝起きると隣にシュテルたちが寝てるんだよ。シュテルとレヴィが隣で寝てて、次の日はユーリとディアーチェが隣で寝てるんだよ。俺自身はまぁいっかって流してる」
お茶を飲んで一息ついたところで説明を開始する
「ふぅ~ん・・・。そうなんだ・・・」
(ねぇ、簪がまだ不機嫌なんだけど。誰か助けて)
(マスター一人で頑張って下さい)
(ファイト!ご主人!)
(ご自分でまいた種なんですからご自分でどうにかしてください)
念話で救援を要請したところ、拒否された。しかもなぜか最後のユーリだけ冷たいと思うのは俺だけだろうか。
「シュテルたちはライバルとして見たほうがいいかな・・・」
念話で話してる間に簪はなにか言ってるがよく聞こえなかった。
「で、簪。納得してくれたか?」
「全然してないよ♪」
「ごめんなさい」
笑顔で言われると逆にすごい威圧を感じてすぐに謝る俺である。
「それじゃあ今夜は私も龍輝の布団で一緒に寝るね」
「え?いや待て、待ってください。なんで簪も一緒に寝ることになるんですか?」
「龍輝は私と一緒に寝るのは嫌?」
「う・・・」
頬を赤くし、涙目の上目遣いで見てくる簪。
(そんな目で見るなぁ!)
「一緒に寝ようか・・・」
「やった!」
簪の上目遣いに負けた・・・
「じゃあ、はやく寝よ♪」
「はいはい・・・」
一緒に寝ることが決まった後の簪はすごい上機嫌で笑顔である。
(寝る準備に時間がかかるはず・・・。その時間を利用して寝る時間を少しでもなくすしかない。そうでもしないと俺は理性との戦闘で勝てるかわからない)
「簪、寝る前の準備をしt「できたよ」はやっ!?」
考えた作戦が音をたてて崩れた。
「準備できてないのは龍輝だけだよ」
咄嗟に布団を見るとすでにシュテルたちが寝る態勢に入っていた。簪は寝間着に着替え終わっている。
「わかったよ、すぐに準備するよ」
(こうなったら俺が寝る準備を遅らせて・・・)
「まさか準備を遅らせようなんて考えてないよね・・・」
「まっさか~。そんなことしないよ。さぁ、はやく寝ようか」
簪の目に光が灯ってない状態で考えを見破られた。
「そっか♪疑ってごめんね」
(あっぶねぇ~。咄嗟に言いくるめたけどシュテルたちにはバレてるな。みんなして睨んでるし)
(マスター、カンザシには黙っておきます)
(すまん、ありがとう。シュテル)
シュテルが念話でそう言ってくれたから安心・・・(なので後で私たちに頭ナデナデしてください)したのもつかの間、シュテルが言ってきた。断ったら簪に言うという脅迫付きで。さすが『理』のマテリアルである。
(さすがシュテルは計算高い・・・。シュテルに弱みを握られると後でなにをお願いされるかわかったもんじゃないから今後は気をつけよう)
そう思った俺だった・・・。
「じゃ、寝ようか」
「うん♪」
布団に入る簪と俺。
「龍輝、こっち向いて」
「向かい合わせはさすがに勘弁してもらえませんか・・・」
「じゃあ、仰向けで」
「まぁ、それなら」
仰向けになると簪が左腕に抱きついてきた。
「あのっ!簪さん!?なんで俺の腕に」
「最後まで言わないで。私だって恥ずかしいんだから・・・///」
「お、おう///」
「私ね、龍輝と一緒にいるとすごく落ち着くんだ」
「そうか」
「だから、こうしててもいい?」
「いいよ」
「ありがとう。ところで龍輝、龍輝のあのISはガンダムだよね?」
「やっぱり簪はガンダムとか知ってたか。そうだよ、俺の専用機はガンダムだよ」
「私もガンダムを再現しようとしたけど難しくてできなかったんだ」
「なにをベースにする気だったの?」
「ん~、フリーダム」
「そりゃ難しいわ」
「龍輝のガンダムはエクストリームガンダムベースでしょ?あれもフリーダムと同じように複雑だと思うんだけど。あの子ももう少しで完成なんだけどなかなか進まないんだよね」
「まあ、確かに複雑だったな。ある人物がちょっと手伝ってくれたから予想より高性能になったけどな。わからないとこがあればいつでも言ってくれ」
「ありがとね」
「おう。じゃあ寝ようか。おやすみ、簪」
「おやすみ、龍輝」
朝、目を覚ますと、簪が俺の腕と足にしがみついていた。
(これじゃあ動けない。しかも抱き枕にされてるし)
「っ!」
(なんだ、今の。殺気に似たような視線を感じたが・・・)
(マスター、おはようございます。先程の視線はいったい)
(シュテル、おはよう。さっきの視線だが俺もわからない。クラスでは女子からの視線が多いけど、簪といるときだけ妙な視線は感じてたんだ。こんな殺気染みた視線は初めてだったけどな)
「んぅ~、あ、龍輝おはよう」
念話でシュテルと話してると簪が起きた
「おはよう、簪。ところではやく離れてくれないか?」
「え?・・・っ!///」
状況を確認した簪がすぐに顔を真っ赤にした
「ご、ごめん!」
飛び起きる簪
「いや、大丈夫だよ。それより、簪はよく眠れたか?」
「う、うん。よく眠れたよ」
「そうか、それは良かった。さ、はやく着替えて朝飯食いに行こうぜ」
「うん!」
(さっきの視線は簪に言わない方がいいな。簪に被害が及んだら大変だし)
さ、今日も一日頑張りますか!
第九話を読んでいただき、誠にありがとうございます!
今回は簪との添い寝イベントを書いてみました。そして簪はシュテルたちに嫉妬するという・・・。
そして、高評価してくださったフェリアルーチェ様、がるっち様、誠にありがとうございます!
それでは皆様、良い一日を。レリでした!