ISーマテリアルズの魂を持つ者ー   作:レリ

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皆様おはようございます。レリです。

最近また『革命機ヴァルヴレイヴ』にハマりだしました。火人に乗ってみたいです。人間やめなければなりませんが・・・。

では、マテリアルズの魂を持つ者、第十三話です。どうぞ



第十三話

 

一夏たちとの特訓、もといリンチから数日後、龍輝の噂を耳にした一夏が教室で龍輝にその噂を話そうと龍輝の場所に向かった。

 

 

「龍輝~、おはよう。さっそくだがお前の噂聞いたか?」

 

「おはよう、一夏。ああ、聞いたよ。業火の鉄槌と制裁の雷が下され、紫天の巨獣が現れるってやつだろ。どれもあの特訓でやったやつだ。どこで流れたんだろうな」

 

「おはよう、二人とも。その噂は私も耳にした」

 

「おはよう、箒。あの特訓やってから大分経つのにまだ噂が流れてるのか。唯一の男子の噂だからみんなウキウキしてるのかな」

 

「さてな。噂は噂だ。龍輝が怒ることなんてめったにないからな」

 

 

腕組みしながら噂の内容を否定しようとする箒。

 

 

「龍輝、もしもだけど琴音ちゃんが誘拐されたりイジメにあってたらどうする?」

 

 

一夏が龍輝が怒りそうな妄想を龍輝に聞く。

 

 

「そんなの決まってる。誘拐の方は誘拐犯を一人残らずルシフェリオンで焼き尽くす。イジメの主犯はバルニフィカスの雷刃で切り刻む。それでも懲りなかったらエルシニアクロイツのジャガーノートを喰らわせる」

 

「うん、噂は合ってるな」

 

「どれも私たちが喰らったやつだな」

 

 

龍輝の発言を聞いて一夏と箒は共に顔が青くなっていた。箒に関しては特訓を思い出して身震いしていた。

 

 

「みなさん、おはようございます」

 

「おはよう、セシリア」

 

「龍輝さんの噂、お聞きになりました?」

 

「今、その話をしてたところだ。噂は合ってることが先ほどわかったがな」

 

 

セシリアの問いに箒が答え、その意味を理解したセシリアは顔を青ざめていた。

 

 

「そういえば先ほど、龍輝さんの新たな噂を耳にしましたの」

 

「俺の新しい噂?」

 

「はい。なんでも、龍輝さんの周りには人形みたいなのが四個浮いているとか」

 

「あ、それは俺の家族だよ」

 

「か、家族ですか?」

 

 

セシリアが驚く。

 

 

「そう、俺の家族。シュテル、レヴィ、ディアーチェ、ユーリ」

 

 

名を呼ぶと俺の周りに光が集まり、シュテルたち四人が出てきた。

 

 

「噂は本当だったんですの!?」

 

 

シュテルたち四人を見たセシリアとクラスの女子も驚いていた。

 

 

「はじめまして。マスターの友人、セシリア・オルコット。私はシュテル・ザ・デストラクターです」

 

「僕はレヴィ・ザ・スラッシャー!よろしく!」

 

「ロード・ディアーチェだ」

 

「ユーリ・エーベルヴァインです。よろしくお願いします」

 

「ご丁寧にありがとうございます。セシリア・オルコットですわ」

 

 

セシリアもシュテルたちに自己紹介する。

 

 

「というか、一夏さんと箒さんは知っていたんですのね」

 

「ああ、前の模擬試合の時にな」

 

「ああ、その時にでしたのね」

 

 

ガラッ!

 

 

「席に着け、HRを始めるぞ」

 

 

織斑先生と山田先生が今日に入ってくる。

 

 

「姫柊、デストラクターたちは授業を受けるのか?」

 

「はい。いいですか?」

 

「構わん。そのかわり、静かに授業を受けろよ」

 

「ありがとうございます」

 

 

織斑先生には以前、シュテルたちが授業を受けてもいいかというお願いもしていたのであっさり了承された。

 

 

「今日はですね、なんと転入生が二人来ましたよ~」

 

「転入生?この時期に?」

 

「どこの国の代表候補生なんだろうな」

 

「そこ、静かにしろ」

 

「すみません」

 

 

一夏と話してると織斑先生に怒られてしまった。

 

 

「入ってこい」

 

 

ガラッ!

 

 

「はじめまして。フランス代表候補生、シャルル・デュノアです」

 

「え、男?」

 

 

クラスの誰かがそう発言した。

 

 

「はい、ここに僕と同じ方が二人いると聞いたので」

 

 

(男、ねぇ~・・・)

 

(マスター、あの者は・・・)

 

(言うな、シュテル。それよりみんな早く耳を塞げ)

 

(わかりました)

 

 

念話でシュテルが思っていることを言おうとしてきたが止めさせ、耳を塞ぐように言うとすぐにみんな耳を塞いだ。

 

 

『き・・・』

 

「はい?」

 

『きゃあああああああああっっっっ!!!!』

 

「え!?」

 

「男子!!三人目の男子!!」

 

「しかも美形!!守ってあげたくなる形の!!」

 

「織斑君と姫柊君とまた違う雰囲気!!」

 

 

クラスの女子の黄色い歓喜の叫びが教室に響く。

 

 

(耳を塞いでいてもうるさいだと!?)

 

(ま、マスター、耳が・・・)

 

(耐えろ、みんな!)

 

 

予想以上の叫びにシュテルたちがダウンしそうになる。

 

 

「静かにせんか!!進まないだろ!!」

 

 

シーン・・・

 

 

織斑先生の一喝で一瞬で静かになる。

 

 

(た、助かった・・・。無事か、みんな)

 

(は、はい。なんとか・・・)

 

(まだ耳がキーンってする・・・)

 

(これは一種の攻撃手段なのか・・・)

 

(ここまでとは予想外でした・・・)

 

 

念話でシュテルたちの無事を確認した。それぞれいくらかダメージを負っているようだ。ディアーチェに関しては攻撃方法と思っているようだ。名付けるなら爆音波だろうか。

 

 

「で、では次の方、お願いします」

 

「・・・」

 

 

(ん?)

 

 

「あいさつをしろ、ラウラ」

 

「はっ、教官。ラウラ・ボーデヴィッヒだ」

 

 

・・・。

 

 

「あ、あの、終わりですか?」

 

「以上だ」

 

 

(あれで終わりかよ!?一夏の自己紹介を思い出すぞ!?ん?ボーデヴィッヒのやつ一夏のところに来て何する気だ?)

 

 

「貴様がっ!」

 

「っ!」

 

 

ガシッ!

 

 

「なっ!?」

 

 

ボーデヴィッヒが一夏を叩こうと手を振り下ろす瞬間にボーデヴィッヒの腕を掴む。一瞬でボーデヴィッヒに詰め寄ったので、ボーデヴィッヒも驚く。

 

 

「朝のHRから厄介なことしない方がいいぞ」

 

「離せっ!」

 

「そんなことしても教官である織斑先生が喜ぶとでも思っているのか」

 

「っ!」

 

「わかってくれたのなら早く戻ってくれないか?あまり長く女性の腕を掴みたくないんだが」

 

「くっ!」

 

 

ボーデヴィッヒが元の位置に戻っていく。

 

 

「やれやれ」

 

「すまん、龍輝。助かった」

 

「礼ならまた後で聞くよ。早く席に戻らないとな」

 

 

(思わず織斑先生の名を使っちまったな。まぁ、教官って呼んでる訳だから効果はてきめんだったな。穏便にすませることができたし)

 

 

そう思いながら織斑先生に軽くお辞儀をして席に戻る俺。

 

 

「話を戻すぞ。デュノアは織斑と姫柊が面倒をみてやれ。最初の授業はISについてやる。全員ISスーツに着替えて外に集合しろ。遅刻は許さんからな」

 

 

クラスの女子が着替えるのに動き出す。一夏も席を立ち、更衣室に向かう準備をする。

 

 

「君が二人目の男性操縦者の姫柊君だね。よろしくね」

 

「すまないが自己紹介は更衣室に行った後にしてくれ。女子たちが着替えるからな。急ぐぞ。一夏!」

 

「おう!準備完了だ!」

 

「よし、時間がないから走るぞ!行くぞ、デュノア」

 

 

そう言い、俺はデュノアの手を握り、走りだす。その際に顔を赤くしたデュノアを俺は見逃さなかった。

 

 

「いた!新しい転入生!」

 

「しかも姫柊君が手を握ってる!」

 

「黒髪の短髪に赤毛が混じってる黒のロングもいいけど、金色もきれい!」

 

「者共、であえ、であえ!」

 

 

廊下を走っていると、先生から聞いたのかIS学園のほぼ全生徒が前と後ろに立ちはだかる。

 

 

「行動が早いな、ったく」

 

「全くだ。突破するのは容易いが、その方法を使うと後が怖いがどうする?」

 

「え、突破できるの!?」

 

 

どうみても突破できそうにない女子の壁を簡単に突破することができるという龍輝に驚くデュノア。

 

 

「構わねぇよ。遅刻した後の織斑先生の方が怖いからその方法で頼むぞ、龍輝!」

 

「了解した。レヴィ!」

 

「はーい!」

 

「え!?」

 

 

急に現れたレヴィに驚くデュノアに周りにいる女子たちも驚いて動きが止まる。

 

 

「バルニフィカスの雷を足に纏わせろ!それで加速して突破する!できるな!?」

 

「もっちろん!ご主人の足に雷を纏わせたよ!いつでも行ける!」

 

「よし、二人とも、俺に掴まれ!」

 

「おう!」

 

「う、うん!」

 

 

右腕に一夏が、左腕にデュノアが掴まる。

 

 

「振り落とされるなよ!行くぞ、レヴィ!」

 

「レッツゴー!」

 

 

バァァァァァンッッッ!!!!

 

 

凄まじい電が廊下を疾る。

 

 

『きゃあああっ!?』

 

 

凄まじい電に女子たちが悲鳴を上げる。すでに俺たちは女子たちがいたところより大分先に着いていた。

 

 

「ふぅ、突破したな。二人とも大丈夫か?」

 

 

バルニフィカスの雷で物凄い速さで走っていた俺は難なく着地する。後ろを見ると走ってきた道に所々青い電が疾っている。

 

 

「おう、予想以上だったけどなんとか大丈夫だ」

 

 

一夏はなんとかバルニフィカスのスピードに耐えられたようだ。しかし、デュノアはというと・・・

 

 

「きゅ~・・・」

 

「やべっ、目を回してる」

 

 

バルニフィカスのスピードに耐えられず、目を回していた・・・。

 

 

 

その後、更衣室に着いた俺たちはISスーツに着替える準備をする。が、復活したデュノアは顔を赤くしながら下を向いている。

 

 

「なにやってんだよ。早く着替えた方がいいぞ。織斑先生は遅刻するととんでもない罰を言ってくるから遅れたりしたら大変だぞ」

 

「その通りだ。早くした方がいいぞ」

 

「き、着替えるから!二人ともあっち向いてて!」

 

「まぁ、他人の着替えは見るもんじゃないからデュノアの方は向かないが、なぜそこまで拒否みたいなことをする?」

 

「そ、それは・・・。と、とにかく!あっち向いてて!」

 

「はいはい、失礼しました。一夏、早く着替えるぞ」

 

「お、おう」

 

 

一夏も着替えるのに制服を脱ぎ始める。俺は一夏の後ろのロッカーを使っているため、一夏とは背中合わせで制服を脱ぐ。

 

 

「そういえば、デュノア・・・って、すまないがシャルルって呼んでいいか?」

 

 

一夏がそう言ってデュノアの方に顔を向ける。すると、どんな速業か、デュノアはすでに着替え終わっていた。

 

 

「な、なにかな?」

 

「すごい早いな。俺なんかまだ着替えるの慣れてないから時間かかるんだよな。龍輝もそうだろ?」

 

「ん?」

 

「って、お前も早くないか?」

 

「俺は制服の下にISスーツを着ていたから脱ぐだけで終了だ」

 

「ずるいぞ、龍輝!」

 

「何がずるいんだ。俺は遅刻しないために工夫してきただけだ。デュノア、一夏を放っといて行くぞ」

 

「え?でも」

 

「ちょっ!?待ってくれ、頼む!」

 

「口を動かす暇があるなら手を動かせ!」

 

「なんか龍輝がスパルタみたいなんだけど!?」

 

 

一夏が嘆きながら着替えを急いで終わらせようと頑張る。

 

 

「そうだ。デュノア、自己紹介を忘れてたな。知ってると思うが俺は姫柊龍輝だ。気軽に龍輝って呼んでくれ。で、あいつが」

 

「お、織斑一夏だ!俺も一夏でいいぞ!」

 

「着替えながらの自己紹介お疲れさん。で、俺もデュノアのことをシャルルって呼んでいいか?」

 

「うん、大丈夫だよ。改めてよろしくね。龍輝、一夏」

 

「おう」

 

「お、終わったぞ!」

 

「よし、じゃあ遅刻しないようにすぐに行くぞ。と言いたいところだが、あと五分で授業が始まってしまう」

 

「龍輝、さっきのあれをやれば余裕じゃないの?」

 

 

シャルルが先ほど使った方法を言ってくる。

 

 

「確かに余裕だが、いいのか?また目を回してしまうぞ?」

 

「さっきのは突然だったからびっくりしただけだから今度は大丈夫、なはず」

 

「織斑先生に怒られる覚悟で行くぞ。レヴィ、さっきのやつを使うぞ」

 

「はーい!」

 

 

出てきたレヴィが元気よく返事をする。俺の足に雷が纏まっていく。

 

 

「よし、行くぞ!」

 

 

 

バァァァァァンッッッ!!!!

 

 

 

更衣室に電が疾る。

 

 

 

 

 

場所は変わってグラウンド。

 

 

「遅いな、一夏たち」

 

「もう授業が始まってしまいますわ」

 

「ほんと、ノロマなんだから」

 

 

箒とセシリアは心配しており、鈴は呆れていた。と次の瞬間。

 

 

 

ズドォォォォォンッッッ!!!!

 

 

 

「な!?」

 

「なんですの!?」

 

「まさか、敵!?」

 

 

グラウンドに突如、青い電が落ち、物凄い爆風が起こる。

 

 

「ふぅ、なんとか間に合ったな」

 

「さ、さっきのよりキツかった・・・」

 

「こ、ここまでなんて思ってもみなかった・・・」

 

「り、龍輝!?」

 

「一夏さんも!?」

 

「転入生も!?」

 

 

電が落ちた場所には平然と立っている龍輝に膝に手をついてゼェゼェしてる一夏、地面に座っているシャルルの姿があった。

 

 

「お前たち、遅刻はしなかったがどういう状況か説明しろ」

 

「はい、織斑先生。まず、教室を出た後すぐに女子の軍団に遭遇しました。時間もなかったので俺がバルニフィカスの力を使って突破し、更衣室に着きました。到着後はデュノアと俺はすぐに着替え終わったのですが織斑が着替えに手間取って時間がなくなってしまい、更衣室から再びバルニフィカスの力を使い、今ここに至ります」

 

「そうか、そういう事情なら咎めはせん」

 

「「「ありがとうございます!」」」

 

 

 

キーンコーンカーンコーン・・・。

 

 

織斑先生に簡単な状況説明が終わって授業の始まりチャイムがなる。

 

 

「では、授業を始める!」

 

 

 

 

 

その後の授業はセシリアと鈴が二人で山田先生と試合をしたが、コンビネーションがとれずに負けてしまった。

 

 

(山田先生の強さは感じてはいたが、ここまでとはな。それと鈴とセシリアは今度の特訓でコンビネーションを高めるために二人で俺を相手にしてもらうか。怠けるようならルシフェリオンの業火で焼き尽くすまでだが)

 

 

クラスの女子は驚いていたが、以前から感じていた俺はさほど驚かなかった。さすがIS学園の先生と思った瞬間だった。そして鈴とセシリアは次の特訓で無事に帰ってこれるのか。

 

 

ちなみに龍輝が特訓内容を考えていた時、鈴とセシリアは背中に寒気を感じていた。

 





第十三話を読んでいただき、誠にありがとうございました。

最初の龍輝の噂を書き出したら終わらなくなってしまい、気がついたら文字数が五千文字を突破してました・・・。そしてシャルとラウラをやっと出しました。原作と比べると大分進みが遅いです・・・。

ちなみにラウラの腕を掴んだ時の龍輝の速さはバルニフィカスの雷をバレない程度で使用しています。バルニフィカスの雷を使ってなくても龍輝なら一瞬で詰め寄りますが。

それでは皆様、良い一日を。レリでした!
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