土日の二日間良い天気で最高ですね♪先日、秋葉のコラボカフェに行って来ました。なかなかの収穫でしたね。
それではマテリアルズの魂を持つ者、第十四話です。どうぞ
午前の授業が終わり、昼休みの中、俺は一夏と一緒に山田先生に呼ばれ職員室にいた。
「山田先生、俺たちを呼んだ理由はなんですか?」
「デュノアについてですか?」
「姫柊君、正解です!実はデュノア君が泊まる部屋なんですが、相方は同じ男子がいいかと思いまして。そこで、織斑君と姫柊君二人で相談してください」
「なるほど。じゃあここは龍輝が適任だな」
「は?ちょっと待て。今山田先生の話聞いてたか?相談しろって言ってたよな。相談もなにもしないで俺で決定っておかしくないか?」
「私も姫柊君が適任だと思ってます!」
「山田先生まで・・・」
まさかの満場一致で俺がシャルルの同居人になってしまった。
(簪になんて言おうかな・・・)
「と、いうわけなんだが大丈夫か?」
場所は変わって4組の廊下で俺は簪に先ほどのことを話した。
「・・・」
(まずい。簪の機嫌が・・・)
「まぁ、仕方ないか。転入してきたばかりで相部屋が女子だとどうなるかわからないもんね。いいよ」
「すまん、マジで助かる!今度ケーキ焼いてくるわ」
「ほんと!?」
「ほんとほんと」
「やった♪」
以前、部屋で俺がケーキを焼いたので簪にあげたらすごくおいしかったらしく、それから俺の作るケーキは彼女の好物になっていた。
「そういえば、私はいいけど琴音ちゃんはどうするの?」
「メールを送っといた。俺と一緒に行くか、簪と一緒に行くかをな」
ピピッ!
「噂をすれば。え~っと『簪お姉ちゃんには申し訳ないけど私はお兄ちゃんと一緒に行きたい』だってさ」
「そっか。じゃあ琴音ちゃんは龍輝と一緒で」
「何から何まで俺のわがままですまないな」
「ううん、大丈夫。そのかわり、ケーキ楽しみにしてるね♪」
「おう。楽しみにしてろ」
午後の授業も終わり、俺は寮の部屋でシャルルと一緒にいる。シャルルは今風呂に入っている。
「マスター」
「どした?シュテル」
「彼は何かを隠しています。本人からお聞きにならないんですか?」
「シャルルが隠し事をしているのはわかってる。というかなぜみんなはそれに気づかないのかが謎だが」
「やはりマスターのデータを・・・」
「だろうな。そうでもなければあんなことはしないだろ。本人からは無理矢理やらされてるというのを感じたが」
「どうしますか?」
「無論、助けるさ」
「そういうと思っていました。既に束様に連絡をしてありとあらゆる情報を集めました」
「流石だな、シュテル」
「頭ナデナデしてください」
「偉いぞ~シュテル」
シュテルの頭を撫でると気持ちよさそうな顔をする。猫耳と尻尾があるので、そのうちゴロゴロと聞こえてきそうと毎回思う。
「シュテルんばっかりずるい~。ご主人、僕にも!」
「マスター、私も!」
「はいはい、順番な」
毎回誰か一人を撫でていると全員撫でることになる。
「ん?ディアーチェはいいのか?」
「わ、我はいい!」
「今さら恥ずかしがることないだろ。ほら、こっち来いよ」
「し、仕方ないな///」
照れながら来るディアーチェは毎回可愛いと思う。
「龍輝~、お風呂上がったよ~って、家族団らんだね」
「こいつらは俺にとって妹たちみたいなもんさ」
「お兄ちゃん、私がシュテルたちのお姉さんになるの?」
「そうなるな」
「では次からは琴音姉様と呼びますか」
「姉様・・・なんかいい響き」
シュテルが琴音の呼び名を変えたのを聞いたら琴音は嬉しがっている。
「龍輝の家族は賑やかで仲良しだね」
「自慢の家族だよ。あ、そうだシャルロット」
「なに?・・・って、え?」
「気づいてないとでも思ったか?まぁ、名前はさっき知ったばかりだけどな。なんで男装をしてるんだ?」
「それは・・・」
「大方、同じ男子なら接触しやすいし怪しまれずにデータを盗めるからだろ?」
「そこまでわかっちゃうんだね」
「で、これからどうするんだ?」
「決まってるよ。僕は国に戻されて罰を受ける。会社にはたぶん戻れない。会社も潰れるだろうね」
「それでいいのか?」
「え?」
「シャルロットはそれで満足なのか?」
「僕は満足だよ。龍輝や一夏に迷惑をかける前に気づいてくれてね」
「言葉では簡単に言えるが、心は素直なのを君は知らないか?」
「な、何を言ってるの?さっきの言葉は僕の本心だよ」
「嘘だな。現に君からは『助けて』と感じる。安心しろ。これは誰にも言わない。それと、会社は俺が設計図を書こうと思うんだが」
「設計図って・・・いったいどんな設計図に?」
「俺の専用機と同じガンダムだ」
「ガンダム・・・」
「どうだ?」
考えるフリをしているシャルロット。
「お、お願い・・・できるかな?///」
顔を赤くしながらの上目遣いは物凄い破壊力で危うく倒れるところを耐え、平常を保つ。
「おう、任せろ。で、機体なんだけどどんなのがいい?」
「龍輝のガンダムはどんななの?」
「俺のマナはいろいろカスタマイズしてるからベースの原型なんか残ってないけど。マナにはこのガンダムのパーツを使ったけど」
そう言い、待機状態のマナを使って空中にパネルを出す。その画面の中央にマナが映っており、回りにはマナのパーツのガンダムが映し出されている。
「龍輝のガンダムの腕と足に使われてるこのガンダムは?」
「バルバトスルプスレクスか」
「ば、ばる?」
「ガンダムバルバトスルプスレクス。バルバトスとはソロモン七十二柱の七番目の悪魔の名前。ルプスとは狼のことでレクスの意味は王。悪魔の狼の王という名を冠した機体」
「へ、へぇ~・・・」
「こ、琴音・・・。お前、オルフェンズ好きだったっけ?」
「個人的にはバエルが好き」
「魔王!」
「アグニカ・カイエルの魂は今、目覚めた!」
琴音とオルフェンズの話で盛り上がり、最後は琴音と硬い握手をする。シャルロットを置いてきぼりで・・・。
「話を戻そう。シャルロット、改めてどうする?」
「このば、バルバトス?は龍輝のガンダムの腕と足なんでしょ?僕も龍輝の腕となって一緒にやっていきたいな///」
「よし。じゃあ設計図はバルバトスルプスレクスでいくぞ・・・って最後なんて言った・・・?」
「まさかデュノアさん・・・」
顔を赤くしながら最後に言った言葉をもう一度確認しようとする俺と意味を理解した琴音が同時にシャルロットを見る。彼女はいまだに顔を赤くしたままだ。
「な、何度も言わせないで!」
「お兄ちゃん」
「なんだ?琴音。お兄ちゃんは今大変混乱している」
「お兄ちゃんを好きになった人が二人になったね」
「おい!琴音!シャルロットともう一人は誰なのかわかってるのか!」
「簪お姉ちゃんでしょ?」
「はい、その通りです・・・」
簪の好意には気づいていたが、まさか琴音も気づいていたとは思わなかった。そしてシャルロットは顔は赤くなくなっていて逆に黒い笑顔になっていた。
「へぇ~・・・僕以外にもいるんだ・・・」
「し、シャルロットさん・・・?落ち着こう?まずは落ち着いて話をしよう」
「龍輝・・・」
「はい!」
黒い笑顔で近づいて来るシャルロットをなだめようとするが、彼女は一向に止まらなく、名前を呼ばれると物凄い威圧を感じてしまう。そして、彼女は俺の頬に両手をそっと優しく動かせないように支えながら、彼女は優しい笑顔で顔を赤めてこう言った。
「僕は龍輝のことが好きになっちゃった。ライバルに負けないようにしなくちゃね。だから僕は龍輝のことを諦めないよ///」
そう言い、彼女の唇が俺の唇と重なった。
その間、琴音はシュテルたちと一緒に耳を塞いで後ろを向いていた。
第十四話を読んでいただき、誠にありがとうございます。
最後はシャルがちょっと強引かな?と書きながら思っていました。そして、デュノア社を救うのに新しい機体はリクエストをいただいていたバルバトスルプスレクスでいこうと思ってます。量産型はヴァルキュリアフレームかな?
高評価をしてくださった風華 楓様、評価をしてくださったDither様、誠にありがとうございます!
これからも高評価、感想をお待ちしております。それでは皆様、良い一日を。レリでした。