ISーマテリアルズの魂を持つ者ー   作:レリ

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皆様、おはようございます。レリです。

投稿二週間経ってしまい申し訳ありません!

それではどうぞ。


第二十五話

「なあ、龍輝。後ろからすごい視線を感じるんだが」

 

「気にしたら負けだ。一夏」

 

 

龍輝たちは今、臨海学校で泊まる旅館に向かうバスに乗っている。クラスごとに別れているので蒼たちと簪とは別のバスだ。ちなみに龍輝の隣は一夏である。なぜ一夏なのかというと、誰が龍輝の隣か誰が一夏の隣を取るかで女子たちが大騒ぎしたので織斑先生が一喝し、龍輝の隣は一夏ということで話が終わったのだ。龍輝と一夏は一番前に座っているため、後ろの女子たちから視線を感じているのだ。

 

 

「蒼たちは大丈夫なのか?」

 

「あいつには美森と友奈という鉄壁がいるから大丈夫だ。無闇に近づいて色目を使ったら銃で風穴を開けられるかも知れんぞ」

 

「さらっと怖いこと言ったな」

 

 

この龍輝の言葉を聞いた蒼狙いの一組の女子は顔を青くしていた。

 

 

「して、お前たちは海は初めてだったか?」

 

 

龍輝が一夏に向けた言葉ではないことを言った瞬間、龍輝の頭の上、両肩、膝の上に光りが集まり、シュテルたちが姿を現す。頭の上にいるのがシュテルで右肩にレヴィ、左肩にディアーチェ、膝の上にユーリだ。

 

 

「はい。海は初めてです」

 

「楽しみだな~。ね、ユーリ」

 

「はい!マスターも海は行ったことあるんですか?」

 

「いや、俺もないよ。今回が初めてだ」

 

「過去に行ったことがあったのなら我らを置いていったことになるな」

 

「そうですね」

 

「行ったことなくてよかったと心の底から思ってるよ」

 

 

危うく海に着いた途端に四人からのお仕置きが始まるところだった。膝の上に乗ってるユーリの頭を撫でながら安堵のため息をする龍輝である。

 

 

「ユーリ~、次は僕だからね~」

 

「わかってますよ~、レヴィ」

 

「順番だぞ。レヴィ」

 

「は~い、王様~」

 

「して、シュテルもそこから離れるつもりはないのか?」

 

「マスターの頭の上は私だけの特等席です。王」

 

 

猫耳と尻尾があるシュテルが頭の上に乗ってるとホントに猫が乗ってるように見える。右手でユーリを撫でているため、左手でシュテルを撫でる。二人して「ふにゅ~」と言って気持ち良さそうな顔をしている。それを後ろから一部分だけ見えてる女子たちはというと……。

 

 

『かわいい……』

 

『抱きたい……』

 

『ナデナデしたい……』

 

『姫柊君にナデナデされてる、羨ましい……』

 

 

そう思っていたのであった。シャルも不機嫌そうだ。

 

 

「あっ!皆見て!海が見えてきたよ!」

 

 

誰かがそう言ったあと、ほぼ全員が外を見る。シュテルたちも外に顔を向ける。

 

 

「うわぁ~」

 

「これが!」

 

「海ですか」

 

「素晴らしいな」

 

 

レヴィとユーリは目を輝かせ、シュテルとディアーチェもいい笑顔になっている。

 

 

皆、海を前にしてより一層はしゃぎだしたのだった。

 

 

 

~旅館前~

 

 

 

「それではここが三日間お世話になる花月荘だ。各自、この三日間は従業員の仕事を増やさぬようおとなしくしていろ。クラス長、あいさつを」

 

「よろしくお願いします!」

 

『よろしくお願いします!』

 

「はい、こちらこそよろしくお願いします。今年も元気な子たちですね」

 

「すみません。今年は異例が三人もいて部屋割りを難しくしてしまって」

 

「いえいえ、大丈夫ですよ。それで、そちらの子たちが?」

 

 

旅館、花月荘に到着し、織斑先生の指示でクラス長の一夏があいさつをすると全員がそれに続いてあいさつをする。あいさつが終わると龍輝と蒼と一夏の三人が残る。女子たちは先生の指示で先に行った。

 

 

「はい。こいつらです。三人のうち、二人は私のクラスのですが」

 

「あと一人は私のクラスのです。どうぞよろしくお願いします」

 

「ほら、お前たちもあいさつをしろ」

 

「「「よろしくお願いします」」」

 

 

織斑先生と結城先生が旅館の女将さんに龍輝と蒼と一夏を紹介し、あいさつをする。

 

 

「はい、こちらこそ」

 

「ではお前たち、先に部屋に行け。そこからは自由行動だ」

 

「海に遊びに行っていいよ。みんなが待ってるんでしょ?」

 

「「「ありがとうございます」」」

 

 

織斑先生と結城先生にお礼を言い、行動を開始する三人。まず向かうのは自分たちの部屋だ。

 

 

「そういえば蒼の部屋はどこなんだ?」

 

「一夏の部屋の隣だよ。龍輝と同じ部屋だ。よろしくな。」

 

「おうよ」

 

「え!?じゃあ、俺は誰となんだよ!?」

 

「織斑先生だろ?話聞いてなかったのか?」

 

「あ、千冬姉か」

 

「あ、織斑先生だ」

 

「え!?」

 

「冗談だ」

 

「おい!!マジで焦ったじゃねぇか!!」

 

 

こんなやりとりをしながら部屋に到着し、龍輝と蒼は一夏と別れ、部屋に入るために襖を開けると……。

 

 

「……なんでお前らがここにいるんだ?」

 

「あ、リュウ君にアオちゃん!待ってたよ!」

 

「お待ちしてました」

 

 

龍輝と蒼の部屋のはずなのに中には友奈と美森がスタンバイしていた。もちろん二人とも水着姿で。

 

 

「友奈に美森……ここは俺らの部屋だろ……」

 

「あれ?言ってなかったっけ?」

 

「なにが?」

 

「ここは私たちの部屋でもあるの」

 

「「そうか、そうか。ここは俺たち四人の部屋か…………はぁっ!?!?」」

 

「ノリツッコミとは珍しいね、友奈ちゃん」

 

「だね」

 

「ちょっと待て!なんで友奈と美森が一緒なんだよ!!聞いてないぞ!!それに、先生が許すはずないじゃないか!!」

 

「そこは大丈夫です。すでに友奈ちゃんが許可を貰ってるので」

 

「は?」

 

「お姉ちゃんにお願いしたらOKくれたんだ~♪」

 

「あの人ならすぐに許可するな」

 

「だな」

 

 

結城先生は妹の友奈にベタ惚れしている。いわゆるシスコンだ。もちろん友奈も姉の明日奈さんを慕っている。明日奈さんは細剣の扱いがプロ並みで友奈は武術だ。

 

 

「それより早く海に行こう!」

 

「自由行動は限られてるんですから!」

 

「はいはい、わかりましたよ。さっさと着替えるぞ、龍輝」

 

「わかってるよ……着替えるから廊下で待っててくんない?君たち」

 

「リュウ君は私たちを外に追い出すっていうの?」

 

「誤解を招く言い方はやめろ、友奈」

 

 

ペチ!

 

 

「あうっ」

 

 

冗談を言う友奈の額に軽くデコピンをする。軽いと中で響くと一夏が言っていたが練習して調整できるようになったので痛くはないはずだ。

 

 

「龍輝お兄様?」

 

「仲良くじゃれあってるだけだ。銃をしまえ」

 

「大丈夫だから。痛くないよ、美森ちゃん」

 

「それならいいのですが」

 

 

友奈の親友である美森は友奈に害する存在は全て撃ち落としてきたので危うく龍輝も撃たれるところだった。

 

 

「とりあえず、廊下に出ないのなら後ろを向くとかしてくれ」

 

「昔は一緒に着替えてたのに?」

 

「まあ、そうだけど……いいや。さっさと着替える」

 

「めんどくなったな、龍輝」

 

「ああ、そうだよ」

 

 

友奈と美森が瞬きせずに見てくるのが気になるが、この際どうでもいいと思いながら着替える龍輝である。制服を脱ぎ、あらかじめ着ていた水着姿になる。

 

 

「え!?着てたの!?」

 

「悪かったか?」

 

「いや、全然…………」

 

「龍輝、俺も終わったぞ」

 

「では海に行きましょう。ほら、友奈ちゃんも」

 

「うん!」

 

 

制服の下に着ていたのは予想外だったようで少しガッカリしている友奈だったが、美森が手を出し、友奈はさっきまでの顔が嘘のように明るくなり、美森の手を掴み海に向かった。

 

 

 

 

~浜辺~

 

 

 

途中で一夏と合流し、浜辺に到着した

 

 

「あ!織斑君に姫柊君に黒葉君だ!」

 

「嘘!私の水着、変じゃないよね!?」

 

「姫柊君に黒葉君、すごい筋肉!」

 

 

先に遊んでいた女子たちが一斉に騒ぎ出した。

 

 

「うるせぇな」

 

「いつも通りだな」

 

「お~い!龍輝~!」

 

「よう、シャル。水着似合ってるな」

 

「あ、ありがとう///」

 

「シャル、簪は?」

 

「簪?僕は見てないけど」

 

「ここ」

 

「うおっ!?」

 

 

真後ろから簪の声が聞こえ、驚く龍輝。シャルは簪とハイタッチしている。

 

 

「シャル、知らんぷりしてやがったな」

 

「ごめんね。龍輝の驚くところを見てみたかったんだ~♪」

 

「ったく。ほら、さっさと遊ぶぞ」

 

「「うん!」」

 

 

その後はビーチバレーをしたり、海で誰が泳ぎが速いかで競争したりなど遊びまくった。ビーチバレーでは龍輝と蒼がペアを組み、相手は友奈と美森という幼馴染対決があっという間に龍輝と蒼の勝利で終わった。友奈と美森のコンビネーションも素晴らしかったが龍輝と蒼のコンビネーションが凄まじく、白熱したバレーになった。そして、誰もがあの二人と戦うのは絶対にしない方がいいと思ったのだった。

 

 

 

 

その頃、箒は……。

 

 

 

「もしもし?」

 

 

 

誰もいない海岸で電話をしているのだった。

 




第二十五話を読んでいただき誠にありがとうございました。

シ「またですか」

すみません……。

シ「何回焼かれたらわかるのですか?」

ん~、あと五回?

シ「……」

冗談です!だからルシフェリオンしまって!!

シ「で、今回から臨海学校ですか」

ですね。やっと福音戦にいけると思ってます。次回は紅椿が出る……たぶん。

シ「断定しないんですね」

自分でもまだわからないからね。まあ、福音対龍輝の戦いは始めた頃ぐらいから考えてたからね。そこまでつなぐ部分を考えなくては……。

シ「マスターは勝ちますか?」

それは言えないな。ネタバレになっちゃうよ。心配するのはわかるけど堪えてください。まあ、読者様方はわかってるかも知れないですね。もう少々お待ちを。っていうか最近、ずっと三千文字か四千文字を軽く突破している。

シ「長いですね」

ちょうどいい終わり方しなくて……だから突破してしまう……。ちなみに今回の話でシュテルたちがバスで龍輝の頭、両肩、膝にいるところは想像したらめっちゃ幸せだと思ったのは自分だけじゃないはず!

シ「そうですか」

シュテルたち、すごくかわいいからね。自分は四人の中ではシュテル推しかな。

シ「っ///」

お、照れてる?

シ「焼き尽くせ、ルシフェリオン」

調子のってすみません!!

シ「はあ、今回は許します」

助かった……。

シ「ありがとうございます///」ボソッ

ん?なんか言った?

シ「何でもありません。ではもう終わりにしないと」

げっ、めっちゃ長くなってしまった……。長々とすみませんでした。それでは皆様、一日頑張りましょう。

シ「一週間は始まったばかりですよ。一週間頑張りましょう」

シュテルに言われたらとても頑張れる気がする!よし、次回の執筆も頑張るぞ!!それでは、レリでした!!

シ「もう///シュテルでした」
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