ISーマテリアルズの魂を持つ者ー   作:レリ

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皆様、こんにちは。レリです。今回は早めに出せて安心してます。

それでは、どうぞ。


第二十七話

「模擬戦、始め!!」

 

 

束さんのお願いで紅椿と模擬戦することになった龍輝。龍輝の機体はガンダムヴィダールだ。

 

 

「行くぞ、紅椿!」

 

 

長刀と短刀を握りしめながら突撃してくる箒。対して龍輝は片手にバーストサーベル一本だけだ。

 

 

ガギィィィンッ!!

 

 

「さすがは龍輝!受け止めるとは!」

 

「かっこいいこと言ってるけど威力はそんなにないぞ。新しいISの力を見せろ!!」

 

「ぐっ!」

 

 

バーストサーベルで受けとめ、凪ぎ払う龍輝。たまらず後退する箒。その際に龍輝はスラスターをふかし箒に急接近する。

 

 

「なっ!?」

 

「速い!?」

 

 

下で見ている一夏たちの驚く声が聞こえる。箒は体制を立て直そうとするが、それより先にヴィダールのバーストサーベルが紅椿を貫く……寸前に止める龍輝。

 

 

「こんなものか」

 

「……参った」

 

「まだまだだな、箒。紅椿の性能を充分に発揮しきれてない。まあ、初戦だから仕方ないか。これからの特訓は特に厳しく行かなくちゃだな」

 

「な!?今まで以上に厳しくするのか!?」

 

「当然だ。それともこのまま紅椿に振り回されてるままにするか?」

 

「う……お手柔らかに頼む……」

 

「了解した。箒は先に降りて反省点を見つけてろ。俺はこのままヴィダールの調整と阿羅頼識を試すから」

 

「……わかった」

 

 

(ふむ、一応浮いてた気持ちは破壊したはずだが油断はできないな。箒のやつはあれで紅椿を完璧に使いこなしてると思ってたしな)

 

 

暗い顔をしたまま降りていく箒を見ながらそう思う龍輝。

 

 

「さて、ヴィダールの調子はと……おいおい、あの突き攻撃はとんでもない威力だな。一撃でISのSEを0にできるぞ。かすったとしても半分は無くなるな。さすがは悪魔の名を冠したガンダムフレームだ。自分で作っといてなんだけどこいつはとんだ化け物だな。レクスもだろうけど」

 

『姫柊、お前は降りてこないのか』

 

「俺はこのままヴィダールの阿羅頼識を試すんで降りないです。地上だとどんな被害が出るかわからないんで」

 

『それはデュノアに渡したガンダムもか?』

 

「あれはリミッターをめっちゃかけてるから大丈夫だと思うんですけど、気になるならシャルロットも上に来させていいですか?」

 

『わかった。デュノア、姫柊から指名だ』

 

「いや、指名って……」

 

 

思わず織斑先生の言葉にツッコミを入れる。

 

 

『龍輝が!?行きます!』

 

「やる気だな、シャル……」

 

「お待たせ!」

 

「はやっ……」

 

「で、なにするの?龍輝。あら……なんとかってやつを試すんでしょ?」

 

「阿羅頼識な。阿羅頼識というのは機体の情報を直接脳へ送るシステムだ。だけど、ガンダムタイプだと情報量がハンパない量だから初心者だと三分ぐらい動かせてその後に気絶するだろうな。三分も動かせれば上々だが」

 

「僕、そんなもの扱えるか心配なんだけど……」

 

「何度も言うがシャルのレクスにはリミッターをめっちゃかけてるから情報量は少ないはずだ。だが、機体の操縦は本来より鈍くなるけど。それでも機体の速度はラファールリヴァイヴを遥かに凌駕するぞ」

 

「リミッターをかけてもその性能ってすごいね」

 

「まあな、さすがは悪魔の名前を冠した機体って思ってたんだよ」

 

「確か、ソロモン七十二柱だったっけ?バルバトスだと何番目?」

 

「型式番号、ASW-G-08。八番目の悪魔だ」

 

「龍輝のヴィダールは?」

 

「こいつの本来の名前はあえて言わないけど、六十六番目だ」

 

「ヴィダールが本来の名前じゃないの?」

 

「偽名だよ。さて、そろそろ始めるか。下の方もまだかという顔してるし」

 

「あ、ホントだ」

 

「阿羅頼識、起動。接続開始…………ぐっ!」

 

「龍輝!?」

 

 

全身装甲で顔は見えないが苦しんでる声を上げる龍輝。シャルも驚き、龍輝の心配をする。

 

 

『シャルロット、龍輝はどうしたの!?なにか苦しんでるように見えるけど!』

 

 

通信で簪が聞いてくる。地上からでも苦しんでるように見えるとなるとやはり危険なのかもしれない。

 

 

「それが、僕もさっぱりなんだよ。どうしちゃったの、龍輝……」

 

「だい…じょうぶ…だ……」

 

「え……?」

 

「大丈夫だ。想像してたのよりキツかったわ。これが、阿羅頼識」

 

「り、龍輝……?」

 

 

気がつくとヴィダールのツインアイの光の輝きが増している。

 

 

「束さん、ターゲットを何枚か出せますか?」

 

『出せるよ~!今出せる分だけ出すね!』

 

「助かります。シャル、阿羅頼識っていうのを見せてやるよ。少し離れてろ」

 

「う、うん」

 

 

すると、十枚近い数のターゲットが現れる。

 

 

『お待たせ!リュウ君!どんどんやっちゃって~!』

 

「はい!行くぞ、ヴィダール!!」

 

 

呼応するかのようにヴィダールのツインアイが光る。右手にはライフルを持っている。左手にはバーストサーベルだ。そして、龍輝は近くにあるターゲットに急接近し、ターゲットのど真ん中にバーストサーベルを突く。少し離れたところにはライフルで真ん中を命中させる。下の方で束さんが操作しているのかターゲットが動き出す。それでも真ん中を撃ち抜く龍輝。すると、左右に数枚のターゲットが移動すると、龍輝はライフルとバーストサーベルをしまい、腰に装備されていた小型ライフルを取りだし、左右のターゲットの真ん中を撃ち抜く。これで全てのターゲットが無くなった。結果は……。

 

 

「すごい……」

 

 

全て真ん中を撃ち抜き、貫いている。百点満点の点数でつけるなら百点満点だ。

 

 

「こんなものだな。どうだ?シャル。阿羅頼識のすごさは」

 

「すごすぎるよ。っていうか、龍輝はターゲットが動いているのにも関わらずにライフル撃ってたよね。全弾真ん中に命中って……」

 

「阿羅頼識だとある程度の敵の動きが読めるんだよ。それで撃った」

 

「さらっと言ってるけどとんでもないことだよね、それ」

 

「だな。ん?なんか下が騒がしいな」

 

『姫柊、デュノア。訓練は中止だ。今すぐに降りてこい』

 

「「了解!」」

 

 

織斑先生の元に急いで戻る龍輝とシャル。そして、龍輝たちに伝えられたものは極秘の情報だった。それは、無人機の軍用ISが暴走したとのことだった。

 




第二十七話を読んでいただき、ありがとうございました。今回はちょっと字数が少ないですけど、なんかちょうどいい終わり方したなと思い、終わりにしてしまいました。

シ「今回すごく早かったですね」

そうなんですよ。別作品のスタァライトと一緒に執筆してたらめっちゃ進むの早かったのよ。自分でもびっくり。

シ「今回はマスターの新しい機体、ヴィダールの稼働実験のようなものでしたが。束様が製作した紅椿を圧倒しましたね」

ガンダムフレームは最強だから。

シ「紅椿も相当強いのではないのでしょうか」

強いと思うよ。でも龍輝の作るISはそれ以上だからね。なんといっても第四世代を最初に作ったのは龍輝だからね。バハムートは自分が考えたけど、我ながら恐ろしいのを考えたなと思ってしまう。

シ「強すぎますしね。こんなのを考えてしまうとは作者さんは相当想像力が高いと思ってしまいますが」

自分ではどうだかわからないけど他の人の作品見てるとまだまだと思います。さて、次回はとうとうというかやっと福音が出るよ。長かった……。

シ「結構時間かかりましたね。福音戦はちゃんと書けますか?」

自信ないけど頑張るしかないです!!やっと前から考えてた内容が書けるかもしれないのです!気合いが入る!!

シ「第二次移行しますか?」

ネタバレするから言わないよ。でもアニメと同じように進めてるから読者様はわかりますかね。では、終わりにしますか。長くなってしまいましたし。

シ「そうですね」

では、皆様、長くなってしまい、すみませんでした。それではレリでした!

シ「シュテルでした」
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