平成最後の投稿じゃあぁぁぁぁぁぁぁっ!!
大変お待たせしました!レリです!
福音戦です!それではどうぞ!
無人機の軍用ISが暴走という知らせを聞いた龍輝たちは、広い部屋を緊急作戦会議室にし、そこに集まっていた。
「二時間前、ハワイ沖でアメリカ、イスラエルの合同開発された第三世代の軍用IS、機体名《銀の福音》(シルバリオ・ゴスペル)。通称、福音が制御下を離れ、暴走し、監視区域を離脱したとの知らせが入った。福音はこの旅館の二㎞先の空域を通過することがわかった。時間にして五十分後。学園上層部からの指示で我々が対処をすることになった」
「織斑先生、暴走したISの詳細なスペックが見たいです」
「これを見たら口外は禁止だぞ。もし口外した場合は最低でも二年の監視がつけられる」
「わかりました」
「広域殲滅を目的とした特殊射撃型。わたくしのISと同じオールレンジ攻撃のISですわね」
「それに無人機か……」
「機動力と攻撃力を高めた機体。厄介わね」
「それにこの特殊武装も厄介だね」
「これを打破するには……」
「一撃で仕留めなければならないな」
「一夏、お前の零落白夜で墜とせ」
「俺!?」
「他に誰がいるのよ」
「でも、一夏さんが墜とすとなるとその場所まで誰が一夏さんを運ぶのですか?」
「それは……」
「まーった!まーった!」
天井裏から束さんが出てくる。
「どこから出てきてるんですか。束さん」
「あのね~ちーちゃん!」
「帰れ」
織斑先生も頭を抑えている。それでもお構い無しに話を続ける束さん。
「聞いて!聞いて!これは断然、紅椿の出番なんだよ!」
「なに?」
「紅椿がですか?」
「第四世代の紅椿を試すのにはうってつけってわけですか」
「その通りなのだよ!リュウ君!それに紅椿はすごいスピードが出るからね、すぐに追いつくよ!」
「よし、作戦は決まったな。篠ノ之、お前が織斑を乗せて福音のところに行き、そして、織斑の一撃で福音を墜とせ。奇襲作戦だ」
「織斑先生、俺も出させてください」
「龍輝?」
「心配するな。私たちだけで充分だ」
突然の申し出に一夏は困惑するが箒は自信があるみたいな発言をする。
(どこからその自信が来るのやら……)
「別にお前らが心配な訳じゃない。もしものことを考えた結果だ。俺はお前らがもし失敗した時に対処する第二攻撃隊とでも思ってくれればいい。それでいいですか?織斑先生」
「なっ!私たちが失敗するだと!!」
「話を聞かなかったのか?もしものことを考えたって言っただろうが!それになにか?お前には絶対失敗しないっていう根拠があるのか!!その失敗しないという自信と根拠があるなら俺に納得させる理由を言ってみろよ!!」
「な……そ……それは……」
「それに、福音を墜とすのは一夏の役目だ!箒は一夏を運ぶだけなのになぜ失敗しないってわかるんだよ!そういうと一夏が必ずやってくれるとでも思ってるのか!?一夏や俺やお前を含めた人間というのはそこまで万能じゃないんだよ!!」
「ストップだよ!龍輝!!」
「もうやめて!!」
「っ!……すまない。熱くなりすぎた。あそこまで怒鳴る気はなかった。ごめんな。一夏もごめんな」
「いや、龍輝のいうことはもっともだからな。箒、龍輝にはもしもの対策として出てもらおうぜ」
「一夏……わかった」
言い争いになり、これ以上は言ってはいけないようなことを言いそうになる前にシャルと簪が止めに入ったことで落ち着きを取り戻す。このまま喧嘩していたら作戦どころじゃなくなる前に止めに入ってくれた二人に感謝する。一夏も龍輝の提案を賛成し、同行を箒に説得すると、すんなりと許可が出た。逆に龍輝には一切目を合わせず、龍輝に向ける視線はもはや幼馴染や友人としての視線ではなくなっていた。
「龍輝、その攻撃隊に俺も参加させてくれ」
「お兄様……」
「アオちゃん……」
「ダメだ」
「理由を聞いてもいいか?」
「蒼にはここに残って敵がもしここに攻撃をしてきた時の隊長としていてほしいんだ。お前の実力はよくわかる。一緒に行けばもしもの時に早く倒すことができるだろうな。だからこそ、お前にはここを守ってほしいんだ。美森や友奈たちと一緒に」
「そうか。わかった」
「お兄様、いいのですか?」
「お前も知ってるだろ?こうなった龍輝は曲げずに突き進むことを」
「そうだね。リュウ君らしいや」
「そういうことでこっちは任せろ」
「俺のわがままですまないな。織斑先生、勝手に決めるようなことを言ってすみませんでした。それで、俺の同行を許してくれますか?」
「織斑と篠ノ之が決めたのならそれで構わん。だが、三人ともこれだけは忘れるな。これは訓練ではない、実戦だ。怪我をすることもある。最悪の場合、死ぬかもしれない作戦だ。心してかかれ」
「「「はい!!」」」
「それじゃあ、箒ちゃんの紅椿を調整するから行こ!」
「……お願いします」
作戦の開始時は十五分後。それまでに各自はISの調整をし始める。龍輝と箒に生まれた溝は治らないまま。
~十五分後。浜辺にて~
発進する場所は近くの浜辺からで、そこに龍輝、一夏、箒の三人が揃っている。三人ともISを展開している。龍輝はオーライザーパックを装備している。
「それじゃあ、頼むな。箒」
「本来なら男が女に担がせてもらうのは言語道断だが今は仕方ないな」
「……」
(まだ浮かれてるのか。それに一夏は気づいているな。失敗しなきゃいいが)
『姫柊』
「はい」
『これはプライベートチャンネルだ。二人には聞こえていない。先ほど織斑にも言ったがどうも篠ノ之は浮かれている。お前が壊したはずなのだがな』
「気づいていましたか」
『教員を甘く見るなよ?もしかしたらのことが起こるかもしれん。その時は頼んだぞ』
「はい」
「龍輝、何をしている。もう行くぞ」
「俺を待っていたのなら感謝するよ。待たせてすまなかったな。俺はいつでも行ける」
『作戦、開始!』
織斑先生から開始の宣言が聞こえたと同時に一夏を乗せた箒が発進する。とても人一人を担いでいるとは思えないスピードだ。
「こ、これが第四世代のISのスピード……!」
「一夏、振り落とされるなよ!龍輝は後ろか?」
「箒……」
一夏が感じとったのは龍輝が後ろにいるか確認する時の箒の表情が何か勝ったようなものだったからだ。
「呼んだか?」
「な……!?」
「龍輝!?」
龍輝は紅椿、箒たちの隣を飛んでいた。紅椿のスピードは瞬時加速と同等のスピードだ。それについてきたことになる。
「このスピードについてこれるのかよ!?」
「オーライザーパックなら余裕だ。っと、目標を確認」
「さすが速いな」
「一夏、箒。俺は近くで待機している。健闘を祈る。箒、できるだけ一夏のサポートを」
「ああ、任せろ!」
「わかった!」
龍輝はここで待機。福音は見える距離の位置だ。箒は作戦通りに福音に近づく。一夏は手筈通りに零落白夜を起動する。福音も突然の襲来で反応が遅れている。そこに一夏の零落白夜が振り下ろされるが福音はギリギリでかわす。
(初手失敗!行くか……一夏?)
第二攻撃隊として行こうとしたら一夏は諦めてないらしく、福音に攻撃を繰り返していく。全てかわされているが一夏は諦めない。箒も一夏の邪魔をしない程度に福音に攻撃をしていく。そして、福音が怯み、一夏が攻撃しようと急接近するが福音を通り越す。その隙に福音が翼から光弾を放つが一夏は光弾を零落白夜で斬っていく。
(何をしているんだ一夏。海上に何かあるのか?)
一夏が光弾を斬っている場所の下を見てみると……。
「船……この海域は確か先生たちが封鎖しているはず。まさか、密漁船か!一夏はいち早く気づいて庇っているのか。一夏らしいな。第二攻撃隊、出る!!」
少しでも一夏の手伝いをするために福音の相手をする。
『……ほう……そ……いつもの……じゃねぇよ』
(通信?近づいたことで通信可能距離に入ったのか。これは一夏の声だな。ノイズのせいで何を言っているのかわからないな)
「なっ……箒の奴、何をぼーっとしているんだ!狙い撃ちされるぞ!!くそ、間に合え!!」
福音が箒目掛けて光弾を放つ。一夏もそれに気づいて箒に接近している。
『間に合えぇぇぇぇ!!』
ドゴォォォォォォォンッ!!
『一夏ぁぁぁぁぁ!!』
福音の光弾が箒を庇った一夏に直撃し爆発が起こる。爆煙の中から通信で箒が叫ぶ声が聞こえ、一夏を抱えながら海に向かって墜落していく。
「くそ!!トランザムッ!!」
海への墜落を防ぐためにトランザムと瞬時加速とバルニフィカスの力を使い、海上ギリギリで箒たちを受け止める。墜落スピードがとてつもなかったのが原因かわからないが衝撃波が発生し、海面の水が波を起こす。だが密漁船には船体が揺れる程度の波だったので被害は少ない。
「箒!!」
「一夏……一夏ぁ……」
「しっかりしろ!!ああ、もう許せ!!」
バチンッ!
正気に戻すために頬を叩く。
「りゅう……き……」
「しっかりしろ!!箒は負傷した一夏を早く宿に運べ!!ここは俺が食い止める!!急げ!!」
「わ、わかった……!」
無理やり箒を撤退させる。そうでもしないと足手まといどころか邪魔になってしまうかもしれないからだ。
「頼むぞ、箒」
撤退する箒に追撃しようとしている福音が目に入る。威嚇射撃としてバスターライフルを放つ。案の定、福音は避ける。当然、避けやすい射撃だったからだ。こちらに注意をひくには充分だ。
「お前の相手はこの俺だ。かかってきやがれ!!」
~撤退中の箒~
「一夏……龍輝……」
腕の中で負傷し、気を失っている一夏を見る。自分の失態で一夏が怪我をし、そのせいで龍輝は一人で福音の相手をしている。
「龍輝……お前はこんなことが起こらないために私に怒鳴ったというのに私はお前をうるさく、邪魔だと思ってしまった。それなのに、一夏は私を庇い、龍輝は退かせるために自分を的に……私は、許されるのだろうか……」
その後、宿に到着し、一夏を医療担当の先生に渡し、龍輝のことを聞くと、シャルと簪が暗い顔をし、蒼は拳を握りしめ近くの岩を殴る。美森は友奈と手を握り涙を流している。鈴から聞かされたのはレーダーからバハムートの反応が消えたということだった。
第二十八話を読んでいただき、ありがとうございました!
シ「平成も終わりですか」
そうですね~。そして、皆さんには投稿が遅れてすみませんでした!
デ「どれくらい遅れたのだ」
えっと、今月の中ごろに投稿したっきりだから一応今月以内には投稿したよ!
レ「なんか威張ってない?」
滅相もないです。ちゃんと反省してます。はい。
シ「テキトーになってませんか?」
そんなことはない!
デ「それより、主がレーダーからロストするとはな」
福音には余裕で勝てる性能だけどすんなり勝ってしまったら面白くないからね。何より第二次移行できないじゃないか!……………………あっ。
シ「ネタバレしましたね」
やってしもたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
デ「シュテル、レヴィ、遅れた分とネタバレした罰を与えてやれ」
シ「はい」
レ「は~い!」
お慈悲を~!!
デ「ならぬ。やれ」
王様冷たい!!
シ「真・ルシフェリオンブレイカー!!」
レ「雷刃斬!!」
ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?
シ「令和になってもマテリアルズの魂を持つ者をどうぞよろしくお願いいたします」
レ「別作品のスタァライトー君とキラめくためにーもよろしくね~!」
デ「では、おやすみなのだ」
シ「おやすみなさい」
レ「おやすみ~!」
レ……レリ……でした……。