ISーマテリアルズの魂を持つ者ー   作:レリ

32 / 37

皆様、こんばんは。レリです!

投稿遅れてしまって申し訳ありませんでした!そして、話は変わりますが、今回、福音戦、決戦です!ハリキリました!

それでは、どうぞ!


第二十九話

「う…………ここは…………」

 

 

(確か、福音に隙を突かれて墜とされたんだっけ。てかなんで草原?)

 

 

そう。龍輝が目覚めた場所は先ほどまで戦っていた海上ではなく、草原だったのだ。

 

 

「なんでこんなところに……まさか……」

 

「お目覚めになられましたか。主様」

 

「うおっ!?」

 

 

突然後ろから声をかけられ、驚く。考えだした瞬間だったので驚いてしまったのだ。急いで後ろを向く。すると、黒の忍装束のような服を着た女の子が立っていた。髪は黒のロングで目が龍輝と同じくオッドアイである。その姿を見た龍輝は……。

 

 

「……はぁ」

 

 

間をあけてからため息をするのだった。なんとも呆れた表情をしながら。

 

 

「どうかしましたか?主様」

 

「一つ、いや、二つ聞きたいんだが……」

 

「はい。なんなりと」

 

「ここはISの精神世界で間違いないな?」

 

「はい」

 

「そして君は俺が作った機体、バハムートの疑似人格の姿だな?」

 

「ご名答です」

 

「なんでバハムートの疑似人格がアニメ『最弱無敗の神装機竜』の夜架なんだよ!!」

 

「そう言われましても」

 

 

龍輝の目の前に立っている少女はアニメ『最弱無敗の神装機竜』に出てくるキャラ、切姫夜架にそっくりなのだ。

 

 

「主様、第二次移行の時が来ましたわ」

 

「っ!そうか。だからここにいるんだもんな」

 

「では、主様に問います。あなたは力を求めますか?」

 

「あぁ、求める」

 

「なんのために?」

 

「皆を、大切な家族や大切な人たちを守るためだ」

 

「大切な人というのは主様に好意をよせているあのお二人ですか?」

 

「わかってるなら聞かないでくれ……あと、蒼たちと一夏たちもな。蒼と友奈と美森は親友で幼馴染だ。一夏も幼馴染だが、蒼たちとの方が長い付き合いだったからな。そいつらを守りたい」

 

「わかりました。では、行きましょう。主様」

 

「あぁ、頼むぞ……ところでお前は名前はどうするんだ?」

 

「いい感じのところで何を言うのかと思えば……主様が決めてください」

 

「んじゃ、マナでいいか?愛称でそう呼んでたし」

 

「それで構いません。では、バハムートマーナガルム改め、マナ。これからも主様と共に」

 

「あぁ、よろしく頼むぞ」

 

「それと主様、後ろをご確認ください」

 

「後ろ?うおっ!?」

 

 

マナに言われた通りに後ろを見ると長身の男性が立っていた。

 

 

「まさか……ガエリオ・ボードウィン特務三佐でいらっしゃいますか?」

 

「なぜそのような口調になってるのかわからんが、そうだ。厳密に言うと似た者だな」

 

「貴方様に出会えて光栄であります!」

 

 

龍輝はギャラルホルンの敬礼をしながらガエリオに言う。しかし、ガエリオは呆れている。

 

 

「俺はお前が作った機体なんだぞ。主にそんなこと言われると恥ずかしいからやめてくれ」

 

「うん、まあ、わかってたけどね。てかなんであなたがここに?まさか、ヴィダールも第二次移行するのか?」

 

「いや、俺はまだだ。あと少しだな。出始めたばかりだからまだなのだろう」

 

「なんかさらっとメタいことを言ったような気が……まあ、いいや。じゃあ、今回はマナだけなんだな?」

 

「その通りですわ、主様。それと、そろそろ目覚めないと大変なことになりますわ」

 

「大変なこと?」

 

「あの福音にデュノア様や更識様方が戦っています」

 

「なっ!?アレにか!?それじゃあさっさと目ぇ覚ますぞ!特務三佐!またいつか!!」

 

「あ、あぁ。別にガエリオと呼んでくれても……行ってしまった……ふっ、ではまた会おうか、龍輝。来るべき時にな」

 

 

ガエリオは先ほどまでいた龍輝の場所を見つめながら呟いていた。

 

 

そして、龍輝はマナと共に目覚めの時に入っていた。

 

 

「なぁ、マナ」

 

「はい」

 

 

龍輝は今、マナに手を繋がれ、引っ張られている状態で光がある場所に向かっている最中だ。その時に気になったことがあったので聞いてみた。

 

 

「俺の体ってさ、今どうなってんの?海に墜ちたんだよな?」

 

「ご心配なく。目覚めればわかりますわ」

 

「さいですか。じゃあ、行くか!」

 

「はい!」

 

 

龍輝の掛け声でスピードアップし、光にマナと一緒に突っ込む。突っ込んだ瞬間に誰かの声が聞こえた龍輝であった。

 

 

「……ん……」

 

 

静かに目を開ける。最初に見えたのは四つの影だった。視界はまだそれしかわからない。だんだん他の感覚が覚醒し始め、やっと影の正体もわかってきた。それと同時に潮の匂いがしたと思ったら波の音が聞こえた。

 

 

「……ここは」

 

「っ!マスター!!」

 

「ご主人!!」

 

「主!!」

 

「マスター!!」

 

「シュテル、レヴィ、ディアーチェ、ユーリ……おはよう」

 

「ご主人~!!」

 

「マスター!!」

 

「おわっ!?」

 

 

四つの影はシュテルたちだった。目覚めて起き上がった瞬間レヴィとユーリが抱きついてくる。不意討ちだったのでバランスを崩すがなんとか保つ。

 

 

「心配したんですよ。マスター」

 

「あぁ、すまなかったな。皆。ところでシュテル、状況を確認したいんだが」

 

「はい。マスターは福音に隙を突かれ、海に墜とされました。ここまでは覚えていますか?」

 

「あぁ、覚えてる」

 

「その後、私たちで福音から遠く離れた場所で引き上げました。島まで行くには時間がなかったので」

 

「私の魄翼の特殊形態、《鎧装》の第二形態で、海面上でマスターを持っていた訳です」

 

「こんなところで鎧装の第二形態を出すとは……まあ、非常事態だから仕方ないか。よし、状況はだいたい理解した。シュテル、レヴィ、ディアーチェ、ユーリ。今、福音がどうなっているかわかるか?」

 

「いえ、私たちはマスターの方で一杯でしたので。すみません」

 

「謝ることはないよ。福音は今、シャルや簪たちが戦っている状況なんだ。すぐに行くぞ」

 

「お身体の方は大丈夫なのですか?」

 

「心配するな。大丈夫だ。マナを起動する。決着といこうか」

 

『残念ですが主様、マナを起動するにはもう少し時間が必要になりますわ』

 

「この声……もしかしてお前か?マナ」

 

『はい。主様が精神世界に来たことにより、話せることが可能になりました。そして、マナはまだやることがあるのでもう少し時間が……』

 

「わかった。できるだけ早くしてもらえると助かる」

 

『了解ですわ』

 

「さて、マナが使えないのならば鎧装で行くしかないか。ん?どうした?皆」

 

 

マナからの報告を受けたあと、鎧装で福音の元へ行こうとすると、シュテルたちが唖然としている。

 

 

「マスター、先ほどの声は……」

 

「あぁ、そういえば言ってなかったな。さっきの声はバハムートマーナガルムの疑似人格だよ。名前はマナだ」

 

「ご主人が呼んでた愛称のままだね」

 

「他に浮かばなかった作者に言ってくれ」

 

「その発言はメタいぞ、主よ」

 

「ゴホンっ!それより早く行くぞ。どうなっているのかわからないからな」

 

「その事なんですがマスター、提案してもいいでしょうか」

 

「なんだ?ユーリ」

 

「ここは魄翼の鎧装ではなく、ディアーチェの《トリニティブラッド》の方がいいと思います」

 

「ふむ、理由は?」

 

「鎧装も強力ですが、何より大きすぎるんです。それだと福音の攻撃の的になってしまう。なら、多少威力などは下がってしまうかもですけど機動力が高いトリニティブラッドにした方がいいかと」

 

「わかった。ならトリニティブラッドで行くぞ。やれるな?三人とも」

 

「もちろんです」

 

「オッケーだよ!」

 

「問題ない」

 

「よし、行くぞ!トリニティブラッド!!」

 

 

トリニティブラッド。それは、シュテル、レヴィ、ディアーチェ、三人分の魔力を龍輝にユニゾンすることでできる奥義だ。今の龍輝は、甲冑はディアーチェのだが翼にはシュテルの魔力の色の赤、レヴィの魔力の色の青、ディアーチェの魔力の色の黒の三色になっている。左腕にシュテルの武装『ブラストクロウ』が装備されている。

 

 

「準備は整ったな。行くぞ、皆!決戦だ!!」

 

『はい!!』

 

『おぉー!!』

 

『うむ!!』

 

「はい!!」

 

 

 

トリニティブラッドを起動した龍輝は物凄いスピードで戦闘が行われている場所に向かったのだった。戦闘の光を確認できるほどの距離まで来たがそこには第二次移行した白式を纏った一夏がいるのに気づいた。

 

 

『マスター、イチカがいます』

 

「あぁ、確認した。あいつ、白式が第二次移行してやがる。にしてもあいつら俺らに全然気づいてないな」

 

『音速で飛んでるような速度だから気づかないのも無理はないよ』

 

『主、このまま福音に突っ込むのか?』

 

「突っ込む!バルニフィカス!!」

 

 

右手にバルニフィカスを顕現し、福音に突撃する。

 

 

「おらあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

 

 

 

 

~シャルside~

 

 

 

第二次移行した福音に苦戦を強いられてる僕ら。防戦一方だったけどだんだんと消耗させられてる。第二次移行した白式を纏った一夏が来てくれたけど、なかなかとどめを刺すことが出来ずにいる。龍輝がいてくれたら話は変わるかもしれない。でも龍輝は未だ行方不明だ。龍輝から渡されたバルバトスでも苦戦している。まだ扱いきれていない証拠なのはわかっている。そんな事を考えてると福音が簪の後ろに移動していた。

 

 

「っ!簪!!」

 

 

僕が彼女の名を呼ぶと、簪も後ろに気づきすぐに後ろを向く。でも福音が光の翼を広げ、簪に攻撃を仕掛ける瞬間だった。

 

 

「おらあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

 

 

どこからかわからないけど雄叫びが聞こえた。その瞬間簪の後ろにいたはずの福音が姿を消していた。否、吹っ飛ばされていた。僕は何が起こったのかわからないまま呆然としていた。すぐに我に戻り、簪のところに向かった。

 

 

「簪、大丈夫?」

 

「う、うん。でも何が起きたの?やられると思ったらすごい風が吹いて」

 

「僕も何が起こったのかわからない」

 

「二人とも!福音が体制を立て直すぞ!」

 

「「っ!」」

 

 

箒から言われ、すぐに福音がいる場所を見ると吹っ飛ばされていた福音が体制を立て直し、僕らをロックオンする。すると福音に向かって赤い炎のような弾が発射され、福音に着弾し爆発していく。

 

 

「なに!?」

 

「炎の弾……?」

 

「まさか!!」

 

 

僕と簪は何かに気づき、辺りを見渡す。すると、ずっと聞きたかった声が聞こえた。

 

 

 

~シャルside out~

 

 

 

「決着の時だ。銀の福音」

 

 

簪に攻撃しようとした福音に狙いを定め、突撃し、体制を立て直したらブラストクロウから魔力砲をぶちこみ、福音を足止めする。

 

 

「バックパックの翼が光の翼に変わってるな」

 

『奴も第二次移行したということか』

 

「え~余計めんどくさくなってない?」

 

「「龍輝!!」」

 

「ん?ようシャル、簪。ただいま。心配かけてすまなかったな……おい、その気持ちはわからなくもないがここですることじゃないだろ!」

 

「心配かけた龍輝が悪いんです!」

 

「その通り!」

 

「へいへい」

 

 

福音がいるのにも関わらずに抱きついてくるシャルと簪。

 

 

(まあ、心配かけた事は真実だしな)

 

 

「龍輝!」

 

「よう一夏。白式も第二次移行したんだな」

 

「まあな。ん?『も』?」

 

「龍輝、その言葉だと龍輝のバハムートも第二次移行したことになるよ」

 

「あぁ、したよ」

 

「あっさり言うんだね。でも、それならなんでバハムートを纏わないの?」

 

「まあ、いろいろと事情がな」

 

『主様、お待たせいたしました。準備が整いましたわ』

 

「お、ナイスタイミング!じゃあ、早速行くぞ、マナ!」

 

『はい!!』

 

「一夏、早く行ってやれ、箒たちだけじゃ難しいからな」

 

「わかった!お前も早く来いよな!」

 

「わかってるよ。さて、二人とも離れててくれ。バハムートを展開するから」

 

「わかった」

 

「うん」

 

 

 

二人が離れたことを確認し、マナの展開を始める。

 

 

「龍輝、後でその姿とさっきの声を説明してね」

 

「はいはい」

 

 

シャルに言われ、やっぱりこれらの説明しなくちゃダメかと思う龍輝であった。一方福音は一夏たちが足止めしてくれているのでこちらに攻撃はこない。

 

 

「来い、バハムートマーナガルム!」

 

 

レオスパック装備の第二次移行したバハムートを展開する。目の前で姿が変わったバハムートを見たシャルと簪は二人とも唖然としている。理由は簡単。今まで赤かった機体の色が黒くなっており、所々に赤いラインがある。翼はレオスの翼とは形が変わっており、何枚もの翼だ。

 

 

「これが第二次移行したバハムートの姿……」

 

「でも、これって……」

 

 

簪が何かに気づいたような発言をしているが今はまずマナの詳細を知ることが最優先だ。

 

 

「なになに、翼が変わってるな。色も変更されている。ん?なんか武装が追加されてる。《烙印剣(カオスブランド)》?……すごく聞き覚えがある剣の名前だな。とりあえず出すか。《烙印剣》!」

 

 

右手に《烙印剣》が顕現する。形は大剣の大きさで剣が黒く、刀身に赤いラインがいくつもある。

 

 

「……なあ、マナ。これはお前が用意したんだよな?」

 

『はい』

 

「なんで神装機竜のバハムートの《烙印剣》なんだよ!!」

 

『主様に誠心誠意を込めてご用意した剣でしたがお気に召さなかったでしょうか』

 

「いや、そんな事はない。それより、レオスの翼もこれはやっぱり……」

 

『はい、神装機竜のバハムートの翼ですわ』

 

「うん、わかってたよ。この流れならね。単一仕様能力はと、え~っと……は?」

 

「どうしたの?龍輝」

 

「マナ」

 

『はい』

 

「単一仕様能力のこの読み方は?」

 

『〈暴食(リロード・オン・ファイヤ)〉ですわ』

 

「そこまで再現したのかよ!!」

 

「えっと、ね、ねぇ、簪。さっきから龍輝は何を言ってるの?神装なんとかって」

 

「神装機竜だよ。それはね、アニメに出てくる機械の名前なの。でもって、今の龍輝のバハムートの姿は、そのアニメの主人公機と全く同じなの。まさか単一仕様能力を〈暴食〉にして再現するなんて」

 

「へ、へぇ~」

 

「まあ、いいや。マナ、〈暴食〉を使うとルクスが使っていた技もできるのか?」

 

『それは主様次第ですが、それに応えられる性能になっているのは確かですわ』

 

「了解。それだけ聞ければいいや。後はアニメで観たやつの見よう見まねだ。シャル、簪。これから俺も参戦する!」

 

「うん!」

 

「頑張ろうね!」

 

「あぁ、行くぞ!!」

 

 

龍輝のバハムートマーナガルムが参戦し、福音の撃墜作戦が再開する。戦力は龍輝のバハムートマーナガルムを始め、シャルのバルバトスルプスレクス、簪の打鉄弐式、一夏の白式、箒の紅椿、セシリアのブルーティアーズ、鈴の甲龍、ラウラのシュヴァルツェア・レーゲンだ。

 

 

「一夏!!俺が隙を作る!その隙に零落白夜を叩き込め!」

 

「わかった!!」

 

「龍輝!隙を作るのは君だけの仕事じゃないよ!」

 

「私たちだってできるよ!!」

 

「皆……よし!俺が牽制をし続ける!皆はできる限り支援を頼む!!」

 

『了解!!』

 

「行くぞ、マナ!」

 

『はい!!』

 

「〈暴食〉!!」

 

 

単一仕様能力を発動すると赤いラインが一瞬光り、高速で福音に突撃する龍輝。福音も光の翼から光弾を放つ。が……

 

 

「永久連環(エンドアクション)!!」

 

 

そう叫ぶと龍輝が消える。その瞬間、福音が攻撃をくらう。何回も何回も様々な方向から攻撃をくらっている。

 

 

「福音が攻撃を喰らっている……?」

 

「龍輝さんがやっているのですか?」

 

「そうだよ、セシリア」

 

「よく見るとわかるよ」

 

 

簪に言われ、よく見ると福音の周囲を赤い光が疾っている。それは、〈暴食〉で強化されたバハムートで速度を極限にまで上げ、福音を攻撃している龍輝であった。

 

 

「さっき、龍輝がなにか言ってたわね」

 

「永久連環(エンドアクション)だよ。アニメだと無限にまで攻撃をし続ける技だよ」

 

「無限に!?」

 

「終わりはあるよ。たぶんアニメと同じなら龍輝が終わりだと判断した時だと思う」

 

「簪!福音が攻撃しようとしてる!」

 

「わかった!山嵐で牽制する!行けぇ!山嵐!!」

 

「私も龍砲を使うわ!いっけぇぇぇ!!」

 

 

打鉄弐式から放たれるミサイルと甲龍の衝撃砲。それは見事に福音に直撃する。龍輝は直撃する寸前まで攻撃したあとに後退し、攻撃を続行している。

 

 

「師匠のIS、バハムートと言ったか。第二次移行してより強力なISになっているな」

 

「敵に回すと恐ろしいね」

 

『一夏!!今だ!!』

 

 

通信で龍輝が一夏にタイミングを言う。すると、龍輝は福音を上空に蹴り上げる。そこに一夏が福音に向かって新しい武装の雪羅を使い、零落白夜を発動する。だが、福音もタダでやられる訳にはいかないのか、光弾を発射しようとしている。

 

 

「させませんわ!!」

 

「雨月!!」

 

「シャルロット!!」

 

「了解!狙い撃つよ!!機関砲!!」

 

 

セシリアがスターライトmk.IIIを右翼に射撃、箒が雨月からエネルギーの斬撃を放ち、ラウラはレールカノンを福音の後ろに狙いを定め放ち、その弾をシャルがレクスの機関砲を狙い撃ち、爆発させ、動きを奪う。

 

 

『行けぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!!』

 

「今度は逃がさねぇ!!」

 

 

 

ドガァァァァァァァンッ!!!!

 

 

 

「一夏!!」

 

 

福音に突撃し、砂浜に突っ込み、砂埃が舞い一夏の姿が見えなくなる。状況がわからないので一夏のいる場所に向かう。その途中で砂埃が晴れ、一夏の姿が見える。福音は光の翼が消えており、完全に活動停止しているのがわかる。

 

 

「終わったか」

 

「あぁ、やっとな」

 

「作戦終了!!」

 

『やったぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!』

 

 

龍輝が作戦終了の合図をすると皆が喜びの声を上げる。

 

 

「喜ぶのはまだ早いだろ。戻ったら織斑先生に怒られるだろうな。ここにはいない蒼と友奈と美森にもめっちゃ怒られそうだ」

 

 

龍輝が言うと先ほどまで喜んでいた者たちが一斉に青ざめていくのだった。

 

 

 

 

そして、龍輝たちは無事に旅館へと帰投したのだがやはり、織斑先生が怒っているような顔で待ち構えていた。だが、よくやったという言葉をいただき皆は驚いていた。その時の織斑先生は顔が少し赤かったのは内緒だ。

 

 

「龍輝!」

 

「リュウ君!!」

 

「龍輝お兄様!!」

 

 

龍輝はというと、待機していた蒼たちが走ってきたかと思うと友奈と美森は抱きつく。蒼は側でその光景を見守っている。

 

 

「心配かけたな。蒼、友奈、美森」

 

「ホントだよ……」

 

「もう会えないのかと思いました……」

 

「すまなかった」

 

「心配かけさせやがって」

 

「ごめんって」

 

 

そういうと龍輝は蒼と拳を合わせていた。その間も友奈と美森は抱きついているままだ。

 

 

「後できっちりお話しようね」

 

「友奈ちゃん、今からでもいいんじゃないかしら」

 

「そうだね、美森ちゃん。じゃ、リュウ君、早く私たちの部屋に行ってO・HA・NA・SIしようか」

 

「え、おい、ちょっと待て。それより休ませてくれ。体が重いんだから」

 

「それでしたら私たちが寝かせてあげますよ」

 

「そういうことじゃない!!おい!蒼!助けてくれ!!」

 

「いや~こればっかりは助けられねぇな」

 

「裏切り者ぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

「あ、友奈に美森。僕たちも一緒にいい?」

 

「もちろんだよ!シャルちゃんに簪ちゃん!」

 

「ありがとう!」

 

「なんか増えた!?」

 

 

戻ってすぐに目に光がない友奈と美森に連行され、その際にシャルと簪が参加するのだった。さすがに龍輝でも今の状態で逃げれば何をされるかわかったもんじゃないのでおとなしく連行されている。

 

 

「あ、そうだ。龍輝」

 

「なに?」

 

「おかえり」

 

「おかえり!」

 

「おかえり!!」

 

「おかえりなさい」

 

「おかえり」

 

「っ……あぁ、ただいま」

 

 

最後に皆からの温かい言葉を聞き、少し目頭が熱くなるのを感じた龍輝であった。

 





第二十九話をお読みいただきありがとうございました。今回今まで以上の長さになりました。文字数は七千六百文字を突破しました。途中で切って決戦編を二話で作ろうかなと思ったんですけどせっかくだし一話で完成させるかと思い書きました。そしたら前代未聞の七千六百文字突破というね。

シ「今回も投稿するのにだいぶ経ってしまいましたね」

次回はいつ投稿できるかわからないです……。

シ「先に言っておけば大丈夫と思ってませんか?」

そんな事は全く思ってないです。ただ、別作品のやつも執筆中なので同時進行は大変なんですよ。ネタも浮かばんし……。

シ「立派な理由なのでしょうか」

立派な理由です………………たぶん。

シ「断言しないところはよろしいです。さて、今回は新キャラになるのでしょうか。マナの疑似人格は」

新キャラ……ですかね。モチーフというかなんというか。神装機竜の夜架だしね。最初のマナの疑似人格の案はアイリにするか夜架にするか悩んだんだよね。でも、マナの疑似人格での衣装は黒を基調としていたから。だから黒の服のアイリもいいなと思ったけどやっぱり夜架が似合うなと思ったので夜架にしました。

シ「白の制服のアイリが似合ってますよね。逆に黒の服を着ているのはギャップがすごいですよね」

考えてきたらそれでいけばよかったと後悔してきたな。後で『もしもマナの疑似人格がアイリだったら』を書いてみようかな。書いたとしても出すかわからないけど。出してもいいですよって読者様が言ってくれたら出すかも……。

シ「出してください」

なぜにあなたが言う?私の腕を確かめるために?そうなの?それともただ見たいだけなの?

シ「……………………後者ですね」

最初の間はなに!?確かめられてるの!?

シ「そうですよ」

わ~お、開き直るとは。まあ、気が向いたら書こ。それでは皆様、長々とすみませんでした。先程も言った通り、『もしも』のやつは気が向いたら書きます。書き終わったら報告します。それでは、レリでした。

シ「シュテルでした」

あっ、そうだ。箒の紅椿の刀の漢字なのですが合っているかわからないので間違っていたらご指摘ください。他にも間違っているようなところがありましたらご指摘ください。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。