大変お待たせいたしました、レリです!別作品のアサルトリリィに集中しながらチマチマ書いてたやつが完成しました。これからは不定期更新になるかもです。今回のように二年とかめっちゃ時間を空けないようにするつもりです。
それでは、どうぞ!
「だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ドゴォォォォォォォン!!
IS学園の第一アリーナで男性の雄叫びと同時に墜落音と土煙が上がる。
「くっそ……ここまで強いとは……」
雄叫びを上げた男性、龍輝は現在纏っているガンダムバハムートマーナガルムを操作して起き上がりながら愚痴り、上空を見る。そのアリーナの上空には緑色の粒子を放出しながら滞空している全身装甲の機体がいる。
緑色の粒子。そして全身装甲。その機体は右手に大きな刀、太刀を握り、左肩に青いシールドを装備している。公式設定では逆だが、その機体はガンダムエクシアリペアⅣである。そして搭乗者は……。
「どうした?お前が作ったガンダムはその程度か?」
「言ってくれますね、織斑先生」
織斑千冬、その人である。龍輝が千冬が以前使っていた専用機はないというのを知り、簪のガンダムを作る際に追加して作り上げたのだ。
今は、新型ガンダムの稼働テストである。
「時間もないからすぐに終わらせようか。このガンダムの力、使わせてもらう」
「なら、こっちも!」
龍輝はバハムートを起き上がらせて大剣〈烙印剣(カオスブランド)〉を構える。
「トランザム」
「『暴食(リロード・オン・ファイア)』!!」
エクシアリペアⅣが赤く輝き、バハムートも一瞬だけ赤く輝いてエクシアに突撃する。『暴食』によって強化されたバハムートは物凄いスピードで迫りーーー。
再度、アリーナに轟音が響いた。
「今日はここまでにしよう」
「ありがとう…………ござい、ましたぁ…………」
千冬はエクシアを待機状態にし、待機状態になったエクシアを見つめる。その目は、新しい相棒を手に入れて嬉しそうな目だ。
対して龍輝はバハムートを解除して地面に寝転がってゼェゼェと息をしている。
「大丈夫?龍輝」
龍輝のところに簪が来て持っていたハンカチで龍輝の額にある汗を拭っていく。
「なんとか……。やっぱり……ブリュンヒルデには勝てねぇ……」
「[VTS]を圧倒していたではないか」
「あんなパチモンと一緒にするな、ディアーチェ……」
「それにあの時は《イグナイト》モードでしたからね。それもあったと思われます」
「なんだ、姫柊。本気を出していなかったのか?」
ディアーチェとシュテルの会話を聞いていた千冬が龍輝に問いかける。それだけで龍輝はピタッと動きが止まる。文字通り、呼吸もせずに微動だにしない。
「なら今度はその《イグナイト》を使用しての模擬戦をしようか」
「そう言うと思ってましたよ!!だから言わなかったのに!!」
千冬の言葉に龍輝はダダをこねる子供のように手をバタバタする。簪はこんな龍輝を初めて見たことで呆然としている。
「……すまぬ。主よ」
「……すみません」
事の発端のディアーチェとシュテルが目をそらして謝る。
「ところで、龍輝。私を呼んだ理由って?」
「あぁ、簪にこれを渡したくてな」
起き上がりながら右拳を出す龍輝。簪は首を傾げながら見ていると拳が開かれる。そこにあったのは緑色の水晶玉のような物がが付いている指輪だった。
「指輪?」
「こいつはある機体の待機状態でな。簪のために作った」
「え、ってことは、これはまさか、ガンダム?」
「そう。名前はーーー」
アリーナに先ほどまで龍輝と簪がいたが、今は簪一人である。
『それじゃあ簪。テストを開始するぞ』
「うん。いつでもいいよ」
『よし、ターゲットを出すぞ』
そして簪の目の前にアリーナを埋めつくさんばりの数のターゲットが出現する。
『ちょ、姫柊君!?なにもあんな数を出さなくても!?』
マイク越しで真耶が慌てているのがわかり、簪は苦笑してしまう。
『大丈夫ですよ山田先生。あの機体は、これぐらいないとダメですから』
『それでも、あの数は……!』
「山田先生。龍輝の言うとおり、この機体はこれぐらいじゃないとダメなんです」
『更識さん……』
『じゃあ、始めてくれ』
「わかった!おいで!」
そして、簪のガンダムの稼働テストが始まり、終わった。それは一瞬で、ターゲットだけでなく、簪の周囲まで地面が抉れてアリーナは悲惨な姿になったのだった。
余談だがこれを見ていた真耶は顔を青くしており、千冬はため息しかしていなかった。
―数時間後―
「で、文化祭でのクラスの出し物だが……」
教壇のところに一夏が立っている。龍輝たちが新型の稼働テストを終えて学校が始まると、近々学園祭が開催されるそうでその出し物を決めている最中だった。一夏が教壇に立っている理由はクラス委員だからである。そして後ろの黒板にはクラスメイトたちが言った出し物が書かれている。
「全部却下だ!!」
『えぇぇぇぇ!?』
若干顔を赤くした一夏の声にクラス全員が驚きの声をあげる。なんせ、書かれている出し物が……。
一.織斑一夏と姫柊龍輝と王様ゲーム
一.織斑一夏と姫柊龍輝とポッキーゲーム
etc.
である。一夏が顔を赤くするのも当然だ。
「アホか!誰がこんなのやって喜ぶんだよ!」
「私たち全員だよ!」
「そうだ!そうだ!」
「織斑一夏と姫柊龍輝は共有財産である!」
「ぐぬぬ……。山田先生は反対ですよね!?」
「私は……ポッキーゲームがいいかと……///」
「なっ!?龍輝!こんなの反対だよな!?」
真耶に同意を求めた一夏であったが、相手が悪かった。真耶は一夏の予想に反して顔を赤くしながら自分がいいなと思ったのを言った。それに驚きながらもなんとか同意を得ようと龍輝に求めてくる。そんな龍輝はーーー。
「確かに反対だな」
「だよな!?」
「そんな事より姫柊。〈ブラストクロウ〉を展開するな」
「あれ、いつの間に」
「え、無意識で展開したの?龍輝」
無意識でなぜか〈ブラストクロウ〉を展開していた龍輝。千冬に注意されて気がついた反応にシャルがツッコミする。
「失礼しました。んで、出し物だけど俺も反対だ」
『えぇぇぇぇ!?』
「当然だろ。この出し物だと俺と一夏だけに負担がかかる。それも相当のな。それにお前らは何をしているんだよ?お客に混ざって何回も列に並ぶってのは無しだからな」
『う……』
龍輝の予想通りでその出し物になったらクラスの女子たちはお客に混ざって何回も並ぼうと企んでいたようで、龍輝に言われたことで思惑は無になったことで肩を落としていた。
「確かに二人への負担がすごいか……」
「ならメイド喫茶はどうだ?」
「メイド喫茶?」
「うん……いいんじゃないかな。龍輝と一夏には厨房とかをお願いしてたまに接客とかもさ」
「織斑君と姫柊君が厨房か……」
「二人の手料理を食べれる……メイド喫茶だから執事もアリ……」
「執事姿の二人が見れる……」
『それでいこう!!』
「欲が見え見えだなお前ら」
ラウラの提案にシャルが考えて提案したのを聞いて他の女子も自分でいろいろ考えた結果、ラウラの提案に賛同した。欲がダダ漏れだったが……。
「そうと決まれば服とか準備しないと!」
「お裁縫得意な子いる?」
「私できるよ!」
「私も!」
「それじゃあできる子たちはできるだけ多くの服をお願い!」
「メイド服と執事服はアテがある。私がそこに頼んでみよう」
「お願い!ボーデヴィッヒさん!」
団結力の凄さに一夏は圧倒されてなにも言っていないのにどんどん決まって行くのを見続ける。
「まあ、変装してる喫茶店って思えばいいか……」
そう呟くことしかできない一夏であった。
―ある建物内部―
「近々IS学園で学園祭が開かれるそうよ」
「狙うならその時だな」
「……」
「あの男たちのISを奪える絶好の機会よ。二人で行きなさい」
「俺一人で充分だ」
「ダメよ。これは命令だから」
「チッ!」
「M。準備は怠らないように」
「……わかっている」
「(これで……ようやく『兄さん』に会える……。待ってて、『兄さん』……)」
お読みいただきありがとうございました。
今回新たなガンダムが出ましたね。簪のガンダムだけ謎のままですが、待機状態などでもしかして……?と思ってる方がいるかもしれませんね。ヒントとしては太陽炉持ちの機体です。そして簪の打鉄二式の武装は?それに近い機体を自分が選びました。
さて、ネタは尽きていますが(早い)……頑張って書いてなるべく時間を空けずに投稿するようにします。なんせ、アサルトリリィに集中してますし、スタァライトも書かなくてはですし。スタァライトの方はネタは浮かんでるんですが、大事なストーリーを忘れてしまっているという事態。不覚……。なのでスタァライトはまだかかります。
それでは以上、レリでした!