「Hey!」
「何だよこの状況は!?・・」
あの後避難民の誘導を終えテロリスト一味が運用していた量産型ドライバーを回収しておこうと思い現場に戻ってきた訳なのだが・・俺達は何故か増援で駆け付けてきたであろう警官隊に取り囲まれてしまっていた。
「もしかしなくても俺達に疑いがかけられてしまっているようだね・・」
「俺が交渉してみるよ」
弘司が交渉役を買って出て試みるが・・。
「駄目だ・・こちらの話が全く通じないようだ・・」
駄目だった。
「ちょっと失礼よろしいかな?」
その時、警官隊に半ば強引に割り込んできた一人の男に警官隊はたじろぐ。
「アンタは?」
「これはこれは失礼したね。私はユニコーンカンパニー幹部のチェシャという以後お見知りおきを」
「ユニコーンカンパニーのだと?」
武富剛紀が所属しているユグドラシルと並ぶ企業の事か。
「でそのお偉いさんが俺達に何の御用で?」
武富の演技の事があったので今一つユニコーンカンパニーが信用ならない。
「分かるだろう今君達にはテロ容疑がかけられているこのままだと逮捕拘留されるのも時間の問題だろう」
「だから無実なんだよ、そこらに転がっているのがテロリストなんだよ!死んでしまっているけどな」
「だから無実を証明する代わりに一つ協力を願いたいのだよ」
「何だと?ド汚ねえな・・」
「フフ・・」
ここは黙ってチェシャの要求を受け入れるしかなかった。
解放された俺達は滞在先ホテルで花村さん達に事の経緯を話した。
が・・桐沢お嬢はまだ戻ってきていなかった。
「ヘルヘイムの街の調査協力依頼ですか?」
「ああそうなんだよ」
「その上に弘司のネイキッドロックシードがあのアーマドライダー・・アクエリアスの手に奪われちまったままだからな・・ま、外国のヘルヘイムにも興味が無い訳じゃないし丁度よかったのかもしれないがな。荘乃院」
「私がユニコーンカンパニーのメインPCにハッキングをかけて他意を調べてみる」
「マキ達の権限もまだ生きてはいるようだから情報が無いか調べさせてみる」
ここは荘乃院の調査能力に任せてみる他なかった。
「弘司、錬気付いたか?」
海崎が女性陣が解散した後聞いてくる。
「アクエリアスとコフィンエンドの声の違和感だろ?」
「ああ、恐らく皆も同じ事を思っているはずだ」
やはり皆も疑問を感じていたようだ。
「アクエリアスは間違いなく桐生業斗の声にソックリだ・・」
「コフィンエンドは・・多分ルチアさんに似ている・・という事は・・」
アクエリアスについてはマキ達か黒崎達のどっちかが何かを知っているかもしれない。
それにルチアさんと似た声を持ったコフィンエンドの事はクンツァイト、もしくはルチアさん本人が何か知っているかもしれない。
連絡を入れておくか。