「これよりインベスを排除する!」
斬月はアロインベスと対峙する。
「はあっ!」
無双セイバーを振るう。
だが
「グギャー!」
「クッ!?コイツのスピード・・今迄のインベスとは違う!?・・」
アロインベスのとんでもないスピードに翻弄されてしまう斬月。
「チイッ!」
斬月はメロンディフェンダーをアロインベスに向かって投げる。
「ギ!?・・」
その攻撃でアロインベスは怯む。
「今だ!」
斬月は好機を逃さず無双セイバーとメロンディフェンダーの刀、ソクトウエンとハサイシンでアロインベスを追い詰める。
「ギギ!?」
その攻撃によってアロインベスの体の一部が剥がれ落ちた。
「ギ・・ギー!」
アロインベスは咆哮を上げたかと思うと逃げ出してしまった。
「ま・・待て!・・」
アロインベスの逃げ足には追いつけなかった斬月は今剥ぎ落とした奴の一部を拾う。
「あのインベス・・一体なんだというのだ?・・」
そして変身を解除した貴虎はプロフェッサーの研究室へと足を運んだ。
「なんだい?孝虎」
「お前に調査してもらいたい物がある。コイツを詳しく分析してくれ」
そう言って貴虎はプロフェッサーにアロインベスの体の一部を渡す。
「これは?」
「さっき戦ったインベスの体の一部だ。奴は今迄のインベスとは何かが違う」
「へえ~・・じゃあ早速研究してみようか!ちょっと時間がかかるがな」
プロフェッサーは興味を示し了承した。
「ああ頼んだぞ」
翌日 ベシルシアスベース
「痛てて・・」
優実は幸い軽傷で済んだが、俺はかなりの重傷を負っていた。
「大丈夫ですか?」
「ああ、なんとか・・な・・」
愛良彩季さんが心配してくる。
「・・・」
俺達は今スピリットファラオ、ブルーパイレーツの面々と共にホットラインを視聴している。
「「ハッロオオー!最近ビートライダーズを襲っているという謎のインベスがチーム・バロンだけでなくチーム・ベシルシアスのステージにも出現!
応戦するベシルと銀音だったがインベスに苦戦を強いられた。
そこになんと!黄色のアーマードライダーが出現!
インベスを追い払ったぞ!
彼はアーマードライダーディノスと名乗りステージから去ったぞ。
まるで古代の恐竜の様な風姿だったから俺は彼を「謎のダイナソーライダー」と呼ぶ事にしたぜ!」」
「・・謎のダイナソーライダー・・ね・・」
「とにかく俺は彼を探す!・・グッ!?・・」
クソッ!傷があ・・
「アンタまだ傷が治ってないんだからおとなしくしてなさい!」
夏歌に一喝される。
「私達が探すから!お兄ちゃんは絶対安静にしてて!」
「・・・」
優実にも釘を刺された。
「とにかく俺達もそいつを探してみるよ」
弘司達が調査を開始した。
その頃
「あー~・・レアなロックシードがどこかにないかなあ・・」
城乃内と初瀬はロックシードの資金の為にバイトに従事していた。
「だからこうやってバイトしてるんでしょ初瀬ちゃん」
「そうはいってもなあ~・・ん?なんだアレ?」
「え?」
二人は何かに気が付く。
それは逃げた強化ヴェロキラプトルインベスだった。
「コイツ!バロンも襲ったインベスじゃねえか!」
「やるよ初瀬ちゃん!変身!」
「おう!変身!」
二人はすぐさまグリドンと黒影に変身する。
「どりゃあ!」
影松を振るう黒影。
一方のグリドンは隠れる。
「おい!?グリドン・・また隠れやがったなあ!?」
「グギャー!」
「うお!?」
強化ヴェロキラプトルインベスが黒影を踏みつける。
一方グリドンはというと・・
「初瀬ちゃんそのまま奴をひきつけておいてね」
カッティングする。
[ComeOn!ドングリ・オーレ!]
「グリドンインパクトォ!」
スカッ・・
「え?・・」
強化ヴェロキラプトルインベスはすぐにグリドンの攻撃に気付き回避する。
「グギャー!」
強化ヴェロキラプトルインベスは咆哮を上げ、尻尾を回す。
「うわ!?」
「ゲッ!?」
案の定、尻尾に吹き飛ばされるグリドンと黒影は過多で変身が解除される。
「な・・なんだアイツ!?・・化物ってモンじゃねえ・・」
「うう!?・・」
身悶える二人。
するとそこに
ビキン!
「ギャオー!」
「!?」
突然もう一匹のインベスが出現して唖然とする二人。
そしてそのインベスは強化ヴェロキラプトルインベスを攻撃した。
「よし、いいぞ!キラー」
「なっ!?アイツは!?今噂の・・」
突然インベスと共に現れた黄色のアーマードライダーに驚愕する城乃内。
「今度は逃がさない!」
そう言って黄色のアーマードライダーはカッティングする。
カシャン、カシャン、カシャン!
[パプリカ・スパーキング!]
黄色のアーマードライダーは弾丸を放つ。
「グギィ!?・・・」
攻撃をモロに喰らい倒れ伏す強化ヴェロキラプトルインベス。
「・・ギャー!」
「チイッ!?・・」
咆哮を上げ強化ヴェロキラプトルインベスはまた逃げ出してしまった。
「クソ!?まだ動けたのか・・」
そう言って黄色のアーマードライダーはユタラプトルインベスを戻し去った。
「・・・」
その光景に唖然とするしかなかった初瀬と城乃内は顔を見合わせた。
「しばらくバイト漬けしようか・・」
「そうだな・・」
その頃・・
「大分聞き込みしたけど良い情報が得られないね・・」
アーマードライダーディノスの情報を得る為聞き込み調査を開始していた弘司達。
「ん?アイツ等は・・インヴィットの城乃内とレイドワイルドの初瀬じゃないか・・なんでボロボロなんだ?」
倒れ伏している二人を見て首を傾げる弘司達。
「もしかしたら・・おい大丈夫か?」
弘司は二人を助け起こす。
「ああ・・」
「俺達たった今さっき噂の黄色のアーマードライダーを見たよ・・」
「本当か!?・・」
弘司は二人から詳しく話を聞きベースへと戻った。
その頃・・
「久し振りだな」
「そうですね」
海崎と愛はある人物に会っていた。
「ああ、しばらく振りだな・・」
「少しこみいった話をしようか」
その人物は旧仲である館山宗義と細川凛であった。
そして宗義は懐から戦極ドライバーを取り出す。
「なっ!?」
「え!?・・」
それに驚く海崎と愛。
「お前だったのか!?・・」
「ええ、彼が今噂のアーマードライダーディノスよ」
二人に補足説明する凛。
「グギャー!」
「!」
突然咆哮が聞こえる。
「奴か!」
「俺達にも協力させてくれ!」
「分かった」
そう言って三人は外に出る。
「変身!」
「変身」
ビキン![パプリカ]、[レタス]、[サツマイモ]
ブルルルーン!
[パプリカ・アームズ!ダイナソーオブヴァイキング!]
[サイヤッ!レタス・アームズ!弓姫オン演武!]
[ComeOn!サツマイモ・アームズ!トレジャーオブパイレーツ!]
「さあ!豪快に暴れるぜ!」
「さあ、華麗に参ります!」
「・・行かしてもらう!」
まず舞姫とジャックがレタスアロー、スイートガンで強化ヴェロキラプトルインベスを牽制する。
「はあ!」
「ギィ!」
「あっ!?・・」
強化ヴェロキラプトルインベスはすぐに逃げ出してしまった。
「今度こそは逃がさない!」
ディノスはロックシードを解錠し、プテラノドンインベスを召喚し乗る。
「エアロ、奴を追うぞ!」
「ギャース!」
エアロと呼ばれたプテラノドンインベスは飛び立った。
「俺達も急ごう!」
「ええ!」
ジャックと舞姫は菊型のロックビークル、キクサイクロンを出しディノスの後についていった。
その頃・・ベシルシアスベース
「そうか・・インヴィットとレイドワイルドもやられたのか・・」
弘司からの話を聞き焦る俺達
ピピピ!
「ん?舞さんからのメールだ・・なんだって!?・・」
その内容はまた新たなインベスが鎧武のステージに現れたというのだ。
「待って!アンタまだ傷が・・」
「そんなに心配しなくても大丈夫だ夏歌、俺が行かなきゃならない」
「錬・・」
心配する夏歌を押しのけ俺達は向かった。
「なんだ!?このインベスは!?・・」
斬月が戦ったアロインベスがこっちの世界に現れて、鎧武達と交戦していた。
「アイツ速過ぎるだろ!・・」
「鎧武!悪い遅くなっちまった」
「お?やっときたか!」
辿り着いた俺達は応戦する。
だが・・
「何!?」
「グギャー!!」
またあの強化ヴェロキラプトルインベスまでもが現れたのだ。
「セイハー!」
アロインベスを追い詰める鎧武と龍玄。
「ギ?・・」
斬月に負わされた傷でフラフラになっているアロインベスは何かに気付く。
それは何故か落ちていたロックシードだった。
「あ、ヤバイ!?」
アロインベスはそれを喰らい巨大な強化アロインベスにシフトしてしまう。
「でけえ!?」
「鉱汰さんコレを!」
「おっと!やってやるぜ!」
龍玄からスイカロックシードを受け取り鎧武はチェンジする。
「ここからは俺達のステージだ!」
[ヨロイモード]
「セイハー!!」
だがスイカヨロイモードの攻撃をものともしない強化アロインベス
「コイツ固ってえ!うお!?」
強化アロインベスは鎧武に体当たりする。
「なんてパワーだ!?」
その時だった。
「エアロ!」
「ギャース!」
一筋の衝撃波が強化アロインベスを襲う。
「ギ!?」
「なんだ!?」
「あれ今噂になってる!・・」
龍玄と鎧武は突然現れたディノスに驚く。
「おっとそちらもやってたか!」
「海崎!華咲さん!」
合流する俺達。
「じゃあ行くぜ!来い!ボルケーノ!」
ジャックはホウオウインベスを召喚する。
「エアロご苦労様!来い!レックス!」
「うおお!?」
ティラノインベスを召喚するディノス。
それに驚く俺達。
「なんじゃありゃあ!?」
鎧武は訳が分からないと混乱している。
「・・よし皆さんの力を結集しましょう!」
そう提案してくる龍玄。
「OK!」
「合点だ!」
「それいいね!」
それを了承するジャック、ジェフティー、ディノス。
「ああ、お前エアロを借したやるよ」
「おお!?」
俺はディノスからプテラノドンインベスを借りた。
「ならついでだ。コイツを使ってみるか・・」
俺は新たなロックシードを取り出す。
ビキン![コーン]
ブルルーン!
巨大なトウモロコシが出現する。
俺はカッティングする。
[サイヤッ!コーン・アームズ!大粒ラージバーン!]
「弘司!俺達はあっちのインべスを倒すぞ!」
「OK!じゃあ俺はコイツを!」
そう言ってジェフティーは新たなロックシードを取り出す。
ビキン![ビーツ]
[サモン!ビーツ・アームズ!ガンナーイズシューティング!]
ジェフティーは赤いビーツを模した鎧にチェンジした。
「それ!」
ジェフティーはビーツライフルをフルオートにし強化ヴェロキラプトルインベスを撃ちまくる。
「よし!決めるぞ!」
「ああ!」
俺とジェフティーはカッティングする。
[サイヤッ!コーン・スパーキング!]
[サモン!ビーツ・オーレ!]
「頼むぜ!」
「ギャース!」
俺は大玉モードになってプテラノドンインベスに乗り大粒弾を放つ。
「さーあーいーやーあ!」
「神の判決・・死刑!」
「グギャー!?・・・・・」
俺とジェフティーの技が決まり強化ヴェロキラプトルインベスは爆散した。
そして
「行きますよ銀音さん」
「OK!舞姫お姉ちゃん!」
銀音と舞姫は龍玄の指示で後方支援に回る。
「行って!キツキツ!」
「キュー!」
キツキツが強化アロインベスに体当たりする。
「ほう!やるようだな!レックス!」
「ギャオー!」
ティラノインベスが続けて体当たりする。
「よし!皆決めるぞ!」
ジャックが叫ぶ。
「ええ!」
「OK!」
「輪切りにしてやるぜえー!」
「了解です!」
「ボルケーノ!いくぜ!フレイムブラスター!」
ジャック以外の皆それぞれカッティングする。
[ソイヤッ!スイカ・スカッシュ!]
[ハイィー!ブドウ・オーレ!]
[パプリカ・スカッシュ!]
[サイッ!カリフラワー・オーレ!]
[サイヤッ!レタス・オーレ!]
「セイハー!」
「いっけえ!」
ホウオウインベスの炎のブレスで強化アロインベスは体が燃え盛り、皆の技がヒットし爆散した。
「ふう・・・やっと終わったあ・・」
皆疲れ果て変身を解除した後一息ついたのだった。
その頃・・ユグドラシル研究室
「あれの解析は終わったか?」
貴虎は結果を聞く為プロフェッサーを含む数十人の研究員がいる広い研究室に来ていた。
「ああ、たった今解析が完了したよ!貴虎」
「そうか、それで何か分かったか?」
「ああ!孝虎、君が持ってきたこのインベスの一部を研究して歴史上最も驚くべき事が発覚したよ」
「何!?」
「そう急かさないで聞いてくれ。これを遺伝子解析してみたら恐竜の遺伝子と同じという事が判明したよ!これは君が遭遇する以前にも一度だけ現れた未知の存在、古代の恐竜インベスかもしれない!」
「何!?以前にも事例があったのか!?」
凌馬の推測に驚きを隠せない貴虎。
「だがそれ以降、恐竜インベスと遭遇した事例はなくてね・・これはクラック対策も含めて調査対象に入れよう」
「なら俺が探す」
「そう言ってくれると思ったよ。だけどまた発見出来る確率は1%にも満たないよ」
「・・・」
貴虎は無言のまま研究室を出て行った。
「これは更に面白くなってきたね」
不敵に笑う凌馬は新たなドライバーの設計図に手を伸ばしていた。
そして
「今日も成果無か・・」
貴虎は連日森で恐竜インベスを探すが全く見つからず苛立ちを見せていた。
その頃・・
「そうか、ディノスはブルーパイレーツに加入するのか」
俺が傷を完治した後、ブルーパイレーツ、スピリットファラオ、鎧武と共にディノス、館山の提案でと彼等のブルーパイレーツ加入を祝う合同パーティーを開いていた。
「ああ、これからよろしく頼む」
そしてその頃街の隅で骨が散らばった裂目が出現し、多くの古代インベスが湧き出ている事に誰も気付いていなかった。
後編2に続く!