「はあっ!?あのオッサンが大怪我を負っただってえ!?」
翌日、シャルモンに足を運んでいた弘司からの連絡で凰蓮のオッサンが怪我を負ったと聞き、俺達も鎧武に連絡を取ってから詳細を聞きに急いで向かった。
「シャルモン」
「オッサン!」
「坊や達・・敵であるアテクシの見舞いに来るなんて笑話ね・・イッツゥ~・・」
「冗談はよしてくれ」
凰蓮は左腕を抑えうめいていた。
「大丈夫なんですか?」
光実が聞く。
「偶然坊やとそこのあの子がアテクシを介抱してくれたからなんとかね・・」
そして凰蓮からインベスではなく新たなアーマードライダーの襲撃に遭ったと聞いた。
「あの子って?」
「あの子よ」
凰蓮が指差した方を見ると
「君は!・・」
「アラ?あなたは・・」
つい昨日バイトに向かう道中で出会った少女だった。
「ちょっと込み入った話するようだからオッサンはおとなしくしとけな」
鉱汰さんに言われ凰蓮は横になる。
「・・もしかしてまた迷ってたのか?・・」
「・・・」
少女は目を逸らし無言である図星か
「むう・・」
「優実?どうかしたか?」
「知らない!」
何故か優実が機嫌を悪くしてた。
一体なんだってんだ?・・
「まあ昨日は自己紹介もせずだったからなとりあえず。俺は奏獄寺錬、君が言うビートライダーズの中の一つ、チーム・ベシルシアスのリーダーを務めている。こっちは義妹の優実」
「よろしくお願いしますわね、私はシーア・オロヴェルク・桐沢ですわ!光栄に思いなさい!」
「・・・」
優実はふくれた顔で無言のままである。
「ん?・・オロヴェルクって確か!・・」
「?」
光実さんが何かを思い出した様にスマホのTVニュースを付ける。
「やっぱり!・・」
「~-!」
ニュースの内容は沢芽市に来日した英国のお嬢様が行方不明になって今捜索中との事だった。
ここにいる桐沢がその当人の様なのだ。
「・・・」
「オイオイヤバイ事になってるじゃねえか!どうすんだよ?」
彼女はビートライダーズのダンスを観るまで帰りたくないらしいし・・
「しゃあない・・今からメンバー集合させて開催するぞ!」
「了解です!」
「OK!」
「さ、行こう!」
「ちょ、ちょっと!?・・」
俺は桐沢の手を握りベースへと駆け出す。
また一人で行かせて迷子になられても困るしな。
だがその直後・・
「!インベス!?こんな時に・・」
ベースへの道中の路地に裂目が開き、インベスの群れが出現した。
「こ・・コレが噂のいんべすとかいう生き物ですの!?・・」
インベスをはじめて見た桐沢は驚く。
「お嬢様は下がって!」
「あなた!?・・」
俺はドライバーを取り出す。
「ロックオン!ここからは俺の異質なステージを楽しみな!」
すぐに変身しインベスの群れに突撃する。
「一体何がどうなっているんですの!?・・」
桐沢は訳が分からないというような顔をしてる。
「コイツを使う!」
ビキン![アスパラガス]
ブルル-ン!
頭上にアスパラガスが出現するのを確認し俺はカッティングする。
カシャン![サイヤッ!アスパラガス・アームズ!奥道・チューン!]
俺はアームズウェポン、アスパラガスチェーンを投げ、次々にインベスを貫いていく。
だが
「あ!?待て!」
インベスが数匹裂目に引き返してしまう。
「お嬢様はここでおとなしくしておけ!」
「え?え!?・・」
俺はすぐに残りのインベスを追って裂目に突入した。
残された桐沢は・・
「・・私にここでジッとしていろなんて合いませんわ!」
彼女は我慢できずにベシルの後を追って裂目に踏み入ってしまった。
・・・
「どこいった?・・」
俺が逃げたインベスを必死に探していると
バチュン!
「!?誰だ!?」
突然銃弾が俺の足元に飛んできたので辺りを見回すと
「・・・」
新たなアーマードライダーが現れたのだ。
「・・もしかしてオッサンが言ってたアーマードライダーってお前の事か?!」
「・・私はアーマードライダー・・ナーバル!お手並拝見とさせてもらう!」
ナーバルと名乗ったアーマードライダーはすぐさま俺に敵意を剥き出しにしてきた。
「クッ!?・・」
俺もアスパラガスチェーンを投げ応戦するが奴には当たらない。
「クソッ!変更するしかねえな!・・」
「!」
このままでは不利だと思い俺がロックシードを変更しようしたその時
[ナットウ・スパーキング!]
「なっ!?があー!?」
奴が喰らわしてきた。
なんとか耐えて変更しようとし手を伸ばすと・・ネット~リ
「何ッ!?」
なんとドライバーの施錠部が粘液でネットリされロックシードを外す事が出来ない。
これではこのまま戦うしかなくなる!
「・・やるじゃねえか・・まさかドライバーに影響をきたす錠前があるなんて・・」
その頃・・
「・・一体彼はどこにいるんですのー!?・・」
桐沢は案の定森の中で迷っていた。
ごっ!
「?」
ウロウロしていた彼女は自分の足になにかが当たり見る。
「コレって・・彼と同じ!・・」
それは紛れも無い戦極ドライバーであったのだ。