ユグドラシル
「葛葉鉱汰の所持する戦極ドライバーの回収は光実に任せた」
「そう・・で?ベシル・・奏獄寺錬等への対応は?」
凌馬は何か不満そうに言う。
「その件は不本意だが奴に任せる事にした」
「ああ、彼ね・・」
「どうも~!主任殿、ただいま帰還致しました!」
この日、この街に史上最悪の男が降り立っていた事に俺達は知る由もなかった。
・・
「全ビートライダーズで合同ダンス祭開催?」
「そう!街の人達の私達への評価を正す為にね。
インベスゲームをやめて抗争終了を宣言するのよ」
舞さんがそう提案してくる。
「良い考えだと思うね」
「でもさ他のチームはその事納得してくれているのか?」
「それは・・」
舞さんは口ごもる。
REDHOTの様に犯罪犯しているチームが他にもいるからなあ・・。
後はゲイルガイやバロンの様に力で捻じ伏せているおかげで・・
「了承してくれているチームもいるんだよ。
リトルスターマインとか蒼天」
ああ、蒼天は唯一インベスゲームをやらずにランキングを保守していたからな。
「私らはまだ呼びかけてみるつもりだから」
「ああ、それでビートライダーズがまとまってくれる事を期待しよう。
そうと決まったらステージだ!」
話し合いを終えた俺達はゲリラステージを開いた。
まだ一般人は怖がっているがそれはじきに解決するであろう。
だが・・奴は突然現れた。
♪~☆・・ブツッ・・
「!?」
突然音楽が止まる。
音響の前には知らない男がいた。
「あんた誰だ?突然俺達のステージに乱入してきて邪魔してきて」
「はろはろおー!ビートライダーズの諸君~!」
その男は高らかに笑い声を上げる。
その時
「貴様等、今すぐその男から離れろ!変身」
「え・・」
隼翔が駆けてきてステージに変身しながら乱入し男に攻撃を仕掛けた。
「ふはっ・・!」
「何!?」
男は意に介さずゲイルストのトマランサーを生身素手で受け止めたのだ。
「よお~!」
「貴様ァー!」
ゲイルストが怒りの声を上げる。
「一体どうしたっていうんだ隼翔!?あの男の事知っているのか?」
他のメンツも彼等に驚くばかりだ。
「コイツは!・・この男は・・俺の姉を自殺に追い込む原因を作った張本人だ!・・」
「なんだって!?」
俺達は隼翔の話に驚く。
「貴様が忘れても俺は忘れはしない!・・」
「そうかそうか・・やっぱりお前、蚊嶋妃々稀の弟かあー!」
「貴様なぞに姉さんの名を呼ぶ資格はねえー!桐生業斗ー!」
「ふはははっはー!」
ゲイルストを挑発する男、桐生業斗は彼をまるで嘲笑うかの様に懐から戦極ドライバーを取り出したのだ。
「!?奴もアーマードライダーなのか!?・・」
「まずはお前からだ。蚊嶋隼翔よおー!」