「弘司・・お前一体あの十六夜とかいう奴に何を言われたんだ?」
あの時の彼の様子はあきらかにおかしかったからな。
「・・アイツが・・俺の・・俺の両親を殺して・・た・・」
「何!?・・」
俺達は弘司の話に驚いた。
でも・・
「確かお前の両親は病死だったはずじゃ・・」
「叔父さんにはそう聞かされてたよ・・だけど・・」
弘司は涙を流す。
「・・・」
俺達も弘司にかけてやれる言葉が見つからなかった。
その頃
「うー~ん・・どっちかなあ?・・ああこっちか!いやそれともこっち?・・」
城乃内は凰蓮にすり替えられてしまったドングリロックシードのいくつもの偽物を判別するのに苦労していた。
「バッカもん!」
凰蓮に蹴りを入れられてしまう城乃内
「全くサボってんじゃないわよ!」
「アッーッ!?すみませーん、ん?」
「何見てんの?」
城乃内が落ちていたビラに気が付き凰蓮も気が付く。
「合同ダンスイベント?」
「まさか・・アナタも行くつもり?」
凰蓮が城乃内が行きそうな気がしたのか
「あそれはやめてえええー!」
ヒップドロップを城乃内にかます。
「アッーッ!?濡れ衣でえす」
「全く街の空気も読まずによくもこんな騒がしい事を企画できたものね。潰すわよ」
・・・
ピピッ!舞さんから連絡が入りすぐにホットラインをつけた。
「「アテクシはここで宣言します!ビートライダーズの追放運動をー!民衆達よー!一人一人の声がこの街を綺麗にするの」」
「「フリーステージ廃止の為の署名をー!」」
「「おう・・ビートライダーズはこのまま完全に終わってしまうのかあ?!」」
「はあ!?」
凰蓮のオッサンがまたやらかしやがった・・挙句の果てに城乃内までもが奴のビートライダーズ追放運動に加担し言いたい放題言っていた。
なんて奴等だ・・
俺達が頭を抱えていると
「お前等は・・ゲイルガイの・・」
ゲイルガイの葉安巳さんとナンバー2の烈太が訪ねてきていた。
「全ビートライダーズの合同ダンス祭の事なんだけど・・」
「ああ・・」
戒斗や隼翔がランキング争いに拍車をかけていたせいで他のチームがどうにも参加したくないらしい。
「俺達ゲイルガイも合同ダンス祭に参加させてほしいんだ」
そういうことか
「ああ・・そういや隼翔の奴は?」
「隼翔さんは・・」
「隼翔のアニキはチームを抜けた」
「なんだって!?」
葉安巳さんが重い口を開き、烈太が続けてそう言ったのだ。
恐らく桐生業斗、アーマードライダーコルテスを追う為にか?
そこから更に舞さんから連絡が入る。
「なぬ!?戒斗までチームを抜けちまっただと!?・・」
信じられんな・・
「・・なら隼翔や戒斗の分まで皆!踊るんだ!行こう!」
「・・ああ!」
俺達は決意を胸に合同ダンス祭のステージへと向かうのだった。