仮面ライダー鎧武~異質な戦種   作:カオスサイン

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EP六十六「いざ、出陣!勝鬨と討つ獣!そして・・前編」

「くうっ!・・・」

マキの実の姉、マナから驚愕の事実を聞かされた俺は落胆し、ベースでうなだれていた。

「・・・」

鉱汰さんも白いアーマードライダーから行方不明になっていたチーム・鎧武のリーダーの裕也さんがビャッコインベスに変貌し、倒してしまっていた事を聞かされて落胆していた。

「お兄ちゃん・・」

「クソ!・・俺達が今迄やってきたことは一体なんだったんだ・・」

マナや白いアーマードライダーが言っていた事が本当に事実なら今迄に倒したインベスも元は・・

考え出すと震えが止まらなかった。

「お兄ちゃん・・もう無理しないで!・・後は私達がなんとかするから・・」

「優実・・お前等・・うああああー!・・」

俺は涙を流し大声で泣くしかなかった。

その頃

「奴め!・・」

隼翔は森を疾走していた。

烈太から希菜子が何者かに誘拐されてしまったとの知らせが入ったからだ。

こんなことをするのは奴・・桐生業斗しかいないと彼を探し出す途中であった。

「ん?お前は・・」

その道中、戒斗と遭遇し隼翔はお互いの話を聞いた。

「何!?・・この森を支配しているインベスがいるだと!?・・」

「そうだ・・だが貴様は今こんな所で油売っている暇はないのだろう?」

「そうだ・・次に頼む!興味深いからな」

隼翔は引き続き疾走した。

その直後 ザッ・・

「ム?・・ようやくおでましか」

「ぷらじなむフェンシム!」

突如戒斗の前に現れた赤い異形

「ほう・・言葉を話せるのか。思ったより分かり易い奴だな変身」

戒斗は変身しフェンシムと名乗った異形に立ち向かっていった。

・・・

「!?貴方は!・・」

一人でベースに残っているとあの白い謎の少女が突然現れ俺にこう言った。

「「運命に背を向ければいつまでも後悔する日々が続く・・でもそれで全てを失う訳じゃない・・

長い後悔の後、あなたは安らぎを手に入れられる・・逃げ出した先にも道はあるの・・」」

「そ・・それはどういう?・・」

少女はそう言って消えた。

「ハッ!?・・一体なんだったんだ?・・」

「よお!浮かない顔だな」

俺が消えた少女を探し回っていると後ろから声がした。

「サガラのオッサン!?どっから!?・・」

驚いた俺が振り向くと何故かDJサガラがいた。

「お前は何がやりたいんだ?確かマキをユグドラシルから救い出す!って息込んでたよな」

サガラのオッサンはからかうように問いかけてくる。

「俺は・・マキを救う事だけを考えて戦ってきた・・だけど・・その為にいくつもの犠牲を出してしまっていた・・俺の守りたいものに意味があったのかどうかさえ分からなくなってしまった・・」

俺はそう答えた。

「はは、守る為に戦うというのはそもそもの矛盾だな。

力をもって成せるものは破壊のみ」

サガラはそう言う。

「俺には・・壊したいものなんてない・・」

「いい加減気付けよ!お前が敵視しているのはユグドラシルでもヘルヘイムでもないな」

「何を・・言いたいんだ?・・」

「希望の対価に犠牲を要求するこの世界の理そのものだ」

「そ・・それは!・・」

「ま、これは葛葉鉱汰や優実ちゃん、他の奴にも話した事なんだけどな。

それに比べ駆紋戒斗や蚊嶋隼翔はまだ人としては強いぜ」

「戒斗や隼翔が?・・」

俺は思い出す。

「戒斗はヘルヘイムの支配者そのものを目指している。

隼翔もついさっき知って興味を持ったようだ

件の奴、オーバーロードはヘルヘイムが地球に浸食しようがお構い無しな連中だ」

「オーバーロード・・ユグドラシルの連中はその事を・・」

「最初に知った奴がひた隠しにしてしまっているからな。

ソイツは人類救済よりも己の野望を優先している

戒斗を裏でいいように操っているのもソイツだ」

「・・戦極凌馬か!」

「お!いい目つきになってきたじゃないか!」

サガラはベースの備蓄してあった食料の人参を掴み手を翳す。

するとロックシードに変化した。

「コレは!・・」

サガラがそのロックシードを俺に渡してくる。

「お前みたいな奴が手間かかるからな」

サガラはそう言ってベースを出ていった。

「・・・」

翌日、俺は鉱汰さんに呼び出された。

「俺は今からスカラーシステムを壊す為にユグドラシルに奇襲をかけにいく!

錬、お前は助けたい人がいるんだろ?」

「鉱汰さん・・」

鉱汰さんはすっかり元の鉱汰さんだった。

俺も負けていられないな・・目を覚ます事を決意した。

「ああいきましょう!ロックオン!」

「変身!」

[ソイヤッ!オレンジ・アームズ!花道オンステージ!]

[サイヤッ!キャロット・アームズ!細道ステージイン!

ミックス!ジンバーナシハハッー!]

ダンデライナーを起動し俺達は向かった。

今度こそ本当の意味でマキを助け出す!

例え「うつけ者」だと言われても!

 

 

 

 

 

 

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