EP六十八「異界の神殿Ⅰ」
鎧武とベシルがユグドラシルへと奇襲をかけていた同じ頃
ヘルヘイムの樹海
隆司と勇希達は、ヘルヘイムの樹海を歩いていた。
「本当なのですか?その情報」
愛は勇希に問いた。実はユグドラシルに潜入していた鋭治から、ヘルヘイムに海があるという情報を得た。
「ユグドラシルから得た情報だからな。信憑性は十二分にあると思うぜ」
「まあ、今は情報を得ることが大事だ。この情報が信用できるかどうかは確かめるだけだという事だ」
勇希と隆司は、情報を一応は信用していた。
樹海を進んでいると、巨大な海が広がった。
「ん?・・あれは・・!」
隆司達が海岸沿いを歩いていると、巨大な首長竜の姿をしたエラスモサウルスインベスが現れた。
「出やがったか!皆いくぞ!変身!」
「ああ!」
隆司達は変身して応戦する。
が
「なんて強さのインベスなんだ!・・うわ!?・・しまった!?・・」
「隆司!?」
エラスモサウルスインベスは相当に強くて戦いの差中、ジャックが足を踏み外し海に落ちてしまったのだ。
「ちょっとここは空気読めよ!・・」
舞姫達は、彼を助け出そうとするが、エラスモサウルスインベスが攻撃をして邪魔される。
「あり?・・」
だが、突然エラスモサウルスインベスは何故か海に戻ってしまうのだった。
その頃
「・・ん・・俺は・・そうかヘルヘイムの海に落ちてしまって・・でも海中なのに何故息が出来るんだ?・・」
気が付いた隆司が疑問に思い辺りを見回しているとそこには巨大な神殿が建っていた。
「こんな所に人間とは久し振りだ・・」
「うわあ!?・・なんだお前は!?・・喋るインベス!?・・」
隆司の目の前には巨大なクジラインベスがいた。
しかも今迄に見た事も聞いた事も無い人語を話すインベスだった。
「驚くのも無理はない・・私の様な存在を知る者はほんの一握りだからな。
っと我が名はリヴァイアサンという」
「リヴァイアサン・・お前は一体何者なんだ?」
「それについてはこのヘルヘイムの海底神殿の事を含めて話そう」
「なぬ?・・」
彼の口からオーバーロードの存在、ヘルヘイムの海底神殿についてなどを聞かされた。
「ヘルヘイムの侵略に耐え乗り越えた存在、オーバーロードインベスか・・リヴァィアサンもそうなんだな?」
「ああ、そうだ。縁といってはなんだがコイツをやろう」
「コレは・・ロックシード!・・」
そして、リヴァイアサンは隆司にあるロックシードを渡し、「禁断の果実をその手に掴み取って
みよ」と言い残し去ってゆくのだった。
・・・
「ハッ!?・・今のは・・何だったんだ一体・・」
「隆司!よかった!・・無事で」
「あんま余計な心配かけさせるなよな」
「皆・・ん?・・コイツは!・・」
隆司は目を覚ますと海岸におり、周りには心配する愛達がいた。
隆司は夢かと思っていたのが、リヴァイアサンに渡されたあのロックシードを握りしめていたのだった。