仮面ライダー鎧武~異質な戦種   作:カオスサイン

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EP七十八「異界の神殿11 血を受け継ぎし者後編」

ヘルヘイムの森

「・・・何?」

「はあ~・・どうしたものか・・」

俺は弘司の最悪のパターンを想定して縁者と共にネメシスを捜索する。

そして案外早く彼は見つかった。

で今奴と戦っている訳なのだが

「こっちの話を聞いてくれ!煉獄」

「・・ウザイよ!・・」

「むう!?・・」

当のネメシスは全くこちらの話を聞く余地無し・・

倒してしまう訳にはいかないのでザ・フールは使えない。

こうなったら・・

「光流さん、パワーアップお願いします!」

「了解だ!」

俺はアスパラガスアームズにチェンジし、縁者に強化を申し出た。

「今君を逃がしてやるという訳にはいかないんだ!」

「またそれ?・・」

ネメシスは呆れる。

俺は奴をアスパラガスチェーンで拘束する。

「そう何回も同じ手が通じると本気で思ってるの?・・」

ネメシスはザクロスラッシャーで容易くアスパラガスチェーンを斬り裂く。

「チャンス!」

ビキン![ザ・フール オー!]

これなら倒してしまう心配は無いだろうと思いチェンジする。

[サイヤッ!ザ・フール・アームズ!いざ征かん!討つ獣、エイエイサイヤー!]

「ほいさっ!っと!」

俺はネメシスの周りに紅蓮旗を投げ突き刺した。

「!?うわ・・」

奴は驚いている。

「話を聞いてくれたら今回は見逃してやれるから・・な」

「・・・」

ネメシスは俺達を睨みつけたままだったが渋々おとなしくしてくれた。

「では、煉獄。何故お前はアーマードライダーの身でありながらインベスとしての力も獲得し、完全にコントロールが出来ている?」

俺は奴に聞きたい事をぶつける。

「そんなの僕にだって分からない・・」

「はあ・・」

どうやら彼自身にも分からないみたいであった。

収穫零か・・

もしやDJサガラのオッサンが言っていたオーバーロードを探し出して聞き出せば何か分かるかもしれないが今はこちらの戦力は不安定だ。

相手の力は未知数だからな。

ピピッ!

「はい・・なんだって!?・・」

連絡が入る。

「悪かったな煉獄。光流さん、彼は今回は見逃してあげて下さい」

「・・」

「ああ、そこまで君がいうのなら俺も無理して彼を逮捕するつもりはない」

「それじゃ」

弘司が飛び出していったらしい。

だが海崎の情報によると彼の戦極ドライバーは何故か直っていたらしい。

俺の心配は心配のままに終わってくれたようだな。

弘司、俺も約束を果たすぜ。

俺は急いでユグドラシルのクラックへと向かった。

ユグドラシル

「愚かな・・力を失っても尚僕に歯向かおうというか・・いいだろう行くぞ武富」

「了解」

自身が弘司の戦極ドライバーを破壊し、精神的にも追い詰めたはずなのに何故また立ち向かってくるのか今の橙成には理解しようがなかった。

だが彼はこの後その身をもって知る事となる。

彼の本当の隠されていた力を

「なんのつもりだい?・・その状態で僕から彼女を取り戻せるとでも思っているのかな?はっはは!」

「俺にはまだ力がある!」

弘司は橙成に戦極ドライバーを掲げた。

橙成は驚く。

「なんだと!?・・まあいいよもう一度ズタズタにして今度こそ完全に葬ってあげるよ!変身」

「変身」

二人は変身する。

「もうお前達に負けはしない!変身!」

[サモン!ケール・アームズ!トートイズスタンドオン!ミックス!ジンバー・カシス!ハハッー!]

「うおおおおおおおおー!」

ジェフティーとエツィオのソニックアローの撃ち合いが繰り広げられる。

鎧武・烈がその隙をつこうとジェフティーを攻撃しようとする。

「おっとこれ以上弘司の邪魔はさせないぜ!」

「何!?」

鎧武・烈の攻撃を止めたのは駆けつけたベシルであった。

「錬!きてくれたのかい!」

「弘司無事でなによりだ。俺も安藤さんと約束を交わしたものでね!安藤さんを取り囲んでいるインベスと鎧武・烈は俺に任せろ!」

「そうか・・行こう!」

「ああ!」

俺は鎧武・烈に突撃する。

「舐めるなあー!」

[LockOn!カシスエナジー!]

エツィオは最大パワーの攻撃をジェフティーに放つ。

「!」

ビキン![ネイキッド]

ジェフティーはトートから渡された新たなロックシードを解錠しセットしていた。

「ひゃあはははっはははh!勝った!僕の勝ちだ!紙粘土ごときが!・・」

自身の攻撃がヒットしたのを確認するとエツィオはドス黒い笑声をあげた。

霧が晴れる。

[サモン!ネイキッド・アームズ!ジュフティーイズアウェイクニング・スタートアップ!]

「は?・・馬鹿な!?・・」

エツィオは驚愕する。

「なんなんだよ!お前のその姿は!?」

ジェフティーはトキの様な頭部、青緑と金色のさながら魔法使いを思わせる鎧のアームズとなっていた。

同じ頃

「なっ!?・・またも未確認のロックシード、未知の形態だと!?・・だがこれは・・まさか!・・」

凌馬はジェフティーの姿に驚きを隠せない。

そして彼の姿を見てふと思い出した凌馬は文献を見直す。

「・・やはり!あの姿はエジプトの古代神、トート!・・水野弘司・・彼は神の血を受け継ぎし者だとでもいうのか!?・・」

凌馬は更なる想定外の事態に頭を抱えるしかなかった。

「お?じゃあ俺もいっちょいくぜ!」

[サイヤッ!ザ・フール・アームズ!いざ征かん!討つ獣、エイエイサイヤー!]

「ここからは俺達の異質なステージを楽しみな!」

「ここからのお前の運命を握るのは神のみぞ知るだ!」

俺達はそれぞれ構える。

「何が神だ!何がお前をそうさせるんだ!?」

「はっ!」

ジェフティーは新たなアームズウェポン、ネイキッドマイクカリバーを力強く掲げる。

「ぐあが!?」

ネイキッドマイクカリバーを剣モードにしエツィオに斬りかかる。

「次はこれだ!」

ロックシードの力により具現化されたトート神が記されし書物、トートブッカーを取り出し、そこからまた新たな錠前を取り出しネイキッドマイクカリバーに装填しそして

「「ストーン」!」

ジェフティーがそうネイキッドマイクカリバーに叫ぶと岩石が出現しエツィオに飛んでいく。

「なんだこれは!?」

「余所見している場合かな?」

トートブッカーからまたもや錠前を取り出し装填し叫ぶ。

「「コピー」!」

トートブッカーを複製して突撃させる。

「なんだというのだ!?」

それでも尚反撃してくるエツィオ

「そうか・・その妙な本のおかげだな!」

エツィオは推測し、ジェフティーからトートブッカーを奪う。

「無駄だ」

「何!?・・」

トートブッカーはエツィオの手から本来の持主へと飛んで行った。

エツィオは驚きを隠せない。

「「ソニック」!」

「!?はや・・しまった!」

超ゼロシフトでジェフティーはエツィオに急速接近する。

「神の判決の時間だ!」

ジェフティーはエツィオにそう告げ、カッティングする。

[サモン!ネイキッド・オーレ!]

「はあっ!」

「がはふ!?・・」

超連続真・無頼パンチをエツィオに叩き込み宙に上げる。

そしてもう一度カッティングする。

[サモン!ネイキッド・スカッシュ!]

「この一撃で俺の戦いに終止符を打つ!はあああああー!」

「うあああああ!?何故この僕がお前みたいな紙粘土なんかに!・・・・・」

宙に上げられ反撃不可能なエツィオは負け惜しみを言う。

真・無頼キックを喰らいエツィオは地面に蹴り落とされる。

ドシャ!

変身が強制解除される。

そして・・

バチバチ!・・大き過ぎるダメージをゲネシスドライバーにも受け、橙成の物は粉々に砕け散った。

「こっちも決めるぜ!」

[LockOn!ザ・フール・チャージ!]

「さーあーいーやーあー!」

「ぐうわああああー!?・・」

俺はインベスを片付け、双頭紅蓮DJ弐刀銃剣の銃モードにザ・フールロックシードを装填し、「紅蓮武演弾」を鎧武・烈に喰らわせた。

変身を解除させられた剛紀は一目散に逃げていった。

そして

「まだ・・だ!・・この僕が紙粘土なんかに負けるはずがないんだあああ!・・・・・」

ゲネシスドライバーをジュフティーに破壊されても尚自惚れる橙成だったがその言葉に耳を傾ける者などいるはずがなくそのまま彼は絶命した。

「言っただろう。貴様の運命は神のみぞ知ると・・判決は下されたんだ。

終わった・・父さん、母さん俺・・」

橙成の亡骸にそう呟き、変身を解除した弘司は急いで理恵を助け出す。

「う・・弘司君・・私・・」

「よかった本当に無事で・・!」

「「・・」」

「彼は本当の力に目覚めたようだな」

そんな二人をあの白い少女とDJサガラは見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

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