「凄いものだったぜ。コイツは」
「だろ?」
俺がベースに戻ると黒崎が来ていた。
で俺は彼から借与されていたゲネシスドライバーを返そうとする。
「現時点、まだ返してもらわなくていいぜ?
言ったろ、残りの巨大インベスを全部やるまでのしばらくだってな」
「ああ・・そういやそうだったな・・・」
俺は思いにふける。
マキが提案したマナ説得作戦その一は思わぬ事故で失敗した。
だけど俺は諦めない。
だから一刻も早く・・
「・・まあそうそんなに慌てる必要性は無いと俺は思うぜ」
黒崎が俺の考えている事を即座に見抜きそう言ってくる。
「分かっちまったか。はは・・だよな・・」
俺は黒崎に悟られ落ち着きを取り戻す。
「行きましょう勇希」
「おっと!じゃあまた情報仕入れられたら来るぜ。
そんなワケだからそれまでゆっくりしておきなよな」
「OK」
残りの巨大インベスの情報がまだ手に入っていなかったので俺達はまた街の防衛をしながらゆっくりする事にした。
「マキ・・」
俺はマキの事を考えながら情報を待っていた。
その頃、ユグドラシル「個室」
「一体どうしたっていうのよ!?」
「・・」
マナは錬へ加えようとした攻撃をマキと瑠峰に止められた事に怒りを露わにし彼女達を問い詰めていた。
「マナさん、まだ貴方には分からないんですか?!」
「何をよ?」
「マキさんのお気持ちをですよ!」
「気持ち?何を言っているのかしら?
マキちゃんはあの不埒な男に騙されているだけよ!」
「はあ・・」{駄目だこの人早くなんとかしないと・・}
マナは瑠峰にそう言われるが理解しようとしていない。
瑠峰は頭を抱える。
「・・これは使えるかもしれない」
偶然付近を通りがかった光実は彼女達の話をコッソリと盗み聞きし不敵に笑い貴虎の所へ足を運ぶ。
「兄さんいいかな?」
「なんだいきなり?光実」
「ちょっとね・・」
光実は貴虎にある提案を言う。
「ほう・・まさかお前からそんな申し出があるとはな・・いいだろう!やってみろ」
「ありがとう兄さん」
・・・
「まだか・・」
数日後、俺はまだ情報を待ちわびていた。
「おーい!錬、他の皆も」
「や」
「オッス!」
「鉱汰さん、光実さん、ザック!」
鉱汰さんと光実さん、ザックが訪ねてきた。
「大体の話はあの黒崎って人から聞いたぜ。
俺達も出来うる限りの協力をするぜ!」
「本当ですか!?」
思わぬ助っ人要請が入り俺達は歓喜した。
「・・・」{これでまずは良しと・・}
その光景を見ていた光実はまたもや不敵に笑っていた。
~それは先日、貴虎との話を終えた後~
光実はマナの所へ足を運んでいた。
「主任の弟が一体何の用?」
「僕もそのインベスの捜索作戦に加わる事になったので」
「あそう」
マナはそっけなく返答する。
「後あなたに提案したい事があるのですが・・」
「なんですって?」
光実はマナに驚きの提案をしてくる。
「ええ、いいわ!貴方のその案に乗ってあげる」
「光栄です」
マナも不敵に笑っていた。