仮面ライダー鎧武~異質な戦種   作:カオスサイン

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EP八十六「異界の神殿19 VSタナトス後編」

「ソノ程度ノコウゲキナド!」

「チイ!?なんて奴だ・・」

撃っても撃ってもオーバーロード、タナトスはビクともせず攻撃を繰り出してくる。

「なら・・ん?・・あれは!・・」

俺はザ・フールロックシードと戦極ドライバーに手を伸ばそうとすると、タナトスの背後を何者かの影が通り過ぎていった。

間違い無い、あれは・・

「悪い・・海崎、ここはお前達に任せた!」

「はい!?・・」

「何かあった時の為に目印に紅蓮旗一本を突き立てておく」

「お・・おう・・」

俺は他の皆にタナトスの相手を任せ、そしてマキには心配をかけないよう、バレないようにそっと離れ、影を追っていった。

そして大分離れた所でゲネシスドライバーを外し、戦極ドライバーに付け替える。

「再びロックオン!」

[サイヤッ!ザ・フール・アームズ!いざ、征かん!討つ獣、エイエイサイヤー!]

即座にザ・フールアームズにチェンジし、引き続き影を追う。

「一体何のつもりだ?・・」

少し追うと影は俺を突き放すかのように別れ道に入っていった。

「見失ったか・・」

俺はそのポイントに紅蓮旗を突き立て、消えた影を探す。

「っと紅蓮旗は差しておいたし今はコイツでいいか」

ザ・フールアームズからキャロットアームズにチェンジしようとしていた。

その一瞬で・・ボオッ!

[ComeOn!ブラッドバナナ・スパーキング!]

「なっ!?・・・」

俺の真下から炎が上がり、俺を突き上げた。

アームズチェンジする間の一瞬を狙われた為、俺のダメージはいつも以上に蓄積されてしまう。

「クッ!?・・」

「どうやら貴方一人だけのようね・・安心したわ!これで貴方を葬る事が出来るわ!」

「マナ!・・」

予想通り、影の正体はマナだった。

「ロックオン・・あれ!?なっ!?・・これは!?・・」

俺はなんとか再度変身しようとロックシードを解錠しようとしたが解錠されない!?何故だ!?

「あははっは!驚いた?これが私の力よ!」

「クッ!?・・」

見るとザ・フール以外のロックシードの断面が焼かれていた。

フレイムバロンはそれに驚く。

「おかしい・・驚いたわ・・そのロックシードだけは焼かれないなんて・・ますます貴方が邪魔な存在だわ!」

「ッ!・・」

その頃

「今こそ使う時のようだな!クジラのオッちゃんあんがとな!」

ベシルが戦線離脱した事でジャック達は苦戦を強いられていた。

だが、ジャックには切り札があった。

ビキンッ![キャプテン]

「せやっ!」

[ComeOn!キャプテン・アームズ!キャプテンレヴィアタン・レッツ・セイル!]

ジャックは海賊帽子を被り、海龍が描かれた赤紫のマントを羽織り、胸部アーマーには海龍が模されているアームズ、キャプテンアームズへとチェンジした。

「ムゥ!?」

タナトスはキャプテンアームズになったジャックに驚く。

「さあ、ここからは豪快に暴れるぜ!」

ジャックはアームズウェポンであるレヴィアブラスターを力強く構え、タナトスに向けて撃つ。

「グウゥ!?・・」

「まだまだ!」

更にジャックは第二のアームズウェポン、レヴィアファルシオンを抜刀し、タナトスに斬撃を加える。

「ナッ・・ナンダトイウノダ!?・・」

よもや自分の体に傷を付けられるとは思っていなかったのかタナトスは驚愕する。

「水野!頼む!」

「そう言うと思って![ブリザード]!」

既にネイキッドアームズにチェンジしていたジェフティーはジャックの指示を待ってましたとばかりにコールする。

「グムゥ!?・・」

タナトスの半身がジェフティーのブリザードによって凍り漬く。

「鉱汰さんやって!」

「OK!」

鎧武も指示を受けカッティングする。

[ソイヤッ!オレンジ・スパーキング!]

「セイハー!」

アームズ待機状態をタナトスに向けて放つ。

「!?」

「さて、ここで止ドメといこうか!」[LockOff]

ジャックはキャプテンロックシードを外し、レヴィアブラスターに装填する。

[LockOn!イチ、ジュウ、ヒャク、セン、マン!キャプテン・チャージ!]

「そらあー!」

「バカナ!?・・タカガキサマラゴトキニ!?・・・」

レヴィアブラスターのチャージ攻撃を受けたタナトスは凍り漬けになっていた半身を残したまま爆散した。

「よっしゃあー!」

変身を解除した隆司達は安堵する。

「・・・ねえ錬は?・・」

ふと彼がいつの間にかいない事に気が付いたマキは隆司に詰め寄る。

「ああ、彼なら何かを追って奥に入っていったぜ。そういやまだ戻ってきてないな」

「え・・」

マキは少し考える。

彼がこの場を離れたとしたなら理由は一つしかない。

「まさか!?・・」

「・・心配なら行ってやればいいじゃねえか」

「・・貴方に言われるまでも無いわ!」

マキは隆司にそう言われる前に走り出していた。

「おっとミッチ、お前一体何処に行ってたんだよ?」

「すみませんちょっとありまして・・」

戻ってきた光実を勇希は睨み付けていた。

「どうしたんです?そんな怖い顔をして?」

「・・お前のやっていた事をこちとら分かってるんだよ!」

「・・・」

他の者に聞こえぬ様に耳打で勇希はそう光実に言い放ったのだった。

光実は少し顔を歪ませるのだった。

 

 

 

 

 

 

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