君と、夏   作:逸般ピーポー

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さらさらと


部活と、生徒会と

けっこう可愛い幼なじみと登下校する。

 

それの何が嫌だって、そりゃ嫌だよ。

確かに坂井さんは可愛いよ?でも別に、僕のタイプじゃないし。それこそ『なっちゃん』とか呼んでた頃から知ってる女の子な訳で。微妙に気恥ずかしいし居心地があれだし。昔は『ゆーくん』とか呼ばれてたから、さらにぞわぞわする。

 

それに、彼女の登下校の時間に合わせる必要があるから、これまでのような遅刻ギリギリまで寝る、ということも出来なくなった。

わりと朝弱い僕からすれば、これは大事件だといえる。

しかも朝は近くの公園で待ち合わせて学校が近くなってくるとわざわざ僕は彼女とは違う、遠回りなルートから学校に行く。

帰るときも、学校から離れた場所で待ち合わせてから合流、だ。

まあ、お互い付き合ってる、とか。そういういらない誤解はない方が良いし、それがお互いのためなんだけど。

でも、部活が少し伸びて遅くなった時に、いかにも不機嫌です、っていう表情はやめてほしい。陸上部の練習、キツいんだぞ。

まあ、これも坂井さんのお母さんという人助けだと思ってやっている。別に彼女のお母さんは嫌いじゃないんだよね…。昔は遊びに行ってたらしく(記憶にはあんまりない)、お世話になったらしいことは確かなようで。

 

 

僕らの学校は、部活の仮入部が4月から3ヶ月ある。ついこの間までは試用期間だった訳だ。

で、この前に本入部した。

とはいえ、僕の後輩(♂)の友達が何故かこの学校の生徒会に居り、一回生徒会室に遊びに行ったら生徒会やらない?と誘われ。

冗談半分で(この時は仮入部だったので半分はまあ大丈夫だろうと思っていた)、

「書記とかなら良いですよ」

と言ったら、まさかまさかの本採用。

一年生が生徒会に入れるのは夏休み後の生徒会選挙の後あたりだけど、実際に決まるのは生徒会顧問の先生とかが了承したらほぼ確定らしい。

…選挙で落ちたらどうなるんだろう。

 

まあそんな訳で、勉強と部活に、生徒会までやりそうな訳だけど、正直無理じゃない?と思っている。

まあ、実際は書記なんてあんまり仕事ないらしいし、やってみてから考えよう。

それよりは、生徒会選挙用の演説を考えなきゃいけない。

 

これは、一度原稿用紙二枚か三枚書いて、先生に提出してオッケーをもらう必要がある。量が足りないと、もう少し書いて、と言われるらしいので(生徒会の先輩は二枚でもオッケーだった人も居るらしい)、多分二枚…三枚かなぁ…。

ただ、生徒会選挙の演説文とか書いたことないし、どうやって書けば良いんだろう…。

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