『は・・・外れた――――っ!カビゴンのすてみタックル、当たらず――――っ!!』
『うーむ、決して命中率の低い技ではないのじゃが・・・それでも必中という
わけでもない。こんなこともあるとしか言いようがないじゃろ』
決まれば勝利という最後の技が外れ、事態は急転した。アカネは敗北の危機へと
追い込まれ、絶頂からどん底へと叩き落された。表情は固まったまま、
「・・・うそやん」
一言だけ呟くのみだった。その様子は中継されて全国に発信されていた。
キキョウシティのジム、この騒動のためいまは閉鎖されているがその中で一人
ポケモンたちと訓練を続けているジムリーダーのハヤトは冷ややかな目で
十日前自らを破った憎き女の窮地を眺めていた。
「ふん・・・信じられないという顔だがこれで正しい。おれに勝ったのは
強運のおかげならその運が尽きて負けるのは必然だ。ふざけた運任せも
ここまでだ。これでやつもおしまいだ・・・その馬鹿げた理想と共に」
アカネとは常日頃から言い争いが絶えなかった。何一つ意見が合わず、方向性も
信念も全てが真逆であった。互いに正しいのは自分であり相手はクズだと
疑わずに、とうとうわかり合うことはないまま今日に至っていた。
「さあピジョット、それにお前たちも・・・トレーニングの再開だ。二度と
あんなやつに負けないためには更なる鍛錬しかない。厳しくやるぞ」
もう結果は見るまでもないと考えた。しかしハヤトは心のどこかではこのまま
すんなり決着しないのではないかという不安があった。先代のジムリーダーである
父からカツラがどんな男であるか幾度も聞き、また彼自身も実際に接することで
カツラの人間性の素晴らしさを知っていた。それが災いし、カツラはアカネを
救う道を与えるのではないだろうか、そんな懸念だった。カツラが勝つのは
もう確定だが、アカネに与えられるべき罰や制裁を免れさせるように巧みに事を
進めるかもしれない。アカネの徹底的な破滅を望むハヤトにとってそれは
気分のよくない話だった。バトル後の展開が気になり、再び腰を下ろした。
「カツラさん・・・あいつにはもう再教育なんて無駄だ。誰が何を言おうと
聞く耳を持たなかったクズだ。とっとと引導を渡してやるべきなんだ」
すてみタックルを外したカビゴンはというと、地面に頭を打ちつけたまま
起き上がってこなかった。カツラのウインディがこれは好機と駆けだしたが、
ここで審判団から試合中断の合図が鳴り響いた。この試合二度目の中断だった。
『これよりカビゴンの負傷を確認いたします。箇所は頭部です。バトル続行が
可能かどうかわかり次第お知らせいたします、しばらくお待ちください』
キュウコンのときと同じく、経験豊富なトレーナーやポケモンドクターたちが
倒れるカビゴンの状態を調べ、バトルを続行しても後々に響くようなことに
ならないかどうかを判断する。もしここで続行不可能の裁定が下った場合、
アカネの敗戦が決まる。もっとも、仮に問題なしと言われたところで圧倒的に
劣勢なのは変わらず、敗北が確定する瞬間が早いか遅いか、それだけだった。
「・・・うそやろ・・・悪い夢や、こんなん・・・・・・」
いまだに目の焦点が定まっていないアカネに対し、カツラは話を始めた。
「君とわしの勝機はほぼ五分だった!最後までどちらに勝利の女神が微笑むか
誰にも判断できなかった。しかしこうしてわしが勝とうとしている、その理由は
決して運などではない!君のカビゴンは確かに悪くないポケモンだ。デビュー戦で
あるというのを逆手に取り読めない動き、それに必殺技を隠しておくこと・・・
なかなか苦しめられた戦法だった。ところがその経験のなさが命取りだった!
普通はあの状況で攻撃を外さない。それが君たちの限界だったのだ・・・」
信頼や愛情だけでは勝てない。まさにあとほんの一歩、アカネは勝利に届かなかった。
そして更なる追い打ちをかけるかのようにサカキが口を開いた。
「・・・残念だったな。これできみのトレーナー人生も終わりだ。ジムリーダーの
地位を奪われるだけでは済まない。きみは横領犯なのだからな。まあ逮捕までは
いかないかもしれないが少なく見積もって十年間はポケモンに関わることを
禁じられるだろう。きみがいま所有するポケモンたちも競売に出されるだろうが
犯罪者のポケモンなどほとんど売れずに処分されるだろう。気の毒な話だが」
「・・・な・・・なんやて?」
「1000万以上・・・だったか。きみの使い込んだ金は。すぐに返せるあても
あるまい。ポケモンを奪われたきみはただの無学な女だ。そんな者が金を
稼げる手段なんて限られている。だいたい察しはついているのではないかな?」
アカネの脳裏に浮かんだのは、父親の隠し持っていた成人向けのビデオや雑誌だった。
金に困りすぐにでも大金が欲しいとなるとそのような世界に行くしかなかった。
サカキに続いて今度はエリカが無慈悲な言葉を投げかけてきた。
「うふふ・・・それならいい方法があります。私の知人の経営する店を紹介しますよ。
アカネさんと同じく、高い地位から転落した方々が多くおられます。一晩で
数百万というお金が動くこともあります。案外早くお金の問題は終わるかも
しれませんよ?似たような境遇の人々が集まりますからご友人もつくれるかも・・・」
「・・・・・・まともな店やないやろ、そんなもん・・・」
「タマムシの裏世界、その闇は狭いですがとても深い。私も多くは存じ上げて
いませんから・・・あとはご自身で確認なさってください」
一度に多くの絶望が押し寄せてきてアカネの目の前は真っ暗になりかけていた。
特にポケモンたちを奪われ、トレーナーではいられなくなるということに、刃物で
突き刺されたかのような感覚になる。彼女の脳裏には走馬灯のようにこれまでの
ポケモンとの日々が流れていた。
『なぁオトン、最近コイキングオーとかトランセルマン、全然レースに出てこんやん。
どこに行ってもうたんやろな?オワタッコも最後に走ったのはずっと前やし』
競馬新聞を手に唸っている父に尋ねた。競馬好きな父の影響でアカネも幼いころから
馬を眺めていた。しかし、ある日その現実を知ってしまうことになる。
『ん~?ああ・・・そいつらなぁ。勝てん馬をいつまでも使うわけにはいかんのや』
『じゃあどうしてるんや?数か月前からちっとも・・・』
『もしかしたらお前の腹の中におるかもな。昨日の夕飯覚えとるか?貰い物の
肉で鍋をやったやろ。あれは桜肉って言うてな、馬の肉なんやで』
アカネは情報を整理した。それからしばらくして、トイレで嘔吐した。そして激しく泣いた。
『うう・・・うげぇっ!!うええぇぇ・・・・・・』
それ以来アカネは競馬を見なくなった。とはいえ世の中はどこも似たようなものだと
十歳を過ぎれば嫌でもわかるようになってくる。ただの動物である馬、それよりも
ずっと高い知性を持ち人に近い姿のものもいるポケモンであればまさかそんな
扱いはされないだろう、そのようなことはなかった。学校でポケモンに興味を持つ
男子生徒たちが回し読みをしていた雑誌をアカネも眺めてみたが、華々しい
舞台の裏で静かに消えていくポケモンたちの現実がたった数行に収められていた。
『・・・あのエリートトレーナーのポケモン、引退するんか・・・今後は未定?』
バトルから退くポケモンは、優秀な技術を次世代に残すため若いポケモンたちの
指導役となることもあった。しかしそれならしっかりそう明記される。未定とされる
ポケモンたちは穏やかに余生を送ることができれば幸いだが、多忙で常にポケモンの
鍛錬に励むトレーナーは引退した者の世話まで手が回らない。とはいえ人と長く
いすぎたポケモンが今さら野生で生きていけるはずがない。長年のバトルで体は
ボロボロであるポケモンも多く、結局処分されることを『未定』としていることが
多かった。それが現実であると知ったアカネは、自分だけは違う、違ってみせると
誓った。この世の流れに逆らって生きてやると決めた。
彼女の初めてのポケモンはショップで購入したピッピだった。ここから数十年
生きると言われているが、必ず最後まで面倒を見ると決めていた。両親にも
その決意は伝わって、新たな家族の一員として迎え入れられた。二年以上もの間
アカネは世話を欠かさず、ピッピと暮らす日々は充実していた。
『・・・ポケモンはたとえどんなに非力で気弱そうに見えても本能がバトルを
求めている。可愛がるだけではストレスが溜まる・・・ホンマかいな?
なあピーちゃん、あんたもバトルがしたいんか?』
『ピーッ!』
どうやらその通りのようだ。そこでアカネはコガネシティの小さな大会に
参加することにした。ピッピ一匹では痛めつけられるだけでかわいそうなことに
なるため助っ人を探した。するとときどき家族で遊びに行く牧場に、乳が出なくなった
ミルタンクがいると聞かされた。かわいそうではあるが飼育をやめると言われ、
アカネは迷わずに自らのバトルのために引き取った。小さなピッピを飼うのとは
話が違うが、細かいことは大会が終わった後に考えようという思いだった。
『・・・そこまで!バトル終了!ジュニア部門の優勝は地元コガネのアカネちゃんです!
会場の皆さま、アカネちゃんとポケモンたちに盛大な拍手をどうぞ―――っ!』
『や、やったで―――っ!ピーちゃん、それにミルちゃんも最高や―――――っ!!』
ピッピとミルタンクだけ、しかもバトルの練習も学校が終わった後に少ししかしていない、
それでもアカネは優勝した。ポケモンに関わりのない一般家庭から現れた新星の少女、
加えてコガネ生まれコガネ育ちとくれば、人気が出る要素のオンパレードだ。そこに
ポケモン協会の上層部が目をつけないわけがなかった。アカネに近づくと、
『きみはポケモンバトルの天才だ』
次々と賛辞の言葉を贈り、アカネもその気になった。初めての大会出場でいきなり
有名トレーナーの二世たちやポケモンと旅をしている素質ある子どもたちを破って
優勝してみせたのだ。自分は天才だと思うのも無理はなかった。ちょうどこの時期、
先代のコガネジムリーダーがセクハラを理由に辞任せざるを得なくなり、新たな
人材を探していたところ、アカネが鮮烈に登場した。様々な試験や手続きを省いて
彼女を新コガネジムのリーダーに、と話を持ちかけてきたのだった。
やめたほうがいい、素人がすんなりと入れる世界ではないからもっと勉強してからに
するべきだと人々は口を揃えた。しかしこの機会を逃せば試験を通る学力もコネもない
自分にチャンスは二度とない、アカネは勢いに任せて承諾し、ジムリーダーになった。
先代のジムリーダーのときからジムに常駐していたエリートトレーナーが挑戦者を
全力で退ける数日の間に対戦用のポケモンを揃えることになったアカネは最初に
ピッピと出会ったショップへ向かった。そこで見つけたピクシーは誤って月の石を
食べてしまい進化してしまったのでもう売れないだろうと店員が頭を悩ませていた。
そのピクシーはアカネのピッピの妹であり、まずはそのピクシーを購入した。
更にその下の妹、ピィもアカネは手持ちに加えた。実は三姉妹の母はこのピィの
タマゴを産んだときに事故で死亡していた。ならば姉妹を共にしておくことが最善だと
いう結論に至った。もちろん、バッジを賭けたバトルでジムリーダー側のポケモンが
一般用ショップ、加えてバトル用ではないポケモン牧場から入手したものだけで
構成されているというのは前代未聞であり、おそらく全国で彼女だけだろう。
ちなみにピーちゃん三姉妹にもそれぞれ名前を与えていた。長女ピッピに『けいこ』、
次女ピクシーに『みよこ』、三女ピィに『あいこ』という名を授けたが、あまり
人前ではそれらの名前では呼ばなかった。その理由は明らかになっていない。
アカネはポケモンの能力の見極めを行わなかった。同じ種、同じ年齢のポケモンで
あっても個体差は存在するが、彼女はナツメとフーディンが『選別』と呼び非難した
行為を一切しなかった。やがて全部で9体ポケモンを揃えたところでメンバー集めを
終わりにした。後にカビゴンを獲得するまで新たに手に入れようとはせず、100体を
超えるポケモンを管理する他のリーダーたちに比べて極端に少なかった。
『そういえば今週はちょっと忙しかったなぁ。よし、今日は休みにするか!』
それでいてポケモンのために休養日を設け、ジムを予告なくその日の朝突然に
休みにしてしまったり、また頭数が少なすぎるため相手のバッジに応じた調整も
することはするが結局バランスは悪く、コガネジムはジョウトどころかカントーを含め、
いや、全国全てのジムで最も勝つことが難しい、特に初心者に厳しいジムと呼ばれた。
エリートトレーナーたちはこの現状に耐え切れず次々とジムを去り、気がつけば
単にかわいいポケモンたちを愛するだけの『いい加減なやつら』が集まっていた。
アカネもそのトレーナーたちといい加減な態度で口を揃えていたので、彼女たちとの
関係は良好だった。しかし悪評は広まり、外部からの目は厳しくなっていった。
特にジムリーダー仲間、それも同年代であるハヤトはアカネを忌み嫌い、特別扱いを
されて苦労なく自分たちと同じ地位を手に入れ、無学であり凡庸な家庭の出であるのに
努力をしていないように見えていたアカネを初めは意識せずに、やがて意図的に
見下すようになっていた。アカネのほうも、ハヤトはもちろんツクシやイブキという
エリート中のエリートたちを最初から高慢ちきな連中だと偏見の目で見ていた。
ポケモンに関する常識や理想が全く違ううえに歩み寄ろうとせず、当然問題が起こった。
『とうとうパンクしちまった。父さんの時代から頑張っていたから仕方ないか。
診てもらったが新しく若いポケモンを用意したほうが早いって言われたから
そうすることにしたよ。そんなに長くは待てないからな』
『それは残念だね。ぼくも最近中級者相手のカイロスが調子が悪いままなんだ。
初級者用のやつを鍛えてそっちに回そうと思うんだ。確かにもう少し
頑張らせることもできそうだけどピークは過ぎているしいい潮時だと・・・』
ハヤトとツクシが互いに落ち目のポケモンについて語り合っていた。彼らはポケモンに
人並み以上に愛情を注いでいる。しかしプロであるため、時にはドライな決断を
しなければならなかった。ポケモンの処分や安楽死の決定を自ら下すのだ。
それがアカネには許せなかった。幼いときに勝てない馬たちの末路を知った時と同じ
感情に満たされ、激しい怒りを抱いて二人に近づいていった。
『やれやれ、何かと思うたらしょせんはポケモンを雑に扱う連中の悩み事かいな。
あんまりポケモンたちを部品や道具みたいに扱っとるといつかエライ目に遭うで』
『・・・クズが何か用か?悪いがおれたちはお前と違い本物のプロなんだ』
ハヤトは相手にしようともしなかった。アカネの怒りのボルテージが上がっていく。
『・・・・・・なあ、誰がクズなんや?誰のことを言うとるんや?』
『ああ?お前しかいないだろうが!お前以外に誰がいるっていうんだ!』
人差し指でさされたアカネだったが、鞄から鏡を取り出した。ハヤトたちの
すぐ近くまで来ると、それを彼らのほうに向けて、笑いながらこう言った。
『なるほどなぁ!確かに無能たちが映っとるわ!あんたが指さしとるのはあんた自身!
自分から認めるとはなかなか謙虚やないか・・・見直したわ!』
『テ、テメェ―――――っ!!』
すぐにでも大喧嘩が始まりそうなところだったが、騒ぎを知った年長の者たちが
止めに入った。シジマがハヤトとツクシをアカネから引き離し、いまだ興奮状態の
ハヤトのほうを特に問題視し、彼だけを連れて行った。
『ハヤト、まだ心身の鍛錬が足らんようだな!もう一度鍛え直してやろうじゃないか!』
『げっ!シジマさんの鍛錬・・・!い、いや・・・それは結構です。もう平気・・・』
『何を言うか、ホレ、行くぞ!そこのお前たちもわしらといっしょにどうだ、ん?』
シジマから直接新人ジムリーダーのころに指導を受けたマツバはまるで自らの
ゴーストポケモンのように気配を殺してその場から逃げた。また噂でその鍛錬の
厳しさを知っているツクシやミカンも自然な形で視線を逸らし、ハヤトが
連れられていくところを見送るだけだった。一方、アカネのもとにはカントーの
カツラと並んでジョウトの長老とされているヤナギが来た。彼はアカネを
すぐに叱りつけるのではなく、穏やかな口調でまずは彼女を褒めるのだった。
『君には賞賛すべき点がある。この場にいる誰よりもポケモンを大切にしている。
心がけていてもつい無意識のうちに道具や手駒のように考えてしまう。それは
長年のプロ意識、また生まれたときからポケモンが身近な存在であるせいで
悪い意味での慣れが根づいているためなのだろう。その点君は素晴らしい。
先ほどの争いのとき、彼らはモンスターボールに手を伸ばしたが君はまったく
そうしようとはしなかった。ポケモンを争いを解決する道具とは思っていない証だ』
『・・・まあそんなに難しくは考えてないというか・・・ジムリーダーとして、
いや、ポケモンを扱う人間として大事なのは何か、それだけのことで・・・』
説教されるものだと思っていたところからの肩透かしと、威厳ある年長の者からの
言葉とありアカネはやや緊張していたが、それが誉め言葉であることでだんだんと
表情はほぐれていった。ヤナギの顔も穏やかだったが、しかし突然それは
厳しく、氷のヤナギと呼ばれるものになっていた。
『君の『正義』は一貫している。だが覚えておきなさい。自分の信じている正義が
実は間違っているときがあるということを。物事の全てを知らずにあれこれと
結論を下すことの愚かさを。自分の正義と他者の正義は違い、どちらも正しい、
もしくはどちらも矯正すべきかもしれないものであるという真実を』
『・・・・・・・・・?』
『そして、たとえ君の正義が誰の目から見ても明らかな正義、清く真実な道で
あったとしても、それでも敗れるときがあるということ、これを知りなさい。
この世は必ずしも正義が悪を倒すとは限らない。正義のヒーローが悪党に
敗北して殺されるときもある。現実というのは理不尽で残酷なものだからな』
ヤナギはいまだよく理解できていないアカネの肩に手を置き、再び近づきやすい
優しい老人の顔に戻ると、彼女の返事を待たずに一言だけ告げて去っていった。
『君はわしらよりも長くポケモンといっしょにいられる。ま、頑張りなさい』
そのときのヤナギの言葉の意味がよくわかったのは、ちょうど今、敗北の寸前に
追い込まれたこのときだった。どれほど強い気持ちで戦いに挑もうが負けるときは
負けるのだ。自分の人生、他でもない自分が主人公であっても無敗のヒーローではない、
それを味わい知った。夢へと続く道は閉ざされたも同然だからだ。