ポケットモンスターS   作:O江原K

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第50話 シロガネ山での再会

 

スタジアムに現れた伝説のチャンピオン、レッド。そのレッドの対面に立つエリカ。

彼女の様子からして、レッドが失踪する前に二人の間には何かがあったと思われる。

沈黙を続けていたレッドだったが、ここでついにその口を開いた。

 

「久しぶりだね、エリカさん」

 

目の前にいるエリカに対してまずは語りかけた。三年ぶりに聞くその声にエリカは

感激から全身を震わせながらも、表情にはやや不満の色がある。理由はこうだった。

 

「エリカ・・・でしょう?まさか三年経ってお忘れになってしまいましたか?

 あなたがわたくしのことをエリカと親しみをこめて呼んでくださったからこそ

 わたくしもレッド様などという他人行儀な呼び方をやめたのではありませんか!」

 

レッドはそれに対しては何も答えなかった。しかし彼はどうやら意図的にエリカを

彼女の望まない形で呼んでいるようだった。その理由についても語らずにいた。

 

「エリカさん・・・それにグリーンや博士も。何も言わずにいなくなったこと、

 まずはそれを謝りたい。思っていた以上に心配と迷惑をかけていたみたいだ」

 

「いえいえ!確かにあの日・・・『沈黙の日曜日』と言われる日から今日まで

 わたくしは数えきれないほどあなたのために涙しました。あなたはまさに

 絶頂期、無敵のチャンピオンであったときに姿を消してしまったのです。

 その後はあなたの足元にも及ばない方々が王者を名乗ってはいますが・・・

 よくもあれほど恥ずかしげもなくあなたと同じ立場でいられるのか逆に

 感心してしまうほどでしたよ。図々しさにおいては彼らは文句なしの王者です」

 

レッド以降の二人のチャンピオンを取るに足らないものとして扱うエリカの言葉に

苛立ちを覚えたのは、当人であるゴールドではなくクリスタルたちだった。もし

彼女たちが客席ではなくもっとそばでこの暴言を聞いていたならば有無を言わさず

バトルが始まっていただろう。それだけエリカの発言は偏ったものであった。

 

「・・・ですがあなたはこうして元気な姿で帰ってきた、それだけでわたくしは

 じゅうぶんです。あなたがすでに亡くなったなどと言う者どももいましたが

 わたくしは信じておりました。必ず再び会えると。あなたのことです。更なる

 高みを目指し海外か、もしくはシロガネ山にいるものだと・・・」

 

するとそれを聞いたサカキが立ち上がり、エリカの推察を拍手で称えた。

 

「そう!その通りだエリカ嬢!彼は今日の朝までシロガネ山にいたのだ!そこを

 わたしがスカウトし彼はわたしたちのチームの一員となった。これはなかなか

 骨が折れたが・・・その価値は確かにあったと言えるだろう」

 

サカキが直前まで探し求めていたのはこのレッドだった。危険を冒してでもレッドに

会い、そして説得を成功させ自分のチームに入れることで対抗戦の勝利を確実な

ものとする。全てサカキの狙い通りに事は進んでいた。

 

「なるほど・・・感謝いたします、サカキさん。わたくしではあの山を登ることは

 できませんから。どのような方法を使ったかはわかりませんがレッドさんを

 連れてきていただいたのはほんとうにありがたいことです」

 

仲間を四人集める必要が生じたときからサカキはレッドをぜひメンバーに加えたいと

考えていた。彼もまたエリカと同じく、レッドがいるとするならばシロガネ山と

呼ばれる、カントーとジョウトの中間に位置するこの国最高峰の山だと睨み、

試合の始まる寸前まで粘るつもりでいた。現にサカキがレッドを見つけたのは

今日の早朝だった。少し何かが狂えば勧誘に失敗したどころか不戦敗になる

恐れもあっただけに、サカキにとっては大きな賭けに勝利したと言えた。

当然のことながら話が簡単に進むはずもなく、奇跡的な結果だった。

 

 

 

 

『フム、近頃多くの地に人の手が加えられるなかでこのシロガネは変わっていない。

 そうであれば・・・あとはこのわたしがどう変化したかを試すときが来たようだ』

 

サカキはスピアーと共にシロガネ山の洞窟の入口に立ち、躊躇うことなくその奥へ

進んでいった。この時点で彼が以前の『ロケット団ボスのサカキ』であれば

死が決まっていた。シロガネ山は人間の秘められた内面までも知っていて、

ふさわしくない者が頂上へ到達することを決して許さないという言い伝えがあった。

 

『ポケモンへの愛情が不足している者、または力なき者・・・それら愚か者は

 シロガネ山によって裁かれるという。すでにその証が転がっているようだ』

 

しばらく進むと人間の死体がいくつも転がるようになった。まだ死んで半月も経過して

いないようなもの、すでに白骨化しているもの、また損傷も様々だった。おそらく

遭難して死んだトレーナーもいれば、山に住む野生のポケモンに殺されたトレーナーも

いたようで、その荷物なども散乱していた。サカキは死体やそのそばにある荷物を

必ず一度は調べた。金目の物や食料を奪おうというのではなく、中にポケモンがいる

モンスターボールがあるかどうかを確認していた。そしてポケモンが生存していると、

サカキはそれらを放った。ほぼ全てのポケモンが、死んでいる主人には目もくれずに

どこかへと去っていくのであった。それを見てサカキは小さく笑いながら言う。

 

『・・・なるほど、こいつらはやはりただの弱小トレーナーどもだ。おそらくは

 シロガネ山に行けば並外れた力が得られると聞いてやってきたのだろうが、

 そのような野心だけは立派な者どもが制覇できるほどここは甘くない。

 真にポケモンとの信頼関係を築き、戦い抜ける強さを持つ者でなければこうして

 死ぬだけだ!どちらが足りていないとしても最深部にはたどり着けまい』

 

サカキが山の犠牲者となったトレーナーたちとは違い、順調に登り続けていられたのは

シロガネに認められた証明だった。野生のポケモンたちもサカキのスピアーの強さを

察し、むやみやたらに襲いかかってはこなかった。サカキたちが山を荒らしていないのも

理由だった。暗闇の洞窟や、場所によっては吹雪が襲う厳しい環境のシロガネで余計な

戦闘がないのは大きかった。体力を温存しつつ、目的の人物が待つ地点へ歩を進められた。

 

『・・・・・・・・・』

 

『むむ・・・このポケモンたちは・・・!』

 

ある地点に達したときからサカキとスピアーが共に違和感を覚え始めた。それまでの

野生のポケモンとは違う種類のポケモンたちが次々と姿を見せたからだ。それらは

サカキをじっと眺めていた。彼を知っているかのようだったが、特に何をする

でもなく道を開けた。この先、シロガネ山の最奥へ進むことを許可しているのだ。

そしてサカキは、死の山と呼ばれるはずのシロガネ山の最も奥深いこの場所が、

人やポケモンにとって非常に住み心地のよい楽園のような地であることに気がついた。

 

 

サカキの予想よりは順調に、何のトラブルもなくここまで来たというのに時間は

すでに対抗戦の日の早朝となっていた。それでも間に合ったのだ、悪くない。

そこにはピカチュウを肩に乗せた一人の男が立っていた。サカキの出会いたかった

少年であり、ここにいるという確実な保証はなかったにも関わらず、彼がまだ

生きていたならばここしかない、サカキの読みは的中した。自身のロケット団を

壊滅させた因縁の少年ではあるが、同時にサカキをシロガネ山に認めさせる

トレーナーに戻したきっかけを作った人物であるのだ。三年の時が経ち彼が

成長したところで見間違えるはずがなかった。彼も来客の気配に気がつき、

 

『・・・・・・・・・』

 

言葉こそ発しなかったが、厳しい視線を向けてきた。サカキは対照的に笑顔だった。

 

『ハハハ・・・しばらくぶりだな、レッドくん!最後に会ったのはトキワジムでの

 戦い以来か。表にいたのはきみのポケモンたちだな?こんな場所だというのに

 よく手入れがされている。さすがはポケモンを愛してやまないきみだ』

 

『・・・何をしに来た、サカキ。ロケット団の復讐のつもりか?』

 

『そうではない。あのとききみに解散を宣言した時点ですでにロケット団は

 わたしとは無縁になっている。ただ、きみへのリベンジが最大の目的では

 ないといえ、トレーナー同士、目が合ったらやることは一つだろう!』

 

モンスターボールを構えた。レッドもそれに応じ、バトルの態勢に入る。

 

 

『チュワアアッ!!』

 

『お前の出番は後だよ、マックイーン。地面タイプの使い手サカキが相手なんだ。

 それにもし僕たちのよく知るサカキならお前が出るまでもない。でもここまで

 無事に登ってきたというのだから・・・まずは・・・ライアン!』

 

闘争心にはやるピカチュウをなだめ、レッドは後ろにいた別のポケモンを手招きした。

ライアンと呼ばれて出てきたのはカメックスだった。これは公式の戦いではない。

よって自分のつけた愛着のあるニックネームで呼んだところで誰も咎めない。

 

『カメックスか・・・ではわたしはこいつだ・・・ダビデ!』

 

サカキが繰り出したのはニドキング。ダビデという愛称にレッドは驚いた。

 

『・・・あんたがポケモンをそんな風に呼ぶなんて。金儲けの道具じゃなかったのか』

 

『フフ・・・自分でも思い出せないくらい久々だ。きみに敗れてからずっと

 ポケモンたちと修行の日々だったおかげで原点に帰ることができた。さて、

 互いに世から姿を消した者同士、後はバトルで語ろうではないか!』

 

『ライアン!なみのりだ!』

 

レッドの指示は速かった。最初から決めていたためそれも当然だった。サカキの

使うポケモンたちはほとんど弱点が水であり、トキワジムでの最後の対決の際も

カメックスのなみのりで数体を片づけた。今回も戦法は変わらなかった。

そのため、変化していたサカキに思わぬ反撃を食らうことになってしまった。

 

『・・・ダビデ、かみなり』

 

『・・・・・・!?』

 

自分を相手にしたレッドが出してくるポケモンなどわかっていた。ならば対抗できる

技を仕込んでおくのは当然だった。多忙なロケット団のボスとして片手間にポケモンの

育成をしていたときはそれすら怠っていたサカキだ。レッドが彼を軽視したのも

無理はない。相性だけを考えたら楽勝の勝負で共に大きなダメージを負うという

結果になったとしてもレッドを責めることは酷だろう。カメックスもニドキングも

一撃で戦闘不能となったわけではないが、レッドには交代できるポケモンがたくさん

いる。サカキのほうはこの日の午後から大切な戦いが控えているのだからこれ以上

ニドキングを使うことはできない。互いに同じタイミングで交代した。

 

『戻れ、ライアン!がんばれ、デュレン!』

 

『よくやったぞダビデ・・・。あとはお前の相棒ヘドバに任せろ』

 

レッドがカメックスの代わりに選んだのはやはり水タイプのラプラス。ロケット団が

シルフカンパニー本社を占拠した際に善良な研究員から受け取ったものだった。

そしてサカキの二番手はニドクイン。『ヘドバとダビデ』としてニドキングと二体、

長年サカキの主力ポケモンであり続けた。のしかかりを主な武器としていることは

レッドも覚えている。それほど苦戦せずに倒せてしまったことも。

 

『デュレン!ハイドロポンプだ―――っ!』

 

『そんな大技・・・ヘドバ、お前なら避けられるはずだ!』

 

なみのりでは倒しきれない。ならば更なる威力を持つハイドロポンプで決着を

つけようとした。しかしサカキの信頼がここでは勝った。ニドクインは

襲い来る水をかわし、その隙に自らの身代わりを用意してみせた。

 

『・・・・・・!みがわりを!それにその体の動きは・・・』

 

『これがわたしの、いや、わたしたちの真の実力だ!修行をやり直しかつての

 キレと勝負勘を取り戻した!くらえ、じしん――――っ!』

 

『・・・・・・・・・!!』

 

このままでは身代わりを破壊しているうちに強烈な攻撃が決まってしまう。

サカキが技名を明らかにしているのだから、空を飛べるリザードンや

ドードリオに交代すべきか。だがそうすると身代わりはそのまま残る。

それにニドクインもかみなりを覚えている可能性がある。ならば今度は

ガラガラやゴローニャに・・・。いまのレッドには六体どころか100体を

超えるポケモンの選択肢がある。いくらでもパターンが用意できた。

 

ところが、そのどれを選んでも戦況はよくならない。レッドにはそれがよく

わかっている。どうやっても劣勢の沼からは簡単に抜け出せないのだ。

 

『・・・・・・・・・』

 

するとサカキは突然ニドクインを引っ込めてしまった。しかもその代わりの

ポケモンも出さない。これで勝負は終わりということだった。

 

『・・・・・・どうした?まだバトルは・・・』

 

『フフ・・・すまないがわたしは実は今日これから重要な戦いが待っている。

 こんなものでいいだろう。わたしが生まれ変わったことをきみにぜひ知って

 もらいたかったために来たのだ。続きはまた改めてやろうじゃないか』

 

レッドはその言葉を聞くと、しばらく黙った後、帽子を直しながら微かに笑った。

 

『・・・じゅうぶんわかったよ、サカキさん。短かったけれどいいバトルだった。

 あなたもあなたのポケモンたちも三年前とはまるで違う。素晴らしかった』

 

『サカキさん・・・か。自分を追い詰める相手なら敬意も払うということか。

 それとも生意気なガキだったのが少しは成長したということかな?』

 

『ふふっ、ロケット団のボスなんか最低の人間なんだからずっと年上だろうが

 呼び捨てでじゅうぶんだった。でもいまのあなたは違う、それだけだ』

 

 

二人はその場に腰かけた。サカキは辺りを見回してから言った。

 

『いい場所じゃないか。確かにこんな楽園、下で死んでいたクズ共には

 もったいない。きみ以外はここまで来られなかったのではないか?』

 

『・・・僕以降はあなたが初めてだ。ほとんどのトレーナーは途中で挫折したか

 遭難して倒れた。僕は直接手を出していない。だからこうして人と話すのも

 シロガネに籠ってからはこれが最初かな。食べ物に困ることはなかったからね』

 

『なるほど・・・ではポケモンバトルも久しぶりだったというわけか。道理で

 わたしときみの差が縮まっていると思った。世間はきみがもし生きていたなら

 どこかで更なる強さを求めて特訓を重ねていると思っているようだが・・・』

 

レッドはこの誰の邪魔も入らないシロガネ山の最奥で、ポケモンたちとただ

平穏な日々を過ごしていただけだった。ポケモンバトルとは無縁の三年間だった。

もともとの素質が優秀であるからサカキ相手にもそれなりに戦えたが、完全に

チャンピオンであったころの彼が復活するためにはまだ足りないだろう。

それでも現役の四天王やジムリーダーを倒してしまえるほどの力はあったが。

 

 

『・・・聞かないのか?どうして全てを捨ててこんな所に来たのか、それに

 いつまでも山を下りようとしないのかを』

 

『興味はある。しかしそれはきみの胸の内に秘めておくといい。わたしもこの歳で

 ポケモンの修行のためと言って巨大な組織もトキワジムも捨てていなくなった男だ。

 きみに説教したり咎めたりできる立派な大人ではないからな。言いっこなしだ』

 

『そうか・・・じゃあ僕のところに来たのもその修行の一環だったと?』

 

ここでサカキは一週間ほど前の新聞や写真をレッドに見せた。三年間でそれほど

世が移り変わったかを教える目的ではない。つい先日起きた事件を知らせるためだ。

 

『・・・・・・!これは・・・!』

 

『わたしたちのカントー、しかもポケモン界を震撼させる騒動が起きた。この五人の

 女どもが犯人なのだが、主犯であり特に厄介であるのはナツメだ。やつとその

 ポケモンたちは殺人者であり、今後更なる審判と粛清を宣言している。わたしも

 最初は動かないつもりでいたが・・・そうも言っていられない状況になった。

 そこで・・・だ。きみと手を組みたい。きみがまだバトルを楽しんでいるのは

 よくわかった。わたしたちとやつらの反乱を鎮圧してもらいたいのだ!』

 

レッドはしばらく返事をしないままサカキの持ってきた写真を見続けていた。

 

『・・・・・・・・・・・・』

 

『断る、という顔ではないようだが・・・その五人のなかで気になる女がいるのか?

 対戦相手は直前にならないとわからないという趣向だが、きみであれば誰が

 相手でもほぼ勝てる。ナツメとやつのフーディンは手強いが、カンナとエリカは

 きみが勝っている相手であるしカリンという女もまあ問題ないだろう。もう一人

 きみの知らないトレーナーがいるが、このアカネは論外。ただの人数合わせだ』

 

『・・・・・・・・・・・・』

 

沈黙を続けるレッド。タイムリミットを考えるともうそろそろ山を後にしなければ

ならないサカキはレッドに決断を迫る必要があった。しかしサカキが意思を問う前に

レッドは立ち上がり、しばらく使っていなかったモンスターボールを取り出し五体の

ポケモンを選抜してボールの中に入れた。もちろんエースのピカチュウもいるが、

スピアーと同じくモンスターボールを嫌うためレッドの肩にしがみついていた。

 

 

『・・・僕も行こう。少し準備をしたいけれど間に合うかな?』

 

『ああ。長い山生活の割には服も体も清潔だが・・・久々の大観衆の前での

 晴れ舞台だからな。伝説の少年の復活だ、いくらでも待とうじゃないか』

 

 

 

 

再び時間は現在に戻る。レッドとエリカの会話はいまだ途切れなかった。

 

「僕は写真を見て驚いた。まさかエリカさん、あなたがこんな騒動の中心人物の

 一人だったのだから。ポケモンマスターと呼ばれるような存在を目指すために

 メンバーに加わったらしいけれど・・・それは本当かい?』

 

「・・・まさか!ポケモンマスターという称号がふさわしいのはレッドさん、あなた

 以外にいませんよ!そちらのサカキさんやゴールドさんがどれだけ帝王や覇王と

 称えられたところであなたに比べたら何者でもありません。ただ、ポケモンを

 愛するがゆえに遥かなる高みを目指したあなたに会うためにはわたくしも

 あなたの満足するような実力がなければならないとは思いましたけれども」

 

エリカは両手を広げて、この戦いに参加した真の目的を大きな声で言った。

 

「わたくしの望みはすでに叶っています!あなたとこうして再び顔を合わせ

 お話しすること、それが願いでした!こんな大騒ぎになればきっとあなたは

 戻ってこられる。そのとき最も近い場所であなたをお迎えしたかったのです!」

 

「・・・・・・へ?そ、それだけ?あんた、たったそれだけのために?」

 

間の抜けた声でアカネが確認するように尋ね、もう一度エリカの説明を求めた。

 

「ええ。問題がおありですか?わたくしはそのためにあなたたちのような者の

 仲間となったのです。己の野望のためならば何でも行う、下劣極まりない

 どうしようもない連中の仲間に。もうおわかりでしょう!わたくしの生きる

 理由は愛するレッドさん、この方以外にないのですよ!」


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