ポケットモンスターS   作:O江原K

55 / 148
第55話 恋の始まり

レッドがタマムシジムでエリカからマンツーマンの指導を受けて二週間以上が過ぎた。

ジムリーダーがたった一人のトレーナーを相手にするには異例の期間だ。しかも

このときはまだエリカはレッドにそこまで恋愛感情を抱いていない。純粋に

レッドの目覚めていない素質を見抜き、花を咲かせようとしていたのだ。

普通の人間とは違うと思ってはいたが、異性として意識するほどではない。

だがその目は正しく、適切な教えを与えられたことで彼は急速に成長を遂げていた。

 

『・・・どうですか、ご自身でも実感があるのでは?ポケモンとの絆が深まり、

 それによりバトルにも明らかによい影響が及んでいることは』

 

『ええ。ところで話は変わるんですが、エリカさんに聞きたいことがあるんです。

 この街は他の街以上にロケット団がうろついているように見えます。やつらの

 アジトがゲームコーナーの地下にあるという噂も聞いていて・・・』

 

このときレッドは遠回しに、なぜ大都市タマムシシティでも特に権力を持つ

エリカがロケット団を野放しにしているのか、そう尋ねていたのだ。街では

昔からの有力な一族であるエリカの家と新興勢力ロケット団が何らかの形で

手を結んでいるのではないかと噂する者たちがいた。ロケット団がタマムシで

何の気兼ねもなく大暴れできるのはそのためだと密かに論じ合っていた。

 

『レッド様、まさかあなたもそのような方々と同じ考えをお持ちなのですか?』

 

レッドは慌てて首を横に振る。自分にここまで優しくしてくれるエリカが裏で

ロケット団のようなマフィアと組んでいるはずはないと信じている。彼らは

ポケモンを金儲けのために利用し、奪い、殺すことも平然と行う腐り切った集団だ。

だがエリカが現状を見て見ぬふりをしている、それは否定できなかった。

そのレッドの思いをエリカは全て見通していた。たった二週間程度共に訓練に

励んでいただけなのに、なぜか二人は相手の気持ちを察し理解できていた。

 

『・・・なぜわたくしが彼らの暴挙を止めないか、ですか。答えは簡単です。

 所詮わたくしには関係のない話だからです。彼らがいくら悪事に励もうが

 わたくしに害は及ばないからです。わたくしの大事な人たちにも。

 もしそれが限度を超えようとしても動くべきはわたくしではなく警察です。

 いかに街の治安や平和を守る役目も担うジムリーダーであったとしても

 そこまでしていては体と命がいくつあったとしても足りませんからね』

 

エリカの答えは冷淡ではあるが多くの人間の考えていることとそう変わらないだろう。

自分が被害に遭う恐れがなければどんな卑劣な悪事も危険な暗躍も他人事だ。それを

正す必要があっても自分がどうにかする義務はない。他の者に任せたらよいのだ。

当たり前の返答であったのだが、正義感に燃えるレッドは立ち上がり、ポケモンたちを

連れてどこかへ向かおうとしていた。まだ今日の訓練は終わりではないというのに。

 

 

『・・・・・・』

 

『レッド様、どちらへ?まさかゲームコーナーに行かれるわけではありませんね?』

 

そのまさかだ、とレッドは目で語っていた。さすがのエリカも慌てて彼を引き留める。

 

『あなたがなぜそうする必要があるのですか。あなたはこの街の人間ではないでしょう。

 知り合いだっていないと言われていたではありませんか。これまであなたはその旅の

 途中でロケット団員を倒してきたそうですが、アジトとなると多勢に無勢です。

 まず捕らえられ、ポケモンたちだけではなくあなたも殺害されてしまいますよ』

 

レッドは立ち止まった。しかし説得に応じたからではない。決意表明をするためだ。

 

『僕には理由がある。あいつらのやっていることが許せない、それはもちろん

 だけど、もう一つ、この街からロケット団を追い出さなくちゃいけない理由が』

 

『・・・?いったいそれは・・・』

 

『・・・エリカさん、あなたは僕にとって大事な人だからだ』

 

『・・・・・・!!』

 

ロケット団がタマムシシティを拠点として悪事を続けることでエリカの悪評が

広まってしまう、それだけでもレッドは我慢ならなかった。エリカの身体、

ジムや家、ポケモンたちが傷つくことのみならず、その名が汚されるのが

レッドには許し難い。アジトを壊滅させるべく、一人ゲームコーナーへ乗り込んだ。

 

 

 

『ぐ、ぐぐ―――っ、そんなバカな―――っ!』

 

『・・・・・・・・・』

 

レッドはアジトの最深部にいたロケット団のボスをポケモンバトルで下した。

そのボスとはもちろんサカキだが、彼は自らの忠実なしもべしかいない地下で

あっても変装し偽名を用いることで、正体を隠していた。本来の彼であれば

少し力を出せばこの時点でのレッド相手にバトルで負けるはずはないし、

敗れたとしても情けない声を発するはずもない。全ては演技だった。しかし

レッドの素質とポケモンへの愛情をエリカと同じくすぐに見抜き、これは

順調にいけばとてつもないトレーナーになるという確信があった。

 

『・・・きみはとても大切にポケモンを育てているようだ。いいだろう、

 我々はここから退こう。いずれ手加減や制約なしで再びきみと戦いたいものだ』

 

負けたらタマムシから出て行けというバトルを始める前のレッドとの約束を

サカキは果たそうとし、撤収しようとした。ところが、突然目の前の少年が

小さく呻くとその場に両膝をついていた。その首には針が刺さっていた。

 

『ボス、何でそんなガキとの約束なんか守る必要があるんですか』

 

『どうです!ポケモンのしびれごなを利用してみたんですぜ!ポケモンさえ

 使えなきゃただの無力なガキだ、とっとと殺して海にでも捨てちまいましょう』

 

数人の下っ端団員たちがヘラヘラと笑いながら近づいてきていた。たいていの

団員はバトルで敗れると大人しく引き下がる者たちだったが、中には武器を用いて

目的を果たそうとするどうしようもない輩がいた。背後から不意を突かれたことで

アジトでの長い戦いで疲弊していたポケモンたちも対処できず、絶体絶命だった。

 

ところが、レッドに刃物を向けた団員たちがそのとき、一人残らず倒れた。彼らは

例外なく苦しみ悶え始め、ごろごろと床を転がり悶絶する者もいれば激しい嘔吐に

襲われる者も、すでに気を失ったのかそれとも死んだのか、動かなくなった者もいた。

彼らを攻撃した犯人は、レッドは当然、サカキもよく知るタマムシジムリーダーだった。

 

『・・・ふう。危ないところでした、レッド様。ですがもう安心です、じきに警察が

 わたくしの後に続いて一斉に突入する運びになっています』

 

ゆっくりと歩いてくるエリカの隣にはラフレシアがいた。どくのこなを使っていた。

 

『・・・エ、エリカさん・・・・・・』

 

『ほう、まさかあなたほどの方がこのような場所に来るとは予想外だった。しかし

 タマムシ警察はすでに金とスキャンダルで買収済みのはずだったが・・・?』

 

『あなたたちとは違いわたくしの家はずっと昔からタマムシシティの支配者です。

 この街はわたくしの庭なのですよ?さて、あなたがロケット団のボスですか。

 すぐにこのアジト、いえタマムシから去ることを勧めますよ。ゲームコーナーの

 支配人やそこで転がっている者ども数人の命であなたは助かるのですから

 文句はないでしょう。こうして話している間にも猶予はなくなっていきますが?』

 

『・・・・・・・・・』

 

サカキは何も答えず、あらかじめこのような緊急事態に備えて用意していた不思議な

方法を用いて瞬時のうちに姿を消した。安全が保障され、エリカはレッドに駆け寄った。

 

 

『・・・レッド様、あなたの活躍、とてもお見事で素晴らしかったです。どうやら

 すでにわたくしが教えることなど何もないと言えるでしょう』

 

『そ、それは・・・どうもありがとう。でも・・・エリカさん、あなたが助けて

 くれなかったら僕は殺されていた。どうして来てくれたんですか?』

 

エリカに外傷はなかったが、ここまで来るのにやはり戦闘や激しい動きは避けて

通れなかったようで、高級な着物はあらゆる箇所で裂け、破れていた。だが

彼女にとっては些細な話だ。床に座ると、倒れるレッドの頭を自らの膝に乗せた。

 

『・・・・・・わたくしにとってあなたが大切な人だからです』

 

 

その日を境に二人の関係は大きく変化していった。より親密に、深いものに。

 

 

 

 

モンジャラによるしめつける攻撃が続く。普通のポケモンがこの技を使っても

ここまで相手の自由を奪うことはできないだろう。いかにエリカが鍛えに鍛えたか、

他の技の精度を無視してしめつける一本に絞ってきたかがよくわかった。

 

「・・・異常だな。予期せぬ展開になってきた」

 

「それはモンジャラのことか?それともエリカさんのことか?」

 

息を荒くしながらピカチュウを締めるモンジャラ、それをまるで自分とレッドの

ようだと笑みを浮かべながら語るエリカ。アカネとナツメは小声で話し始めた。

 

「・・・なあナツメ。とっても言いづらいことやけど・・・ありゃあどう見ても

 ストーカーやろ。エリカが美人で評判もエエからそう思えんだけで・・・

 同じことをオッサンがやったら気持ち悪くてかなわんで」

 

「確かにあの執着は・・・そうかもしれないな。エリカのおかげでチャンピオンに

 なれたとレッドは語っていた。それなのに自分を捨てたレッドに対して怒るなら

 ともかくだいぶ拗れてしまったようだな。痛々しいことこの上ないな」

 

「あれじゃ恋する乙女と呼ぶのもしんどいわなぁ。もしかするとあのレッドが

 シロガネ山に籠ってたわけはエリカから逃げるためやったとか!」

 

「あはは、案外当たってるかもな!わたしがレッドでもそうする。好きでもない女に

 恩着せがましく迫られたら逃げたくもなる・・・」

 

二人は談笑を中止せざるを得なかった。控え席からそこそこ離れたフィールドに

いるエリカが二人のほうをじ―――っと見つめていたからだ。思わずアカネは

ナツメに抱きついた。恐怖のあまり気がついたらしがみついていた。

耳に届くはずのない小さな声で話していたというのにあの目つきは・・・。

 

「・・・こ、怖すぎやろ・・・!まさかエリカもエスパーだったとか・・・」

 

「いや、違う・・・はずだ。あれは勘だろう。しかし余計なことは口に出せないな」

 

 

エリカのレッドを想う気持ちは想像を遥かに超えており、もうむやみに触れないほうが

いいだろうと静観を考えたナツメだったが、エリカの一方的で過剰な愛情であるならば

おかしいと思える点がいくつかあり、アカネと共に考えを整理することにした。

 

「だが・・・もしほんとうにただのストーカーみたいなものだとしたらレッドは

 もっと拒絶しているはずだ。この場に出てくることもなかっただろう。アカネ、

 あなたもテレビやラジオに出るような特に人気の有名人なら経験があるのでは?

 変な男がしつこくついてくるとか・・・わたしはこれまで一度もないがな」

 

「うちもないけどジムにいる美人な大人の姉ちゃんが痩せた理科系の男にけっこう

 長いこと迫られてたことはあったなぁ。確かにそんなのは一切相手にせんか

 酷いときは警察に任せる。自分から近づこうなんて絶対せんやろ」

 

「ああ。それが普通だ。なのにあのレッドはエリカを退けはしたものの会話や

 バトルを通して接することは拒否していない。しかも昔は親密であったかの

 ようなことも言っていた。レッドとエリカの過去や因縁など何一つ興味は

 ないが、その内容次第ではバトルに多少影響があるかもな、と思ってな」

 

ナツメはあと一押し足りずに結論に至ることができない。ここで恋愛話に関しては

自分が師匠だと名乗り出ていたアカネがその答えを導き出した。

 

「むむむ・・・わかったで。あの二人は昔恋人同士やった!せやけどいきなり

 レッドが別れよう言うた、でもエリカが許さんからレッドは山へ逃げた。

 どや、うちの推察は・・・エリカ、どうせ聞こえてるんやろ!」

 

するとエリカはアカネに向かって数回拍手した。しかしあくまで僅かな回数だ。

 

「思っていたよりも冴えているようですねアカネ!ですが最初だけです、正解は。

 わたくしとレッドさんはお付き合いをしておりました。ですがこの方は

 一言もなくわたくしのもとからいなくなってしまったのです。つい先ほど

 そのような言葉を言われるまではね。ですからわたくしの中ではレッドさんから

 しっかりとした説明をされるまでは関係は続いていると思っているのですよ」

 

「何を言ってもあなたが納得するわけがないからレッドは逃げたんだろう。

 チャンピオンにまでなったんだ、女には困らんはずだ。そのくらいわからんのか!」

 

煽るようにして笑いながらナツメは言った。ところがそれを見たエリカのほうが

逆に自身を罵る女を嘲笑うかのような、いや、哀れに感じていると表現するほうが

ふさわしい顔になっていた。ナツメがまるで的違いな発言をしていると言いたげに。

 

 

「・・・うふふ・・・ナツメ、ついでにアカネも。あなたたちこそ惨めです。

 真に人を愛したことがないからわたくしの気持ちがわからずにいる。愛や恋、

 いまだそれらを知らない方々がわたくしたちについて語るのは無駄なことです」

 

「・・・・・・はぁ?」 「あ―――?」

 

「ですから教えてあげましょう、わたくしがいかにレッドさんによって満たされ、

 そして救われたか。自分のことが誰よりも何よりも好きで他人への心からの愛を

 抱いたことのないお二人にはそこからお話ししなければならないでしょう」

 

二人を恋愛事に関して無知であると断言し、モンジャラがいまだしめつける攻撃で

ピカチュウを拘束しているので話をしても問題はないということか、バトル中で

ありながらエリカは本気で語るつもりらしい。レッドへの愛情という内容であれば

彼に対して聞かせる意味もあるのだろう。バトルの行方を完全に無視しているわけでは

ないが、目を閉じて思い出すようにして話を始めた。

 

 

「わたくしがどのような者であるかはもうご存知でしょう。タマムシシティでも

 一番と言っていいほどの伝統、それに財力と権力を持つ家の一人娘として生まれ、

 今日まで何不自由なく生きて参りました。幼いころからポケモンに関する事柄を

 含め、あらゆる高等教育を受けて教養を得ることができました」

 

「おっ、なんやなんや、いきなり自慢話からスタートかい。コガネの貧乏一家育ちの

うちへの当てつけかぁ?別に羨ましくなんか・・・いや、ちょっとは・・・」

 

「そうですか?わたくしはあなたが羨ましいです、アカネ。あなたはご自分の

 意思でポケモントレーナーとなり、ジムリーダーになった。わたくしは違います。

 全てが誕生したときから決められていたのです。何歳になったらトレーナーとしての

 備えを学び始めるか、いつになったらタマムシジムリーダーとなり、そしてこの先

 あと数年もしないうちに引退することまで定まっているのですよ。不自由はない、と

 言いましたが自由も非常に制限されている、こんな人生をあなたは望んでいますか?」

 

うーん、とアカネは手をあごに当てて考え始めた。確かにエリカは幼いころから自分の

数倍以上贅沢な生活をしているだろう。しかし求められていることもそのぶん膨大で、

そのストレスやプレッシャーに果たして耐えられたかどうか・・・。

 

「うふふ、いま話の要点はそこではないのですからそんなに悩まないでくださいよ。

 わたくしについて少し知っておいてほしかっただけです。ですから引退後二年で

 婚約することも、その一年後に正式に結婚し早めに跡継ぎを産むこともすでに

 決定しています。せいぜい死ぬ日くらいですかね、予定されていないのは」

 

この言葉にレッドの表情が曇ったが、皆エリカに注目していたため誰もそれに

気がつかなかった。エリカは話を続けた。

 

「わたくしは自らの境遇を幸とも不幸とも思いません。ですが全てが決まっていると

 思うとどうにも感情が動かないもので、心から喜んだり憤ったりなんてことは

 皆無に近かったです。バトルをして勝ったり負けたりしたところでその結果以上を

 得ることなどありませんでした。わたくしの笑顔が可憐な花のようだとおっしゃる方も

 いますが、作り物の笑顔が花であるならわたくしは偽の花、造花のような存在!」

 

エリカは己の境遇を語る。何事にも動じずおしとやかであるとされていたのは、実は

そのような背景があったからだったとわかり、場内はどよめく。そんななかで、

 

「・・・自分のことをキレイな花に例えるのは否定せんのか・・・」

 

「何だかんだで自分は美人だと言いたいだけのようだな」

 

アカネとナツメは相変わらずだった。この二人に対して話し始めたはずだったが、

彼女たちを相手にすることなくエリカは話の本題に入った。愛する男について

語るときのその目は輝いていた。いよいよ視線も完全にレッドに向かっていた。

 

「大都市タマムシでポケモンリーグ公認のジムリーダーを務め、ちょうどいい割合で

 バッジを渡す。トレーナーの指導もジムの花の世話も怠らず、誰からも尊敬される。

 そして背後には名家の力を持ち、そんなわたくしがたとえ間違ったことをしていても

 それを批判し正そうとする者がいるでしょうか・・・いや、誰もいません!わたくしが

 行うことこそ正義、述べる言葉こそ真理。一見華やかな日々も、実際には造花のような

 暗く冷たい、光なきところに一人でいるような感覚でした」

 

「・・・・・・」

 

「ですがそんなある日・・・一人の少年がわたくしの前に現れました。彼を凡庸な

 どこにでもいる者に過ぎないと周りの人間は口を揃えました。なるほど、ただ

 その顔や背丈だけを見るならばそう言えるでしょう。ですがわたくしには

 わかりました。この方はわたくしとは真逆の存在だと。無口で派手さはない、

 なのにその内面は燃え滾るほどの情熱と溢れんばかりの才能に満たされている。

 わたくしは興味が湧き、しばらく共にいようとやや強引にその方を引き留めました」

 

噛みしめるようにして語られる言葉を聞き、レッドも出会いのときを思い出している。

フィールドで強力なしめつけを続けるモンジャラ、そこからどうにか脱出しようと

もがくピカチュウも、決して忘れられない日の記憶が脳内を巡っていた。

 

「そしてその方・・・レッドさんが特別だったのはわたくしに対し物怖じせずに

 ほんとうの正義を教えてくださったことです!ロケット団の地下施設にただ一人

 乗り込んでいくなど、生半可な勇気やポケモンへの愛情ではとても不可能です!」

 

 

レッドがロケット団を倒したという結果ではなく、巨悪に立ち向かっていった

勇敢さにエリカは惹かれていた。エリカは初めてそんな人間と出会ったのだ。自分の

提案や意見を退け、逆に何が正しいのかを行動で教えてくれるような者は。

 

「わたくしはそのとき眩しい光に照らされたようでした。これが本物の暖かい日光、

 太陽からの恵みなのだと心が晴れやかになっていくのを感じました。わたくしに

 とってこの方は生きていくために必要な太陽、力強く熱を放つファイアレッドだと!」


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。