みほとまほ 山を歩く   作:極限環境微生物

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北海道胆振東部地震の影響でいまだ停電中です。震度4の縦揺れを初めて経験しました。これ震度5.6だと本当に怖いだろうな…。
胆振地方や札幌方面は未だ復旧の目処がたってないとか。被災された方はどうか無事でいますように。

そして今日もお気に入りに追加、また評価までしてくださって……!本当にありがとうございます!誰かが呼んでくれていると言う事実だけで救われます。
このお話が私の救いであるように、みなさまのみほまほ愛の助くになれば幸いです。


第5話

 私は夜の山は嫌いではなかった。虫達の合唱に風で揺れる草木の乾いた擦過音、そこに鳥の声が加わる。場所によっては上流の川や滝の力強い音の波も聞こえる。

 つまり、耳に優しい雑音が集まり賑やかなの。そこまで人付き合いの上手ではない姉には意外と落ち着くのではないだろうか。

 ごめんなさい、私も落ち着きます。

 

 ちなみに夏山だけど、実は街の中よりも夜はずっと涼しかったりする。

 海抜0mから標高が100m高くなると気温は約0.6℃下がる。1000m高くなると約6.5℃下がることになる。ここは標高が1600mほどだから、街中よりも10度は気温が低い。

 更に言えば、金属やアスファルトみたいに太陽の熱を保持する物質が少ないため、体感的には春の日中程度の暖かさかな。

 つまり、湿気さえなければ快適な気温になる。この時期は梅雨明けでも少し蒸すよね。

 

 

 

 もう外は暗くなっている。個別でテントがあるのに、今はお姉ちゃんのテントで水を飲んで寛いでいた。

 この訓練は災害時の対策もあってか、二人とも2〜3人用のテントを持って歩く。これがまた重いの。

 

 二人で1日の汚れを落とすためにお互いの髪をブラッシングして汚れを浮かせる。そしてドライシャンプーを自分の頭皮に塗り込み、洗浄したら乾いたタオルでふき取る。すっきりー。

 

 私たちはジェルタイプを好んで使う。成分としてはアルコールとメントールが入っているが、そこにミントの香りが入る製品の方がなんとなくすっきりする。ジェルは他のよりも香りが強い気がしたのでこれを用いることにした。

  お湯で流すシャンプーみたいに髪の毛の油脂は落ちないんだけどね。

 

 

 そして汗拭きシートも欠かさない。お姉ちゃんはメンズ用のボディシートでガシガシ拭き取る。これもメントールが入っているので使用後は涼しいらしく気持ち良さそうだ。

 私は肌が敏感だから、からだふきシートという低刺激のもの愛用する。二人とも下着の中にも丁寧に手を入れ後から気持ち悪くならないように全身をくまなく清潔にする。

 

 そうしたら寝るときはノーブラで化学繊維のサラッとしたTシャツと短パンに着替える。下は汗蒸れしないインナーを着ているからね!

 

 

 

 さぁ、私にとってはお待ちかねの時間。お姉ちゃんはが絆創膏を剥がすようだ。

 肌が引っ張られ痛いのかゆっくりと剥がしていく。だんだんと見えてくる蒸れたことでぷっくりとした白くふやけた肌。噛み跡はしっかりとふさがっており、そこもボディーシートでしっかり拭く。

 

「お姉ちゃん、お願いがあるの」我慢できない。返事を待たずに続ける「ちょっと触っていい?」

 

「もう傷も塞がってるからいいけど」

 そんな珍しいかなぁと言った表情。私は勢いよく抱きついて押し倒した。

 

「えっ。……どうしたの、みほ、暑いよ」

 

「ちょっと触るだけだもん」

 

 ぎゅうううっと抱きしめた。私分かってるよ。化繊のシャツに顔をうずめてるからそんなに暑くないでしょ。

「私ね、お姉ちゃんが傷の手当てをしている時に、ボコの姿を思い浮かべちゃったんだ」

 

 人に抱きつくのは気持ちいい。抱きつかれるのはもっと気持ちいい。安心する。お姉ちゃんもそうだといいな。

 私は何でもないようにくっついて、何でもないように実る乳房の先をめがけて息を多めに吐きながら喋る。

 

「みっ……みほ。暑いから普通に話そう」

 

 冷静を装うけど、声色から察するに表情は下唇をかみしめるような切ない顔になってるんだろうな。

 

「ううん。私が安心するから。お願い、このまま。……続けるね? あんまり想像は出来ないけど、お姉ちゃんがもしも、どうしようもないような絶望的な状況になったとします」

 

 お姉ちゃんは私の話を聞きながら、呼吸は整わない様子。細かくふっ、ふっ。と音が聴こえる。

 

「そんな時でも、絶対にお姉ちゃんは諦めたりしない。逃げずに立ち向かって、必ずそんな状況を覆す力がある。今までだって私から見ればそうだったの」

 

「っ! ふっ……くぅっ……」

 お姉ちゃんの体がハネる。あーしまった。唇が先っぽを擦って当たってしまった。

 スイッチが入ったみたいで、山のてっぺんの方に喋り掛けるだけで体がハネるようになってしまった。

 もう! お姉ちゃんが時々、私のことを弱々しく引き離そうと抵抗するから。

 私は気付かないふりをして続けるけど。

 

「もしもお姉ちゃんがボコだったら、ボコも救われるのにって思っちゃったんだ。別にボコが目的を達成できないから苦しんでるって訳ではないけど」

 

 女の子なら誰だって知ってる。化学繊維の上から乳首を触られると気持ちいいってこと。

 もし軽く引っ掻くように刺激されると信じられないくらい気持ちいいってこと。……やってあげないけど。

 

「だからね、帰ったらお姉ちゃんにはボコになってもらいます! 決めました!」

 

 胸から顔を離さないで見上げると、思った通りの表情をしたお姉ちゃんがいる。

 

「う……うん?」

 

「絶対だからね! いま約束したからね」

 

 私はここで、いたずらっぽく笑って体を離した。これで私のセクハラによるお昼の仕返し(逆恨み?)は終わり。

 お姉ちゃんは私の意図には気付かず悶々とした夜を過ごせばいい。もし自分ひとりで致そうとしたら、また偶然を装って勝手にテントに入ってやるぜ。

 

 

 それじゃあ明日は予定通りにね。そう言ってテントから出て行く。

 気恥ずかしそうに見送るお姉ちゃんの顔は完全にメスになっていた。ちょろいなぁ。

 

 

 

 いつもより寝返りの音の回数が多く落ち着かない様子だったけど、しばらくすると大人しくなり寝息が聞こえて来た。ちっ。

 さすがお姉ちゃん。自制心が強い。

 

 私も寝よう。そう思う前から寝袋(シュラフ)の上でうつらうつらと意識が途切れていく。明日はちゃんと自分で起きないと。

 

 

 人の声はなく、聞こえても何も考える必要のない雑音で頭を満たしてくれる賑やかな夜。一日の疲労も相まって、今夜はよく眠れる。

 消えゆく意識の中で、虫達や草木の合唱に混じりどこかで犬の遠吠えが聞こえた気がした。




ちょいエロ回です。ごめんなさい。電気もなく電波もなくても、えろいことを考えることだけはやめられないんだ…。

私が大学生の時、イケてるメンズとギャルのグループの近くに座った時に盗み聞きした中で今でも大好きな話があるので紹介します。

登場人物は清潔感のある可愛い女の子と、派手目な服装をしているギャル。
二人でお酒を飲んでて終電を逃した時に、その時のテンションでラブホテルに泊まることになって、二人でキャッキャしながら部屋を探したそうです。しかも恋人という設定で。(ここすき)
二人は恋人なので、一緒にお風呂に入ることにしたそうなんですが、なんでか分からないけど洗いっこをして楽しんだそうです。(ここすき)
そしてなんでか分からないけど、洗いっこの最中にお互いの片方の乳首が擦りあってしまったんですって。(ここめちゃすき)
その瞬間に二人ともぎゃあーって叫んだらしいんですが、まさかの派手目のギャルの方が恥ずかしくなってお胸を隠してしゃがみ込んでしまったとか。(ここめっちゃすき絶対百合の才能ある)
実は話し手は清潔感のある女の子だけで、ギャルはその場にいるのにずっと黙っていました。(ここ狂おしいほどすき)

それからはそそくさと自分で体を洗ってお風呂を出て、おやすみーと眠ったそうです。

その話を聞いてイケてるメンズ達は俺も呼んでくれれば良かったのにー。とか、今度みんなで行こうよ。とか同人誌の百合カップルにちょっかいかけるクソみたいなキャラクターと同じセリフを吐いていて気持ち悪かったのも印象に残ってます。

いやー百合って良いですよね。男同士で風呂入ってちんちんが擦れ合ってもくすぐったいとしか思いませんでしたし。
もしみなさまも好きな百合エピソードがあればぜひ教えてください。私を救ってください。
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